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喰児様…貴方が…食った…のですか…?
[いつの夜だったか、大きな掌で頭を撫ぜられたこと思い出し。胸がつん、と痛むけど]
いえ、何も申し上げませぬ。
これが、僕らの仕事ですゆえ。
喰児様と翠の御方が満足なら、それでよろしいのでしょう。
[『恋路』の言葉と共に顔を紅葉に染め上げて]
何を…今更、からかうおつもりですか!?
恋路……
左様、ですか……。
[ぽつりと呟き、司棋をじぃと見つめる。]
いえ……
司棋さ……いえ、司棋はわたくしを殺さぬと申しておりましたが、果たしてもう御一方の狩人様は如何なものかと思って居りましてね……
そうですか………。
[紅を失くした遥月の視線は、常盤の蝶をとらえて揺れる。]
嗚呼、有塵の兄さんの桜も綺麗だったヨゥ。
喰児は誰ぞ本懐遂げたってェ謂ってたけどネェ。
有塵の兄さんの事だったンか判らないけどさァ。
喰児も最期に好い顔してヨゥ。
[司棋の顔見て浮かぶ笑みは柔らか]
其ンな顔おしじゃないヨゥ。
逝くンは寂しいばかりじゃないさァ。
[問いにひとつ頷いて髑髏を頬に寄せ]
嗚呼、全部喰ったヨゥ。
アタシも喰児も是で好いのさァ。
[頬染める様子にコロコロと笑って]
嗚呼、もうからかわないから安心おしヨゥ。
そろそろ往かないとだろゥ?
喰児様………
嗚呼、あの時にあんなに……童のように笑んでいらっしゃったのは、常盤様との「鬼ごっこ」が……
嗚呼……そうですか……。
[何かを思い出したように笑み、先ほど喰児が居た場所に視線をやった。]
司棋の兄さんは優しくて良い子だけど手がかかるからネェ。
お守役が居れば安心だヨゥ。
[紅無き遥月の眼差しを受け]
[黒き蝶の奥で漆黒が揺れる]
[白い手は蝶をなぞり瞬いて]
喰児を喰ったからもう鬼ごっこは満足したヨゥ。
ただ、結界解いて蝶を如何にかしないとアタシァ帰れないからネェ。
[暫し翠の言葉、目に涙を溜めつつ聞いていたけれど、そろそろ時間と思い立ち、涙をぬぐい、頷いて]
はい、取り急ぎ、為すことは為しましょう。
[遥月へ振り向き一言問い]
遥月…はどうする?これは僕らの仕事だから。
遥月にやることがあるなら、どうぞそっちに行ってきて?
往く……どちらへ?
喰児様は、常盤様が討たれた。
有塵様は枯れて消えた。
白水様は何処へと消え、気配は無く……
わたくしを狩るおつもりも無いとなると。
……残るは……。
…そうかィ、喰児は笑ってたンだネェ。
[遥月の視線を追い其処を見詰める眼差しは優しい]
[すぃと髑髏へ視線を落とし額辺りにひとつ口接ける]
残るは……主。
[視線を落とし、しばし逡巡した後、言葉を紡ぐ。]
………わかりました。
どうぞ、お往き下さい。
司棋。
……今から、わたくしの「主」が消え往きます。
わたくしに掛かった、ヒトの形の呪いが解け……わたくしの姿は、元に戻りましょう。
司棋……
わたくしがたとえ、どのような醜い姿に為ったとしても……決して驚かれないよう……
ええ……常盤様。
あの方の、あの時の笑みは、わたくしが見た中で一番幸せそうな笑みで御座いました……。
わたくしの理解を超える話では御座いますが……きっと、喰児様は幸せでしょうねぇ……。
[喰児の額に口づける常盤を見て、優しげな笑みを浮かべた。]
あ…。
[主の結界が消えることは呪いも解けること。言葉をつむぐ遥月へ、不安そうな目を向け。抱きしめたい衝動は、真理の前でもあり、懸命に押さえ]
…大丈夫。
「遥月」でいてくれるなら、どんな姿でも、僕は大丈夫。
[懸命に、笑顔で応えるけども、握り締める手は震えていたか]
主の憑代(よりしろ)たる狐さえ狩りゃ主も鎮まるさァ。
[愛おしげに髑髏を撫ぜ]
[遥月の優しげな笑み見]
[ふわりと柔らかに笑むか]
喰児の幸せが何かは判らぬが、アタシァ幸せだヨゥ。
だからこの身でひとつになった喰児も幸せさァ。
そう謂やァ遥月の兄さんは呪いで人に成ってるンだったネェ。
赤鬼さんは呪い解けたらどンな姿だったンだかネェ。
[髑髏を見詰め楽しそうにそう謂って]
なンなら一足先に向かうから司棋の兄さんは後から来るかえ?
夜斗さえ連れて往きゃ狐さんざァ一瞬だろうさァ。
たとえわたくしが、
蝶に成り、あの空へ飛び立とうとも…
虫けらに成り、貴方を忘れようとも…
餓鬼に成り、貴方に害を成そうとも…
……それでも、良いのですね……?
[司棋の頭をそっと撫でる。そして……]
……わかりました。
では……わたくしは、或る用事が御座います故、貴方の「仕事」は手伝えませぬ。
そちらに行き、事を為してから……
……もし司棋のことを覚えていたら、この社でおちあいましょう……
[ふと司棋に笑み、踵を返す。
そして遥月は、林の奥へと消えて行った――]
[冗談口のような言葉を残して去る遥月に言葉を返せず見送って。真理の言葉に我に返り]
あ、あぁ、狐の力量など知りませんが…とりあえず夜斗なら大丈夫かと。
一緒に参ります。さっさと終わらせたい。
遥月の兄さんが何処へお往きか知らぬが気をつけてネェ。
[ひらひら振る手首は緋の布巻いて]
[司棋の言葉に向き直りひとつ頷く]
そうだネェ、其ンならさっさと往こうかえ?
[紅い番傘くるうり小首を傾げニィと笑み]
[髑髏片手に抱いてカラコロ社の奥へ歩む]
鬼退治に来たヨゥ。
狐はおるかえ?
おいで、夜斗
[青い蛍火、手に満ちて。床にこぼれ形成せば
蒼黒い火纏う狼の姿]
この火、どうぞご注意を。メイを灼いたと同じ火故、
触れれば火傷だけでは澄みませぬ。
僕以外は、ですが…。
狐の力量、しりませんので…
嗚呼、近寄らないヨゥ。
さァて、結界張るくらいだから強いンじゃないかえ?
[空気張り詰め空間歪み現れ出でたる銀の狐]
[狩る者達の形を見て三日月の笑みを浮かべ]
[けれど蒼黒い炎纏う狗を見れば僅か怯むか]
おや、矢張り狗はお嫌いかえ?
[自身は鬼では無く狐だと謂うのにコロコロ笑い]
鬼ァ狗を怖がらぬものネェ。
[狐は挑発に乗る事も無く白い炎纏い狐火放つ]
―林の奥―
……白水様。ごきげんうるわしゅう……
[桜の木の下――
墨と水が交わり、ひとつの色を成している場所へと、遥月は向かっていた。]
わたくしは、ヒトの情慾を食らって生きる妖……それ故か否か、貴女様の声は、とてもよく聞こえましたよ?
恋うる相手の元へは、往けましたか?
嗚呼……
其のご様子なら、きっと……
[さらに歩み寄ると――水の中に紅い珠が。]
………これは………?
[飛ぶ狐火、夜斗と共にふわりとかわし。
夜斗の口から風の塊、弾き飛び、狐火相殺するか]
狐の分際で…。
どうしましょうか?直に殺しますか?
火に火とは少し具合が悪いですが…
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