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面白いかなどと、問わぬでもわかろうに?
しかし面白いと言うべきか?と言うよりは…
……ああ、表現などどうでも良い。
[――潰れた様子の有塵その珍しさに瞬くでもなく、うとうとし始める長寿の少女に余裕の笑みで何かかけてるものを探してやるでもない。
夜斗が大抵の場合の腹立ちのもとを、その背で運んできたことにすら眉を寄せずに。
たんと楽しめと声をかけてくれた真理に頷くまでもなく、たんと欲しがるのは万次郎の手の中のもの。
返された杯を万次郎の手ごと掴み傾けさせて、するする口の中へ滑り込ませてゆく。
味わう暇があるのかないのか、あっという間に中身は空となる。
口の端から零れるのも構わず、つく息は熱い]
っは…。
…そうなのか、混ぜたゆえにこの味であると?
ああもちろん酒とは愉しむものであろうよ万次郎、じゃがよりわらわを愉しませたくば、その混ぜ物もっと増やしい。
味わえなどとうるさいことよ…さあもう一杯、もっとたくさん…
嗚呼、もう……
メイ様、少しはお控えなさいな。一気に酔っては、お身体に障りますよ?
万次郎様、もうそのお酒を与えるのはお止めなさいな。少しはお水を与えましょう。
[遥月から顔を覗き込まれても先程の香にて当てられて。
桜色の頬に蒼い瞳がまた深みを増し]
さぁ…?なんのことやら…?
[小さく、頬へ口付けを落としてくすりとわらい]
[味わう様子も無く喉へ流し込む翡翠の少女の呑みっぷりに
少々呆れつつも気圧され]
……しかたない。先の店では少量しか手に入らなかった故。
[黒杯を受け取ると、紙片から最後の粉をはらはらと。
今迄より量が多いやも。猫を潰すには充分のマタタビ。
其処へ、空いていない瓢箪から酒を縁迄注ぎ遣り]
ほうれ、メイ。是で最後よ。今度こそ味わって呑むのだぞ?
[念を押す。頷く迄盃を渡さないつもりか]
[弧を描く常盤の言葉に片目顰めて、うすら笑う]
ああ、己は己の気の向くままに、だ。
成る程、まさに毒を食らわば皿までか、覚えておこうぞ。
[云い終えれば幻香包まれて、
咲く紅色、目を見張り。やがて消えうせるか。
白へと顔を見合わせると、悪戯な笑みが返る]
はじまっておるのなら、鬼が触れれば鬼と成るか。
さて、白が判らねば己も判りようがあるまいて。
嘘がつけぬのなら何が映るかその時よ。
……おやおや、香に酔われましたか司棋様。
[頬に触れた司棋の唇に、己の人差し指をあて、ゆっくりとなぞった。]
生憎わたくしは、情慾の塊。御誘いは拒みませぬよ?たとえどうなろうとも、酔った勢いだったと言い訳は為さらないで下さいね?ふふっ……
[くつくつ。遥月の忠告に笑い]
面白いではないか。これこそ酒宴よ。
昼は鬼ごっこなのだから、宵こそ楽しまねば。
さて。子猫もそろそろ潰れよう。
そうなれば、水でも汲んでくるか……。
後始末はつける故、見逃してくれ。なぁ、月の君。
やれやれ万次よ。己は放し飼いと云うておろうに。
けれどあの目で願われたらさてはてどうかの。
[司棋の言葉に半目を向けて]
ああ、ああ、わっぱも良く云うわ。
月に溶かされても介抱せぬぞ。
[杯咥え、ぺちり頭を叩いて。
カラコロ去る白、残る水珠]
縁か。仕方の無い縁ばかりが募っていくわ。
時に愉快はあれどもそれもまた刹那か。
[花びらゆれる水珠手にすれば
月灯りにかざし眺めて笑みひとつ。
カラコロ社の軒下*向かう*]
[遥月の問いかけには笑い声で返し]
さて、僕を殺めるおつもりでもあるような物言い、
あなたが狩人とやらでしょうか?
[冗談めかしてコロコロ笑い]
[消えた幻追う如く] [暫し隻眼の碧] [遠く見詰め]
[白の少女去るに] [ひらり白の手振り] [赤鬼にニィと笑み]
想い想われより気が利いてるだろゥ?
色恋沙汰より死合いのが刹那で楽しめるしさァ。
待ってる間に誰かに喰われちまったりしてネェ。
嗚呼、優しい喰児ァ好きだヨゥ。
アタシァ眼が腐れても唇が腐れても佳い女かえ?
[青鬼] [カラコロ] [去り往くに] [白の手ひらり]
毒たァ酷い謂われ様だネェ。
[弾け散った幻香など、問題にもならなかった。
杯の中の酒――いや、それに混じる不思議な粉だけの虜となり、己を夢中にさせる。
遥月の窘めも、耳に届く前に消え去る泡にも等しく]
最後…。
[熱に浮かされたような瞳に万次郎とその手の中の杯を映して、まだ渡してくれない手を見やる]
ああ、ああ。
味わうとも。
味わうとも…じゃから早うおくれ。
早う…
[切羽詰ってこくこく頷く表情は真剣そのもの]
いいええ、司棋様。
貴方様を殺すだなんて、勿体のう御座います。
ましてわたくしが狩人などと。疑われるのは心外に御座います。
[くすりと笑い、首筋に舌を這わせる。]
わたくしが欲しいのは、司棋様の命などではございません。司棋様の奥に眠る、その妖しい光……蠢く情に御座います。
嗚呼、司棋様。其れをわたくしに堪えろなどと、酷なことをおっしゃいますか?
やれやれ本当に餓鬼だぁな。
[司棋にくつくつ笑い。
猫がまたたび呑んで啼く]
万次郎は猫が好きかい。
だが猫に気圧されてるように見えるなぁ。
確りしろよぉ。
[悪戯笑いで眼を細め
百水去るに手を振って]
[首を這う感触にふる、と震え。酔いは脳を麻痺させて]
殺しても価値がないと仰りたいのか…?
情なぞどのようなものかも知りませんし
差し上げる術も知りませぬ。
もし、耐えろと申せばどうされるおつもりで?
ああ、気が利いてるなぁ。
消えない疵をつけるのは味だなあ。
そうしていずれ喰らうのさ。
[謂えば舌出しおどけた様に]
誰かにか、それぁ好かねぇなあ。
鬼ごっこは青鬼とかい?
相棒のよしみも危ういなあ。
なぁんてな。
[赤鬼青鬼見送り笑う]
佳い女さあ。
碧が碧なら腐れようが骨になろうが佳い女だ。
それこそ何処までもなぁ。
いいええ。
殺す価値とやらの有無など、わたくしは知りませぬ。其のような問いは、どこぞにいる殺人鬼にでも聞けばよろしいでしょうに。
情の晒し方が分からぬのなら、わたくしが引き出してご覧に入れましょう。勿論、貴方様が望まねば話は別ですけれど。
……もし堪えろと言われたら、其の時は如何致しましょうねぇ……。面白いとしか思えませぬ。
[独り言のように呟く。]
契りたくても契れず、結ばれたくても結ばれず、死を望まなくても殺してしまう……嗚呼。己の呪われた身体が恨めしい……
[ふるりと首を横に振る。]
[喜びと悲しみと僅かの痛苦が混じった]
[儚く脆い微笑が唇に浮かぶ。]
[閉じた目蓋の合間より、つう、と涙零れ、]
……切ない、
……いとおしい、
……苦しい、
……欲しい、
──あゝ、あゝ。
……恋しい。
[それでもどこかしあわせな。]
嗚呼、茄子の兄さんは何れアタシが喰らうさァ。
[舌出す赤鬼] [白い指] [つぃとなぞり]
鬼ごっこの鬼は増えるかィ楽しいネェ。
ほゥら、アタシァ此処だよゥ。
[笑う赤鬼] [ニィと笑み] [弧を描く] [隻眼の碧] [妖し翠]
喰児が喰児なのと同じでアタシァ何時までもアタシさァ。
仮令腐れようとも朽ちようともそいつァ変わらないヨゥ。
嬉しいネェ、褒められて佳い女に成れそうさァ。
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