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[ちっ、と普段らしからぬ舌打ちとともにふと瞳に浮かぶ悪戯な色
今度は黒い眼が艶を増し、猫の爪のような弧を描く]
気分は悪くはありませんが
[また青司の袂をくい、と引くと、そのまま小さく口付けて]
介抱するならここまでどうぞ。
外つ国の物語、姫君は王子様の口付けで眼を覚ますらしいですよ?
[青司はあっけにとられたか、くすりと笑い声を立てると、青司をおいて夜斗を伴い、さっさと社の万次郎達の元へ]
集まってきたな。物の怪共が。
喰児、青司、司棋、有塵、…むさ苦しいな。
[鼻で嗤い、有塵に視線を留め]
判った、先の言葉は忘れよう。
我は名を必要とするのみ。名だけ判ればそれで良いのよ。
[くる、と騒がしい青鬼赤鬼らを向き]
昨夜は酒を馳走になった。今夜は我が提供しようぞ。
先程なぁ、夜店の博打でほんの少しの当たりを引いたのだ。
ほれ。
[酒の入った重い瓢箪一つ。懐から黒い杯にのった賽が三つ]
なら良い。むしろ気でも害し……
[舌打ちにそう云いかけて袂を引かれ、口付けひとつ。
もの珍しそうに瞬いていれば、司棋は踵を返して立ち去った]
[さらり、顎をなで口元を上げる]
かっかっか。
わっぱは悪戯好きなものか。久しく忘れておったわ。
今の場合どちらが姫君でどちらが王子様よのう。
[からからからり。愉しげに笑えば
カラコロコロリ下駄を鳴らして再びふらりと歩き去る]
[天に昇るは黄金色。
遥月はひとり、唄の一節を口ずさむ。]
『黒髪の むすぼれたる 想いをば
遂げて寝た夜の枕こそ
ひとり寝る夜のあだ枕……』
[紅をひいた唇に指先を当て、くすりと微笑んだ。]
[万次郎の話し掛けたふたりを目を細めて見遣る。]
……いや。違う。
きっと……多分……恐らくは。
[終わりにいくに従い、揺らぐ声音。]
[すとんと、社の傍らに座り込むと
ぱらり。賽を袂へ仕舞い。杯に手酌で酒を注ぎ]
[とくとく、こぽり]
[杯は満たされて、闇夜に浮かぶ月を映す]
………。
[しばし眺めたのちに、一息で杯を干した]
おう、万次郎。
そこの黒桜は連れかい?
[ひょいと獅子舞上にあげ]
へえ、当たりを引いたって?
アンタも打つのか、いいねぇ。景気のいいこった。
[酒の香漂い眼を細め]
お、ちんちろりんが出来るじゃねぇか。
なかなかどうして気が利くぜぇ。
[下駄を鳴らしてふらり歩けば、ヒトの成りした群れ]
おやおや、新顔さんかい。
案外ごろごろいるもんだ。
[しげしげと眺めるのは桜まとう黒の男]
かっかっか。
万次に喰に司棋もここか。今日はここが縁の集う場所かねえ
赤鬼か。騒がしい格好をしておるな。
[総天然色、色とりどりの衣装を見定めて]
櫻闇…有塵のことか?彼は連れではない。
たまたま、…さて意図が会っての事か、名を問うていた。
それだけのこと。
赤鬼も一勝負するかね。ちんちろりんなら判ろうに?
丁度いい事に賽も三つ頂いて来た。
器は…まあ、杯で構わぬだろう。
どうだ?
[薄い笑みにのせて、勝負を持ちかけ]
[棄てられぬ業の重みに耐え兼ね]
[妄執と成り果てた望みに千々に心乱され]
[緋の髪の鬼に声を掛けられて虚ろに]
おれは常と変わりはせぬ。
……おまえがいつも浮かれているのだ。
[暗い社] [煽る酒] [灯る桜] [薄紅色]
[揺れる常盤色] [桜色] [薫る白粉] [軽やかに]
誰も彼も鬼ごっこかえ?
喰うも喰われるも味わう余裕がないとネェ。
[誰にとも無く] [囁く声] [濡れて] [甘く] [絡み]
[傾ける瓢箪] [唇の端] [零れる命の酒] [白い指が拭う]
青鬼も揃ったか。
その内に常磐の君も白の君も見えるだろうな。
これはもう縁などというものでは無いぞ。
主様のご意志だろう。
[再び手酌で、黒の杯満たし。すいと一口で干す]
[万次郎が手にしていた酒を見、苦笑いをしながら]
今日はもう少しお付き合いできると嬉しいですが。
潰れても今日は介抱してくださる方がおりますから。
[黒い物の怪に、少し警戒を抱いたが、直に笑って会釈をし。ものめずらしそうにサイコロを眺め]
これを振るのですか?はて、ちんちろ…なんでしょうか?
[夜斗は一足先に酒へ鼻を近づけている]
いやはや、桜を纏うとは良い良い。
今宵の酒は華がある。
お前さんもそうは思わんかね、なぁ碧鬼。
[酔いもほろろか、囁く声を振り向き呼びかける。
万次郎が勝負をもちかけていれば気はそちらに逸れる]
さてはて、赤鬼に2本ざしの侍か。
今日の御伽噺は桃タロウで決まりのようじゃの。
……おやおや、皆様ごきげんよう。
[微かに下駄を鳴らし、しゃなりしゃなりと歩みを進める。結城紬の裾が翻るを白い指で押さえ、遥月の足は宴の席へ。]
見慣れぬ方がちらほらと。
深い色と、鮮やかな色……。
……好かぬ。騒がしいのは。
[ふい、と視線を逸らすと]
[足元に忽ちに花嵐。]
[巻き上がる花弁と共に][宙へと舞い上がる。]
よう、相棒。
[手を上げ鳴る鳴る獅子の鈴]
今日の酒宴は万次郎の酒でやろう。
景気がいいのに乗っかるぜぇ。
[騒がしいと謂われれば
にやり笑って言葉を返す]
なかなか豪奢でいいだろう。
この緋が気に入ったのさ。
……有塵?
へぇ、聞いた様な。
[櫻ひらひら影は黒。
対比に眼を奪われる]
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