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[遥月にいじられた万次郎を一目見やると一瞬硬直の後、杯を取り落とし]
…ぷっ、あはははははは!
いいお顔していますよ、万次郎様!
[笑いこらえきれないながらも只管に腹を抱えて何とか耐えている]
見守る――か。
[杯を拾えば傍へ寄り]
先に一杯いただこう。
[その杯でくいと一口]
――無礼かの?
[言いながら][注いだ酒を青司に差し出す]
[常葉の少女の瓢箪の中身は知らねども]
[くすりと笑めば司棋を任せる]
[ひぃらり]
[墨色の影が薄墨の桜の高枝に飛び乗る。]
[そよとも枝が揺るがぬのは、人ならぬ身故。]
──あゝ、あゝ。
[はらり、はらり。]
[既にその面は袖で隠されて居らず]
[濡れても居らず]
[常と同じく硬く冷たく鋭く]
は、激しいなど…っ。
[なすがまま。口だけ。目尻に冷たいものが触れると
肩がぴくりと震え]
つ月の、君…ッ…!
そ、それまでだ、それまでに…し…
[やはり口だけ]
[赤鬼の杯満たすは常葉の酌]
ああ、良いように転がったわ。
よきかなよきかな。
己の酌より華があってよかろうて。
[すいと紙から筆を放す。
描きあがる黒い子猫。小さな四肢とつぶらな瞳
筆置き、紙持ち、ふぅと息かけ子猫はふわり。
紙から離れてきょろりと辺りを見回して、
常葉を見上げみゃぁと鳴く]
気に入ってくれたんなら何よりさ。
こういう祭りは好きだしな。
ヒト喰う合間に嗜むかぁ?
[さてそれは本気かどうか含み笑い。]
そんときゃ赤鬼青鬼で舞えば面白そうだなぁ。
つぅか司棋は大丈夫なのかい、
またくたばっちまわなきゃいいけどよ。
[不意に高く笑う声。
振り向く先には万次郎]
っはははは、こいつぁ傑作だ!
やるじゃねぇかい、遥月。
ちょっとしたもんだぜ、万次郎?
かっかっか。
司棋、そんなに笑ろうては万次に悪かろうて。
かっかっかっか。
[窘めながらも笑いは漏れて。
もぬけの殻の白い紙を持つ手のまま
白に差し出された杯に口を寄せ酒を啜る]
無礼で云えば己の方が無礼であろう。
気になどせんわ。かっかっか。
……今更に何故逃げる。
怖ろしいのか。
永の年月、幾度と無く問うて答えの返らぬのに。
知りとうないのか。
決して来ぬ者を待って俟ってまち続けたと言うに。
[右手の指に紅筆を持ったまま、両袖を口許に寄せてケラケラ笑う。]
嗚呼、嗚呼。あはははは。
万次郎様、至極お似合いで御座いますよ……っふふ。
これぞ化粧師冥利に……っくく……尽きるというものです……っふふふ……
ほう、相棒の業は墨絵かぃ。
可愛いもんじゃねえか。
喰いっぱぐれるなんてこたぁなさそうだぜえ?
[真理の声、ふふと笑って酌を受け]
意地悪なもんかい、親切心さあ。
なぁんてな。
[杯干して満足げ、
唇舐めて眼を細め]
俺に化粧ねぇ、考えただけで笑えてくらぁ。
歌舞伎は悪かねぇけどな。
[ふと見上げる月の空]
おう、櫻が帰ってきたかぃ?
[ひとしきり笑い、更に酔いがまわったのか真理に注がれた水を飲む前に既に瞼は鉛のように重く]
…あぁ…また…回ったような…。
とても心地よく…。此れが酔いというもの…でしょうか?
[ふらり、頭が揺れたかと思うと背にある桜にもたれかかり*すやすやと*]
……問わねばならぬ。知らねばならぬ。
[賑やかに打ち騒ぐ眼下の怪どもを]
[見ているようで観ておらぬ]
[熱に浮かされた眸でねめつけ]
[喰児に向き直り、笑いを堪えながら囁く。]
ふふっ……喰児様もご一緒にいかがで御座いましょう……?
[紅筆を道具箱にしまおうと、蓋を開ける。其の中に、ヒラリハラリと桜の花びら。]
………おや。
これまた、どちらからの迷い子でございましょう……?
[紅筆を置き、辺りを見回した。]
[笑われるのには耐えられず。
全身から黒い霧を靡かせ、泉に向かい大股で歩み寄り]
………月の君ッ!タチが悪いぞ…!!
[袴のまま
ざぶざぶ
泉に腰まで浸かり、顔を洗い始めた]
[ばしゃっ ぱしゃり。ざぶんざぶ…]
左様左様。
合間に嗜みやはり人食うか。
赤の獅子で人呼び込んで青の墨絵で攫えば喰いはぐりはしなかろう。
うむ、お前さんに化粧は考えただけで笑えるかの良いのだよ。
[からり。赤へと笑みを返す]
なぁに司棋がへばれば己が担いで行こう。
…ほら云う傍から寝こけておる。
夜斗も居らぬというのに仕方の無いわっぱだ。
お止しヨゥ、冗談に決まってるじゃないかィ。
[獅子の口] [押し返し] [コロコロコロリ]
[みゃあ] [鳴く猫] [見下ろす] [碧瞬き]
茄子の兄さんが描いたにしちゃ可愛いネェ。
ほゥら、おいでおいで、飯は無いが抱いてやろうかィ。
[白い手伸べて] [黒猫拾い]
[頬寄せ] [唇寄せ] [上機嫌]
おや、司棋の兄さんは今宵も潰れちまったかえ?
林檎飴はあるけれど、苺飴は誰に強請ろうかネェ。
[猫抱き] [カリリッ] [一口齧り]
[ひゅうるり]
[薄墨いろの花弁を撒いて風となり]
[緋の鬼の傍に舞い降り]
……気が変わった。
たまには愚かしい真似もしてみたくなった。
[ぼそり、]
[面白くもなさげに囁いた。]
……あらあら、万次郎様。
お気に召されませんでしたか。
ごめんなさいねぇ。
[泉で顔を洗う万次郎に、そっと手ぬぐいを差し出した。]
いけませんよ、ただただお水で洗っては。
化粧が落ちない上に、肌が荒れてしまいます故。
ちゃあんと化粧を落とせるクリームを塗りますから、こちらにいらっしゃい。
[紅の唇を歪め、万次郎に手招き。]
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