[赤鬼に、肩を竦め笑う]さぁて、猫に主は必要か?我の記憶では、猫は主を持たぬと。[引き寄せたメイの後頭部をわしと掴み、ともに踵を返し]ゆくぞ、酒の調達だ。其方も呑むのだろうに。先の礼の件も含め、これで御破算にしようて。なあ?[盃を仕舞い、ぺたぺた歩き出す裸足。片手は未だ翡翠の頭を掴んだまま社を離れてゆき―――。]