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>>458
暑い?
[何の衒いもなくはだけた胸元を覗きこんで、汗ばんでいるのを見て取ると]
うむ、確かに。その飲み物のせいならば、泉の水でももらって口に…
[親切な助言虚しく、有塵は煩いと自分を切り捨ててきていた]
何?名を訊かねば、どうわらわを呼ぶつもりだったのじゃ。妙なことを言う男よのう。
[世の中の誰も彼も自分のことに興味があるに違いないと信じて疑わぬ顔で目を瞬く。名を聞けば]
そうか有塵。そなたのことはともかく、その桜の花弁は気に入ったぞ。
[そして猫は苺飴を食うかねという喰児の言葉に]
これそこの、わらわのことはメイと呼ぶが良いぞ。
イチゴアメなら、もちろん食うてやるとも!
どうかねえ、気分しだいさあ。
[素直な赤鬼、さてどんな。
可愛いものではないだろう]
碧がそうなんなら俺ぁまた飴を持っていくさあ。
ついでに酌も頼むさ。
やはり碧が注いだ酒は旨いからなあ。
色恋沙汰と無縁たぁ勿体ねえ勿体ねえ。
[笑えば風に雪洞揺れて]
ああ、そういや名乗ってなかったかい、メイ。
俺ぁ喰児。
好きに呼びな。
いいええ。
時折、着物を纏うのが煩わしくてたまらない心地がするだけで……。
[常盤を見て微笑みを浮かべる。そして、再び観察するように少女に向き直った。]
……貴女様も妖しの方ですね。
わたくしは遥月、以後御見知り置きを。
[吐く息酒の香漂って、
薄紅さした黒鬼に]
そうかい、そりゃ勿体無いぜ。
水浴びはなかなかに気持ちがいい。
ひいやりしてな。
櫻も喜びそうなもんだ。
[さて衣は脱げるのか、聞かれてふと思い立ち]
脱げるだろうさ、
なんだい、脱がしてやろうか?
[にいと悪戯に笑って見せて]
おや、遥月じゃねえかい。
水浴びの帰りかい?
艶っぽいねえ。
この姿のどこまでが本身かおれにも分からぬよ。気にしたことも無かった。
本体は薄墨桜にある故に…人に変化する化生とは違おう。
[酔いに潤んだ眸を白面の若衆に向けて]
またひとり増えた。
ああ、有塵様の衣を剥ぐとは面白そうですねぇ、喰児様。
それを為さる時は、わたくしもお呼び下さいませね?
……ふふ。冗談ですよ。
[ひとつカラリと笑い、道具箱から紅筆を取る。鏡に向かい、男はスッと唇に紅を。*]
きっと可愛いだろうネェ。
[赤鬼相手に] [冗談か] [本気か] [謂ってのけ]
[小首傾げ] [揺れる常盤色] [白い指がかきあげ]
今は食べたばかりだから飴は遠慮しとくさァ。
酒くらい幾らでも注ぐヨゥ。
結局昨日は盃も使わず仕舞いだったしネェ。
素気無くされたら寂しいじゃないかィ。
其ンなら今だけ味わう方が好いヨゥ。
[遥月の声] [向き直り]
窮屈なら脱いじまっても好いんじゃないかえ?
アタシァ自分の肌ァ晒す気は無いが別段人がどんな格好でも構ャしないヨゥ。
ははは、登るのは上手だが降りるのは下手だろう?まさに猫だぁな。
高いところに登って降りられなくなった猫を
俺ぁ結構知ってるぜ。にゃぁにゃぁ啼いてなあ。
[猫は頬を膨らます。にやにや笑いはそのままに]
俺ぁ大喰らいだからなぁ。
謂うとおり、こんだけでかいと矢張り燃費が悪ぃやあ。
四本足だけじゃなく二本足でも喰うけどなぁ。
[軽口叩いていたところ、ぽんと頭を撫でられて]
ははあ、
撫でられたのは久方ぶりな気がするぜえ。
よく届いたな、さすが猫。
気が向いたら撫でてもらうかあ。
[にぃと笑めばまた撫でて]
それはますます、食べ応えのありそうな!
[林檎飴もあると答える真理に、良い情報を聞いたという顔で頷いて]
なあに喰い意地のはったオニなど、伸ばした手をぴしゃんと叩いて、わらわが説教のひとつもしてやれば大人しくなるじゃろう。
ならなければ木の上、風の向こうにでも避難。
誰がわらわに追いつけようものか。
[自身は何ひとつ心配しない顔で、からから笑う]
[笑う中にもちゃぷんと水音は耳に届いて、遥月に目を向けると]
髪までも沈むほどに浸かって水浴びか…偉いのおぬし。じゃがちゃんと洗いはしなかったな。
[胸の蝶を指差して]
ほれそこ、まだ汚れ…にしては見事な模様じゃ。
[緋の鬼の言葉は戯言と聞き流したものの]
[遥月のそれは気になったらしく、酔眼で睨み据え]
……おれの衣を脱がしてどうするつもりだ。
おまえのは冗談にならぬ。
[そう思うのは万次郎への仕打ちを見てのことか。]
いくら素直になっても
こんな大の男が可愛いかねえ。
[顎に手を当て思案の振りを]
そうかい、そんじゃぁ酒だな。
昨晩は悪かったなぁ、折角持ってきてくれたのによ。
[素っ気無いのは寂しいと
碧の鬼は謂って笑む]
それもまた駆け引きのひとつさぁ。
大体何でも愉しいねぇ。
[袖と袖を合わせては、遥月の言にくくくと笑い]
有塵も紅をさして貰やぁいいのによ。
似合うぜきっと。
そんな短い時間で満足できるとは。
欲が無い…、のじゃなぁ。
[けれどアタシァ刹那に遊ぶ者。
真理の返事に、一応考えてみた仕草でそんな返答をし]
そうだったか。狩る者とやらは難儀じゃが、人の姿でいることも中々どうして、面白いものよ。
わらわなら困りはせん、困りはせん。
[皆も楽しめば良いのじゃと軽く笑う]
うむ、有塵もはだける事ができるのじゃから、脱ぐ事ぐらいできそうなものよのう。
[可愛らしいお嬢さんなどと聞こえると、満足そうな視線でくすりと笑う遥月をとらえ]
鼻がきくな。きっとそうであろう。
おぬしにも、可愛いお嬢さんの名を教えてやる。
メイと呼ぶ事を許すぞ。
[笑う命] [見詰め] [ニィと笑み返し]
そうかィそうかィ、そいつァ頼もしいネェ。
其ンなら飴屋へ行っといでヨゥ。
[謡う黒鬼] [すぃと視線移し]
寄って集って脱がされない様に気をつけてネェ。
[赤鬼の言葉] [眇める碧] [弧を描く]
可愛いもンは可愛いヨゥ。
構やしないさァ、昨日の分は苺飴でチャラだヨゥ。
アタシァ駆け引きなんて出来ないからネェ。
呑んで打って遊んで喰らうだけさァ。
そろそろ往くヨゥ、縁あればまた佳い宵にネェ。
[ひらり] [ひらひら] [白い手振って]
[カラリ] [カラコロ] [*下駄の音遠退く*]
[名乗る喰児にしっかり頷いて]
むろんそう呼んでやるとも、喰児。
[丁寧に挨拶の言葉をかけてくる遥月にも]
遥月だな、わかった。ちゃんと今見知った。
…おや。
[遥月が唇に紅をさしていく様子には]
遥月はオスと見たが…化粧をするのか?
しかし似合うておるなぁ。
[感心している頭に乗せられる更なる喰児の手。
ついつい細められていく目を頑張って引き締め]
これこれ。
わらわも嫌いでないがな、おぬしと違って高い場所へと向かってお返しする身にもなってみよ。
得意とは言え、一度にあまり何度もすると…
[再び跳ねて意地でも返す]
さすがのわらわの脚も、疲れてこぬでもない。
[だから今日はこれで打ち止めだからなと、幼子に説教する目で人指し指を立てる]
碧にゃぁそう見えてるのかねえ。
可愛いってぇのはもっとちまいヤツに謂ってやんな。
[からんころんと鳴る下駄と
有塵歌う歌声と]
ちゃらかい、そりゃあ好かった。
呑んで遊んで食らってかあ、
刹那に遊ぶ快楽さ。
鬼ごっこの鬼は旨いかねぇ。
[ひらっと手振る白い手に
大きな掌振り返し]
ちぃと昼寝と洒落こむかね。
有塵、樹の傍かりるぜ。
[どっかと座れば胡坐をかいて]
おうよ、メイ。
[今度は見上げる形になって]
オスメスかい、そりゃ猫ならそうだわな。
男も女も関係ないな、似合って居りゃあそれでいいのさあ。
綺麗なモンは綺麗だからな。
[お返しするのは疲れると、猫は諭すように謂う。
その様子に低く笑って]
そんなら俺が屈みゃぁいいな。
今の具合だ。
俺ぁちいと昼寝するから、また眼が覚めたら遊ぶかい?
ああ、またたび酒なんか好きそうだぁな。
[謂うと櫻の木の下で
幹に凭れ掛かる緋色の男。
*ひらひら風は薄墨の 色を添えて吹いていく。*]
……紅など。
[また戯言を、と苦く呟き]
[下駄を鳴らし遠ざかる常葉の女君の背を見送る。]
[そうして暫時]
[酔いに任せてふぅわりと、漂う心地のままに居れば]
[何時の間にやら桜の幹に凭れ掛かり昼寝の緋の鬼。]
……気侭なものだ。
[呟いて、桜の風を起こす。]
うん、行ってこよう!
[真理に声も高らかに頷いて、片目も瞑る]
昨日何か喰児のやつが、真理にわるいことをしたのなら、ちゃらにするためのイチゴアメ、どっさり持って帰らせるべく見張ってやるから安心しい。
…ふふ、わらわが戻ってくる頃には、寄ってたかって脱がされて、少しはしおらしくなった有塵が見られようか。
[それは紅をさした想像よりもずっと面白く、くすくす笑って、下駄の音と共に去る真理へ手を振った]
それもそうじゃな喰児…わらわの目を楽しませるものなら、どのようであっても構わんな。
[きれいなものはきれいとの言葉に頷いて]
よしよしお休み。また眼が覚めたら遊んでやろう。
[確かにのせやすくなったなと、紅い髪の上に一度手を置き]
またたび酒…またたびとやらも酒も、まだ口にしたことはない。何なら試してやっても……あ、これ。
[ふと思い出す真理の言葉]
…イチゴアメの約束はどうした?
[だけども喰児は幹に凭れて、柔らかな風の中]
[逆巻く風の中に散る桜の花びらの一つを、そっと風の中に手を入れてから、素早く掴んで微笑む]
有塵…
[暫し手の中の淡い色の花弁と風、幹に背を預け眠る喰児を交互に眺めた後、有塵に首を回して目を細めた]
なかなか優しいところもある。
おぬしのおかげで、喰児はさぞ心地よい夢に誘われるじゃろう。
[逆巻く風に乗りて梢に飛べば]
[はらり、はらりと]
[白の散る。]
心の抜ける心地がする……
[ゆぅらりゆらりと揺れながら]
[目を瞑る。]
[根方に眠る鬼に、降る花弁。]
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