慣れた血肉の匂いじゃなかったなぁ。こんな人間いねぇだろお。なあ、相棒。[答えは無いと分かりつつ変わらぬ調子で問いかけた。白い繊手が伸ばされる。すいっと金の眼細めて見つめ]どうかねえ。喰ってみりゃあ分かるだろうさあ。碧は美味そうだぁなあ。[にいと笑って手を伸ばす。常盤色の髪触れて]