…わ![有塵が風に乗って梢まで飛んでいってしまえば]これは驚いた…おぬし、そんなことまで。[...は見直したように目を丸くしているから、有塵の呟いた言葉は聞こえなかったのかもしれない]わらわとてその気になればそれくらいの高さ、すぐ登れるがな…[木にはさきほど登ったから、今は地に足をつけているので十分だと呟く。太く張った枝の上で身を任せる有塵もまた、何事か呟いている]何か、言ったか?