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[通り過ぎざま、ふわり、残る口付けと微かに届く声]
ああ、これだから人は――。
[カラリ、足止め、けれど振り返らずに藍の目細め]
本当に仕方の無い。
[くつり笑う。カラコロリ、揺れる藍髪、靡く黒い羽織。
約束の桜の下へと、ぶらり散歩のついでのように往く]
[燃えてゆらゆら黒曜石、
何故だ、何故だと問いかける。]
どうしても、さあ。
俺ぁ自分がやりたいことをやってるだけだからなあ。
[すでに白の言葉は届いていない。
泉に背を向けて周囲を見渡しながら低く低く、ぼそぼそと]
仔猫の仇討ち…ヒトを喰らう悦び…狩るモノの始末。
これ以上の機会は無い。
主様が我に与え賜うた―――…機会よ。
あにじゃも視えているか、あにじゃ…?
我は生きておるぞ、確と生きておる。
その命吹き込まれた時のまま、あにじゃを想うて。
そして今、あにじゃの望む姿となろうぞ…―――!
[ゆぅらり ゆらり
切っ先は定めずに、力を抜いた状態で周囲の空気を嗅ぎ
獲物探すに専念しはじめ]
探しておれば、出向く獲物か。
[キンッ――――
鍔が嬉しそうに揃えて啼く。
獲物を待ち構えるように泉の周辺を
ぺたり、ぺたり ゆらり ゆらり
司棋士へと歩み寄り、適度な距離のもと立ち止まって]
ヒトのわっぱよ。
仔猫を灼いたあの時に、其方はどんな心持ちであった?
憤りに任せて灼いたか
それとも愉悦を感じながらの狩りであったか。
答えよ。
[薄ら嗤いは消えず、まとう黒の靄は濃くなりて]
そうかい、
なら付いて来なあ。
けっつまづくなよお?
[からかい含みにそう謂って林に向けて歩き出す。
やがて櫻が見えるだろう。
青の待ち人も其処に居る。]
これはこれは万次郎様。
良い夜で。今日はお神酒は召し上がられぬので?
[痴れ者のようにけらけらと笑いながら、万次郎の問いかけへ仰々しく頭を下げ]
はて…猫?
あぁ、メイの痴れ者か。
あまりに僕を侮辱するから焼いてやった。
熱そうに転げまわってて、面白かった。
でも
夜斗はあんまり美味しくなかったみたい。
腹の足しには、なったけど
[遥月に抱かれ、ぼろぼろになった体とは正反対に、おかしくてたまらないといった態で]
待ち草臥れて寝ちまってなきゃいいがねえ。
[くくくと笑えば有塵が
望むはそれだけ、口にして]
せいぜい気張るさあ。
[櫻が闇夜に浮かんで揺れた。]
[はらりひらり桜の下。
ゆるり、待ち人来たりて笑み浮かべる]
良い夜よのう、相棒。
[視界に入る常葉も有塵も目も呉れず
にただ赤を眺めて青鬼笑う]
[カラコロカラリ] [番傘閉じて向かう先] [舞う薄紅の中に青鬼]
[絡めた] [すぃと腕解き] [ぐるり見回す林] [佳い宵の気配か]
邪魔はしないヨゥ。
其ン桜の上にでも居ようかィ。
[泉に向かう其の道すがら――
目に飛び込むは、「見る者」と「狩人」]
…………………。
[月明りに照らされて、凛とした目の男は歩く。]
――わたくしは……
――僕は……
[ふたつの声が、頭に響く。]
ふざけた真似を―――。
[問いは無視し、挨拶も無しに低く呟く]
痴れ者とな?それはわっぱのほうであろうが…!!
こわっぱのその口…
二度とふざけた言葉を口に出来ぬようにしてやろう。
………腹の足しに、か。ヒトは鬼を喰らうか。この…ッ!
[言葉続かず、双刀を両斜に構えると素足は血を蹴って
司棋の出方をうかがう事無く
相手の右肩目掛けて片方の刃を振り下ろし]
ああ、そうさ。
己とお前どちらの霞が咲くかひとつ勝負よ。
[手のひら強く握れば墨毀れて、
吐息かければ薄紅に舞う煤の花。
ゆるり見送り、赤を向く]
さぁて、血祭りはじめようかの。
[ひゅうい] [白の手振り] [桜の枝に座り] [苺色の鼻緒揺らす]
[番傘開き] [くるうり] [舞い降る花弁] [蜘蛛の巣に絡め取り]
[かける言葉無く] [対峙する] [赤鬼と青鬼] [眺め双眸眇める]
[闇夜に紛う墨染めの]
[硬い面のみぼんやりと、夜桜のごと仄白く浮かぶ。]
[張り詰めた気配、底光りする眸のほかは]
[その顔色に変わり無し。]
[ただじっと緋の鬼見詰めて無言で佇む。]
[振り下ろされた白刃をふわりと軽く飛びよけて。あざけるようにからから笑い]
何を怒ってるんだろうねぇ?
腹の足しに人を食うバケモノの癖に。
ならお前が僕を食べてみろよ。
お前は僕が食ってやるから
[子供のような、遊んでいるような。
言葉が終わらぬうちに、突然の風が巻き起こり、万次郎の背後に現れるのは闇色の狼]
[煤の花がふわり舞う。
風がそよいで髪が揺れ。]
ああ、始めようかあ。
[金の瞳が輝いて、口の端から牙覗く。
ゆらりゆれるは鬼火だろうか。
爪が、刃物のように煌いて。
―――弩の如く飛び掛る]
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