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むう。かたじけない……?
[くるくると巡る表情の少女。懐をおさえ盃と賽を確かめる。
びょうびょう...
記憶を辿ると]
其方、夜店ですれ違ったな。
風を纏って駆けていったのは其方だな?
命の姐さん、林檎飴は食べたかえ?
[遊螺り] [揺ら揺ら] [白い手の持つ] [紅い飴]
[貰い物だし] [さてはて如何する] [万次郎見遣り]
折角貰ったけどあげても差し支え無いかえ?
食べた事が無いらしいのさァ。
[空と地] [来たれば] [濡れた碧向け] [ニィと笑み]
茄子の兄さんお帰りィそろそろ酒が切れそうだったところさァ。
開那の兄さんは今宵は舞って呉れるンかえ?
なんならアタシも邪魔しようかと思うンだけどネェ。
かっかっか。
山暮らしで裸足なぞ慣れておるわ。
[開耶へと からり笑って宴の席]
それ、相棒お守りの礼だ。
[瓢箪ひとつ喰へと投げ渡し]
娘にわっぱも起きたか。寝こける間に桜が散ってしまうぞ。
[白の姿に、笑みは失せ]
…良い。
己が気を抜きすぎただけだ。詫びる必要などないわ。
[とすり、先ほどと同じ所に腰を下ろす]
にゃぁおっとな。
そうかい、犬の姫は猫が苦手かい?
[説教講釈滔々子猫。
面白そうに眺めつつ]
おう、相棒、琥珀の、待ってたぜえ。
[つやつや。林檎飴と常葉色を見比べて頷く]
好きにするがよい。
其の飴はもう其方のものだ。我に聞かずとも思うまま。
ふむ。
この小娘、夜店に居たにもかかわらず飴屋を覗かなかったか。
名は何と?……めい、でよいのか。
[周囲から聞いた名をぽつり口にした]
[濡れた碧に僅か首傾げ]
長きをおいては忘れよう。
忘るる前にと思うて参った。
共に舞うは構わぬが、我は誰ぞと舞ったことなど無いぞ?
[懐の扇、取りかけて。
司棋の姿見遣れば懐に仕舞うまま]
[宴の席に向かう藍。
からり笑うに肩竦め]
そのようなものか。
案ずる必要が無きは良いか。
[常磐のひめの名誉ではない乾杯の音頭に、それでも嬉しそうに目を向けて]
おお、わらわに乾杯と?
[しかし、ふいに感じた首の後ろ毛の逆立つ感じ。
見向けば、誰もかれもに姫と呼ばれていた男の目が見開かれていて、]
――!
[双眸それぞれに異なる色は顔を彩る美麗な部分であったのに、片方の蒼と見えていた目が一瞬恐ろしげな紅に見えた。ぞびぞびとする、嫌な感じ]
……フーッ…!
[姫と呼ばれる男から目を離さないまま、喉の奥から自然と洩れる唸り声。
そのまま両の腕を強張らせるや――]
かっかっか、待たせたな。
少々開耶と戯れておったわ。
瓢箪はほれ、相棒に投げておいたわ、たまには酌をされると良い。
[常葉の女へ、瓢箪を持つ喰を示す]
[ゆっくり喰児の膝から体を起し溜息一つ]
さっきから犬だの姫だの失礼な…
[落ちてきた子猫を改めて眺めればとりあえず表情を戻し。夜斗は今日は呼べまいと諦めも。]
はじめまして…でしょうか?
皆様方とは既にお知り合いでいらっしゃいますか?
[口元は袖に隠したまま]
[失せた藍の笑みに白の其の表情も消えようか]
嫌われてしもうたかの――?
[それでも元の位置に座る藍に僅か首傾げ]
――せめて酌なりさせて呉れ。
[関わるが毒になるのはヒトのみにあらず――]
[関わらば誰であれ寂しさを思い出してしまうのだから]
[難儀、難儀] [難儀よのぅ――]
[ぎくしゃく足を運び、尾頭男の広い背へ隠れる。
否定して睨んではいるが、あの女のような顔をした男よりもよほど恐ろしく無い。
このまま尾頭男を盾とし振り払われまいと、背後の布地を掴んだまま、そこからそっと顔を出す。
油断なく、毛を逆立てさせる男に目をやって]
む、そうなのか?わらわは道を駆けるに執着し、おぬしには気付かなんだわ。
風を纏うて見えたは、わらわの足の速さによるものじゃろう。
ふむ、おぬしもお仲間じゃろう?
そうとも、わらわのことはメイと呼ぶが良い。
…それにつけても、のう尾頭男よ。
あの姫と呼ばれる男は何者じゃ…?
どうにもぞびぞびとして敵わん…
おぬし、大きな刃など持っておるのか?
ではそれで、奴めを斬って捨ててはくれまいか。
[苦手の心地がするそれだけで、冗談めかすでもなく真剣な眼で頼んでみている]
そンなら命の姐さんに譲ろうかィ。
今日は苺飴も貰ったしネェ。
[白の手] [命へ] [差し出す] [林檎飴]
[遊螺り] [立ち上がり] [一つ頷いて]
忘れる前に来て呉れて嬉しいヨゥ。
さァて、開那さんの舞いはどんなかネェ。
[青鬼の瓢箪] [赤鬼の大きな手に]
そうかィ、遠慮なく頂くヨゥ。
[小首傾げ] [喰児を見詰め] [ニィと笑む]
舞ったら後でまた酌をして呉れるかえ?
[目の前の翡翠の髪。逆立つような勢いを目の当たりに良く表情が変わるものだと半ば感心しつつも]
司棋、其方は青鬼とともに居れ。
この小娘より離れてな。
これ、小娘。
宴の席で物騒な声を出すでない。
[浴衣の襟首をついと摘むようにして、引き止めようと―――]
[白の顔に毎晩のような笑みはない]
別段、好いても嫌っても居らぬ。
[ふいと視線を逸らし]
だがお前さんの酌は気に入っておるゆえ、ひとつ頼もうか。
[ずいと差し出すべく懐を探れども]
己の杯はさて、何処にやったか。
[一旦は無理やり落ち着けたものの、本性が出てしまいそうなほどぴりぴりと]
猫の分際で…かみ殺してやろうか…
[ぶつぶつと、抑えるのにとりあえず一苦労を]
気にすんなぃ、
俺が勝手に待ってただけさあ。
[琥珀の男にからりと笑い]
舞うことに異議がある、
香りも楽しめる舞いなんざそうそうねぇからなあ。
[瓢箪掲げて真理に流し目]
ああ、たぁんと注ぐさあ。
楽しみだなぁ。
[ちゃぷりと酒が音を立て]
[メイと名乗る娘とわっぱのやり取りをゆるり眺めて]
司棋よ。司棋。わっぱ。
わっぱ同士で喧嘩でもしたか。
[万次の背に張り付く少女と司棋を交互に見遣る]
いやいや、喰児のばかめが眠りこけておったから、常磐のひめの為のイチゴアメすらも手に入れられなんだ。
[林檎飴は食べたかと問う真理からの問いに己のうたた寝は捨て置いて、怒ったように眉を寄せる]
ほ?
[新たに現れた藍色の浴衣の男に答えて曰く]
いやいや寝こける間に桜が散れば、また有塵に咲かせてもらおうぞ。おぬしは知らぬか?
あの者がどれほど見事な技を使うか…、…ふむ?
[男の袖から出ていない片方の腕を見やり]
そういうおぬしこそ、気をつけねば。
もう片方の腕はどこぞに落としてきた?
[くるりと背に廻られた。
危機感は無い。何故だか]
………駆けていた故の風か。
其方は風でも遣うのかと……なに?
あの男か。司棋という、其方とも我とも同類よ。
そして我は尾頭男ではない。万次郎と呼べ、メイ。
[片腕を後ろへ。むんずと掴むはメイの襟首
後ろへ隠れるのを隣へ移動させようと試みつつ]
司棋がヒトかどうかも判らぬに、斬って捨てろと?
断る。腹のふくれぬ殺生は刀が穢れるでな。
反故にするは好まぬ。
扇を使いたいところだが、我の扇は使えまい。
誰ぞ扇を持っておれば良いのだが。
[常盤を見遣り。
右手は懐を抜けてゆぅるり返る]
[返す手は隻眼へ]
香は使わぬ。
使えば司棋が酔うてしまおう。
[言うなれど髪からは絶えず仄か香は続いているが]
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