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[続く酒宴][仰いだ月と][白い花]
[ゆるりと首を振れば][小さな瓢箪取り出して]
今宵も水を飲もうかの――。
[小さな瓢箪][一人用][杯もなくこくりと飲んで]
どうせ酒には酔えぬ身じゃ。
[吼えた犬は泉の中に][元気な猫はおつかいに]
[細めた目には過日と変わらぬ愉しい主演――]
有塵は良い飲みっぷりじゃのぅ。
――愉しそうとは言えまいが。
[杯手に、白を見る]
同じで在るものなぞ何処にもあらぬか。
そうさのう、寂しかれど愉しくもあるものよ。
[流し見る緋色の瞳、揺れるのか。
それも一時、静かに瞬く間に白は笑みを浮かべ]
その裁量ひとつにたゆたう生死。
人の儚さを我が身に憶えるか。
[すいと藍の目細めて、赤鬼唇歪むのを見る]
つつけば割れるからこそ現世。
割れぬは夜の夢ばかりよ。
また随分と鮮やかな色ばかりよのう、相棒。
赤鬼生まれ出緋色は血か炎か?
[藍の許にて上がる口端。
対し零るるは呆れた息か]
忘るるか。やれ暢気なことぞ。
これ程までに血に満ちて何が少々か。
咎められても手助けはせぬぞ。
さて、妖か人かは我には判らぬ。
聞くに信じるは無理だろう。
見たところで皆人の姿では判りもせぬ。
喰らう喰らうか。
人の味も妖の味も疾うに忘れたわ。
我慢の利かぬは、今宵の酒だけよ。
そも、我が呑みたいがために調達を請け負ったのだぞ。
代金も我が払った。好きにして構わぬのだ。
[くつくつ。愉しげに笑いながら応え]
しかしまあ、そうさな。告げ口せんでくれるとありがたい。
[ぐび、ぐびり]
[開耶の言葉に、興味深そうに耳を傾けた。]
嗚呼……開耶様は、随分と達観していらっしゃるのですね……。
人の味も妖しの味も忘れたとなると、貴方様は何を食ろうて生きておられますか?まさか、霞ではありますまい。
[ぱしゃり、水からあがり、濡れた髪はつむりを振って水を飛ばすに留めて]
戻る…か。
[浴衣を着付ける中、ふと思い出し、懐から取り出すのは白水から頂戴した水の球]
…綺麗だよね…、これ。何に使えばいいのかな…。
[ぽつり、夜斗の背にのり、歩は緩やかに社へと]
腐っちまうかい、そいつぁすまねぇなあ。
唇がなきゃあ碧の声も聞けねぇなぁ。
[さして悪びれる風でなく
己が唇を舌で舐め]
ははぁ、喰って喰われてってぇことかい。
俺も喰う方さあ。
なあに、喰っちまうのは惜しいくらいさ。
[金の眼細めて緋色を揺らし]
ははは、その呑み方は水みてぇだなあ。
有塵よ。見てて気持ちいいぜ。
[青鬼の赤の杯][とぷとぷとぷり] [命の水が満たし]
おや、そうかィ。
少しは愉しめそうかえ?
[赤鬼] [悪びれず] [薔薇色の唇] [僅か尖り]
唇が無くとも声は出るンだろうさァ。
喰って喰われる筈が喰うのが惜しけりゃ喰児は如何するンかえ?
さて、それは聞かねばわかるまい。
[右の手開けば歪み花。
傾けるばゆらり歪に舞い落つる]
それは薄墨に聞くが良かろう。
我に他の桜なぞわからぬわ。
[常盤が赤に吸われるを、気の無い琥珀は見送りて]
[酒を飲む薄墨の姿は童の如く。
漸く己を捉える薄墨に息吐き]
…やれ、増えてすまぬな薄墨。
桜は其方がおる、我は無粋か。
やれ、去ぬべきか。
[溜息琥珀に笑みながら]
蜜を受けるにはそれなりの器が必要ってぇわけかい?
怖いねえ、遥月は。
[くくくと笑って櫻を掬う
花びら藍にひらひらかけて]
両方さぁ、相棒。
俺は炎と血とで出来てるのさ。
お前が纏う藍とは真逆の色だぁな。
さあて、呑むといった万次郎は何処までお散歩かねえ。
猫の気まぐれにつき合わされちゃいねえかなあ。
[ついと座る影に目を向け]
よう、嬢ちゃん。
片付けはすんだかい?
わらわなら、翻弄のうちに仕留めるといった形になろうからなぁ。
得物とあわせてと言いながらも、その力でねじ伏せることに憧れもするのじゃ。
ふむ、店主も機嫌良く見送ってくれた。
万次郎は店を使うことには手慣れておるのじゃな。
興か。宴の興には事欠くことも無く良いことじゃ。
舞、唄…癪ながら犬めの蛍光、さてさて今宵は?
代金を渡したものが自由にして良い、か。
ううむ酒のみならず、店主を扱うこつについても得たようじゃ。共をして良かったわ。
[楽しげにこくり頷いて、共にこれから酒のもたらされるはずの宴の輪に戻っていく]
[ぺたりぺた。下駄は未だ社の縁下近くに転がっているらしく裸足。
賑わいが耳に戻れば、翡翠の少女の手を離すか]
それ、調達して来たぞ。呑め呑め。
我も呑む。醜態を晒さぬ程度にな。
[片手の封を切っていない瓢箪を酒宴の輪の中心へ持ち寄り
とす
と置いた。輪に加わり、手にしていた瓢箪を呷りながら]
メイよ、先の"面白いもの"でもためしてみるか。
それとも、酒が先か。どちらにする?
[どちらにしても己にしてみれば愉しいのだろう]
[地より毀れるは呆れ、気にする様子も無い藍]
かっかっか、天とは気儘なものじゃろうて。
元より主様にお咎め尋ねに来た次第。
三つも四つも変わらぬわ。
己が道は己が裁量、その時はその時よ。
左様、見分ける術、狐様すら無くば
食うか食われるか、食ろうて見ても判りはせぬ。
味も忘れたとは地は霞でも食らうて生きてきたか?
[常葉より満たされる杯、くいと煽る]
少しばかりか、己は愉快でたまらぬわ。
アッチの意味で喰ってみるかぁ。
[などと嘯き常盤を見れば]
結局喰うってことかもなあ。
いや、喰う専2人なら共倒れになっちまいそうだが。
相棒が骨を拾ってくれるらしいからなぁ。
[藍色の男肩越しに]
消えるときぁ俺も骨ぐらい拾ってやるかぁ。
お、酒の到着かい。
そうじゃな……同じである方が不可思議となるかのぅ。
[藍の言葉に小首を傾げ]
有為転変の世の中よ――
変わらぬものなぞどこにもありはせぬように。
[瞳は僅かに揺れようと]
[浮かぶ表情(いろ)は笑みばかり]
妾は妖し――ヒトを狩る立場ゆえに其の裁量を量る者。
我が身に憶ふるはそれこそ罪じゃ。
[難儀なことだと苦笑をもらす]
いやですねぇ、喰児様。……好い器だなんて、そんな。
[カラカラ笑い、手をぱたりと縦に振る。]
相手がわたくしを愛する程、食らった時の味の佳さは増すのですよ。
嗚呼、人も妖しも、初対面の相手にいきなり恋ができましょうか?まして相手は無粋な子鬼。味を出すのはどだい無理……。そうではございませんか?
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