それなのに……巴も汝れも、死んだのに笑うておるのぅ。
[くすり][笑みもらし]
――巴が笑うて去んだ理由は今なら何とのう判る気がするがな。
[その寝顔に唇寄せて]
汝れがそばに有る暖かさを知ってしまったら――
居らぬ世界が寒くて寒くて寂し過ぎる……
[散る花びらを見つめつつ]
[あの赤鬼は何と言っていたか]
喰児……わらわは答を見つけたぞえ。
汝れの言う通り、わらわの中にあったようじゃ。
ありがとう――
常盤といつか鬼ごっこをした時は、汝れも笑うのかのぅ。
わらわは本壊――汝れも本壊遂げれたら良いの。