>>1460>>1462[ほ、と息をつく。包んでいた腕を解き諸手を挙げて降参と]ああ。幾らでも待とう。何百の季節が巡ろうとも……何万たび春が来ようとも。誰にも触れず過ごしてきた今迄に比ぶれば、心強いこと――。…―――この魂魄、其方に預けるつもりでな。[ぎらつく瞳にも清々しく笑みを浮かべ]それでも、其方が佳しとしないのであれば―――我は…そうな。天に昇って、只々…季節の巡るのを眺めていよう。