[遥月は、メイの髪をそっと撫でた。]はいはい、メイ様。落ち着いて下さいな。だいたい真に強き者は、子鬼ごときに吠えますまい。それを言ったのは他ならぬメイ様ではございませぬか。[メイの鼻筋を指先で軽く撫でる。]その御手本をメイ様からお見せになれば、司棋様も負けたと音を上げるやもしれませんよ?御試しになってはいかがです?[メイににこりと微笑んだ。]