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そのとおり。其方は戻れずとも不便は無さそうだが…。
狐の言とな…其れは知らぬが、ヒトの匂いくらいは見当がつく。
[瞬く琥珀色に頷く。緩と首を捻り]
名を聞いた覚えが無かったものでな。
我は、万次郎と呼ばれておるよ、香の君。
[相手の問いを肯定し、重ねて呼ぶは勝手な名前]
[揺れる紅の髪] [攫う春の風]
[解れた常盤] [白い指がかきあげ]
岩を割るなら片付けが楽な処でしと呉れヨゥ?
主様の祀りに散らかしたら御狐様が五月蝿そうさァ。
司棋が一番強かったりしてネェ。
今宵も連れ立って打ちに行こうじゃないかィ。
[万次郎の様子] [瞬いて] [小首傾げ]
芸者遊びに命がけの道楽で鬼ごっこなんだってさァ。
気付くも何も、今朝方には御狐様から聴いたヨゥ。
…それは確かに面倒だ。
[ゆぅるり、息を吐き]
刹那の愉しみを望むのならばそれも良い。
我は飽きた、それだけのこと。
末に残るは我にもわからぬ。
成ってみればわかることだろう。
…ところで、幾度か聞いたが。
『茄子』とは何ぞ?
茄子の妖でも在るのか?
[問うその脳裏には何やら珍妙な図が巡っているやもしれず]
なれど此処は祭りの場。
他が居らぬ場所なぞまず在るまい。
見せらるるは祭りの終わりやもしれぬな。
[隻眼の破顔に返るは苦いもの]
さて、其方らの望むようなものが舞えるとも思わぬが。
過度の期待はせぬよう。
[手は知らずまた扇に触れる。
懐の内、取り出しはせぬが]
[首を捻る万次郎に瞳は細められ]
…我は開耶。
名乗らなかった我にも非は有ろうが、その名は止せ。
[落ちる息。地に触れる前に消え]
先にも言ったが、我は人は好かぬ。
この姿は不満だ。
其の面倒が楽しいンだヨゥ。
[きっと] [付け加え] [また笑う]
静かを好むなら其れも好いとは思うけどネェ。
アタシにそう見えるだけとしても今の開那の兄さんは寂しそうさァ。
面倒につき合わせてやろうかと思っちまうヨゥ。
嗚呼、茄子の兄さんは藍いのさァ。
林檎飴の赤と混ぜて紫、茄子の色ってネェ。
きっと其の内からから笑いながら出てくるヨゥ。
[瞬き] [琥珀見詰め] [息を吐き]
アタシァ気が短いンだァ。
鬼ごっこも始まるらしいし何時消えるか先の事なンざァ判らないのに、そんな先の話をされても駄目って謂われてるのと変わらないヨゥ。
片付けかぁ、面倒だなあ。
御狐様に喧しく謂われちゃぁたまらねえからなあ。
しかし他に芸がねえな。
[強いかもねと例えを出され、
犬と少年思い浮かべ]
無欲が一番強ぇって謂うしなあ。
有り得ない話じゃねえ。
よおし、司棋も引き連れてご一行様といくかあ。
[琥珀のため息、笑って飛ばして]
難しく考えんじゃねえよ。
舞うことに意義があんのさ。
楽しみにしてるぜえ?
[赤鬼の笑みには軽く睨みを向けた]
随分と嬉しそうだな、赤鬼よ?
我は…この者等の
[と脇差を示して]
好きにさせるのみ。ヒトを屠るに機嫌取りなぞ必要ない。
おそらく、喜んで閃いてくれようぞ。
其方も餌食に成りたくないのなら口を慎め。
[どうもウマが合わない、と改めて思ったとか思わなかったとか]
命懸けの?上等ではないか。あやかしの性をよく視ている。
[常磐色から返る言葉に小さく笑ったようだ]
[琥珀色-開耶-の否との返事を聞いて]
…失礼した。
ならば、開耶と。
我と通ずる所があるな、其方。
其の様だと、ヒトと半端に関わる事も避けて来たように見受ける。
―――如何か?
[目を細め見透かすような視線。開耶に向け]
謂ったじゃねぇか、
俺ぁ愉しいなら何でもいいのさ。
喜んで斬るってか。
そいつぁ頼もしいなあ。
ざっくり逝ってくれんだろう?
[万次郎がじろりと睨む。
睨まれ笑って大仰に]
おお、怖ぇ怖ぇ。
せいぜい斬られないように慎むさぁ。
[はははと笑って手をひらり。
反省の色露もなし。]
ならば開那の兄さんと一緒に舞うのは如何かえ?
司棋の兄さんは林檎飴がお気に入りらしいから無欲か如何かは判らないけど、皆で六博転がすと好いヨゥ。
今宵は好物の苺飴にもありつけるかネェ。
[楽しげに] [囁いて] [ゆるり] [眼差しは水面へ]
[万次郎の] [微かな笑み] [見詰めて] [ニィと笑み]
嗚呼、恐い、怖い、強いネェ。
兄さんはアタシに振るう刀は持たぬと謂ったっけェ。
そんなおっかない獲物を向けられたら逃げないとだヨゥ。
[黒い瞳に宿るは殺気めいたひかり]
………其方で、実演してみせてもよいのだぞ。
[赤鬼に向けて低く言い放つ。
おもむろにその場へ腰を下ろすと
帯に挟んだ布を手に、垂氷をすいと抜き放ち
これ見よがしに*手入れを始めた*]
さて…我にはわからぬな。
……それも成ってみねばというところか。
[酔うていた司棋は遠く離れたろうか。
扇を取り出し閉じたままで口に当て]
そう見えるだけであろう。
我にはもう要らぬのだ。
[開かぬ扇。つぃと空気を滑り]
藍いか。藍いは良い。
空の色だ。
[色に囚われ、既に続きは聞いていないのかもしれず]
それはそうではあるのだが。
…仕方があるまいな。
酔うても文句は言うでないぞ。
やれ…気楽なことよ。
我は他に舞いなぞ見せたことがないというに。
[隻眼に言を返しつつ、扇に僅か篭る力。
それは開かんとする為の]
[万次郎の謝罪の言にひとつ頷き]
…さて、我は人とは関わりたいとも思わぬが。
人は刹那に我と関わろうとする。
そうして刹那が過ぎれば消えていくだけよ。
[ぱちり。扇の一片が開く]
…手入れの邪魔をしたらすまぬな。
そう謂う事さァ。
アタシが勝手に思うだけだし要る要らぬでは無いヨゥ。
但し、思われるせいで面倒が降りかかるかもだけどネェ?
[コロコロコロリ] [軽やかに] [笑えば薫る] [白粉]
[口許に置く] [扇子の香り] [碧の双眸] [僅か眇め]
空かィ、成る程ネェ。
茄子の兄さんは確かにあんな感じかァ。
[白い喉逸らし] [仰ぎ見る空] [一つ息吐き]
酔ってみないとそいつァ判らないヨゥ。
でも見れるンなら今は其れが好いネェ。
それはいい。
琥珀と常盤、いい取り合わせじゃねぇかい。
そこに櫻だ。好いねえ。実に好い。
[金の眼細めて顎に手を]
お気に入りってんなら碧と同じだぁな。
碧も振ってみりゃぁどうだい。
愉しいかもしれないぜ?
今日は俺も飴を齧ってみるかねぇ。
[殺気を纏った黒曜石が
刀を整え赤鬼を見た]
はははは、やってみりゃぁいいさ。
歓迎すんぜ。
矢張りいい刀だぁなあ。
[ヤる気も殺る気も心地よい。
その風体で赤鬼笑う。]
おう、そんじゃぁ初物ってわけだ、
琥珀の兄さん。
[からかうように眼を細め、
茄子談義にくくくと笑う]
茄子、茄子なぁ。
相棒も珍妙な名をつけられたもんだ。
そういやヒトが供える彼岸の馬は茄子で模られるんだったか?
こう、棒を差してだな。
[長い指で輪を作り
青空の色を切り取った。]
共に舞うはアタシじゃなくって喰児の心算だったんだけどネェ。
アタシが舞うンでも好いけどさァ。
アタシが振ると店主が泣くヨゥ。
其れに自分で振るよりも、冷かして貰う方が楽しいネェ。
今夜は幾つ取れるか、両手の林檎飴と苺飴まで届かずとも、3人から一口ずつ貰えりゃ充分な気もするヨゥ。
[しゃなしゃなり] [歩み] [凭れる] [桜の木]
刹那に遊んで呉れた礼、アタシがつけた名も中々だろゥ?
茄子の兄さんを串刺しにするンかえ?
彼岸へ駆ける馬になるにゃちぃと足りない気がするネェ。
面倒は我の望むべくではないのだがな。
[呟きは既に諦めの色を含んでいるか。
開いた一片。其処を掴み]
空の如くか。
嫌いではなさそうだ。
[会ってみねばわからぬが。
それを言葉にする前に]
[ぱん]
[強く振れば扇は全てを晒す。
舞う香は一層強くなり]
[ふぅわり、風に乗る扇。
桜を掠め、瞬間その裏側に隠し]
[次に現るときには満開の。
扇と同じ色の花弁を幾枚も散らしているだろうか]
[コロコロコロリ] [返す言葉の変わり] [軽やかに笑い]
[ひらり] [はらり] [ひらはらい] [舞う花弁] [薄紅の桜]
嗚呼、良い、好いネェ。
[うっとりと] [囁く声] [甘く] [蕩けた] [吐息]
[長い睫毛] [震わせて] [花弁映し込む] [碧は潤む]
否定はせぬが…
其方が言うと何ぞ別の意に聞こえるぞ。
[開いた扇。
舞う香の内には満開の桜が見えるはず]
[ぱふり。
自身の口許を覆うように扇を当て]
さて…気には召しただろうか?
司棋にはこの香は苦しかったようだが。
[潤む碧。
それは幻の内に在るとき特有のそれか。
それともまた別のものか]
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