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セシリア、大丈夫。
こんなやり方、惨たらしく殺して
ただ人の恐怖心煽って影で笑ってるだけじゃないか。
取り乱すのを見て犯人は楽しんでるんだよ。
今は落ち着こう。
ゆっくり気持ちを落ち着かせて。
で、でも。
でもギルバートさん……!
[扉の入り口付近で、
止めることも進むことも出来ずに居る]
……警察、
そうですよ、警察を呼ばないと。
ねえ、駄目です。
ギルバートさんだって、皆だって、僕だって
狙われてしまうかもしれないんですよ……!
[どか、とセシリアの慟哭や、ラッセルの絶叫。ナサニエルの言葉を聞き流しながら]
遅かったのはカンベンしてくんないかな。
停電とか移動とかなんかイロイロでさ、言えなかったんだから。
つーかボソッといっただけなんだけど2人とも聞こえてたのね。
うん、そ。僕はコーネを見たよ。
[どかっと腰を下ろした]
なーんかケータイも通じないしファック!!
密室サツジンーとか?くくく。
あーダリ。
何度も同じこというのめんどいからさ。
聞こえなかったヒトは聞いたヒトからマタギキしてチョーダイ。
ロッジの固定電話がどうだか知んないけど。
どっかに連絡つくまで全員同じとこにいたほうがいいんじゃない?
コーネも少し落ち着こうぜ。
現状からいって、オレ達しかいなかったんだ。
みんなで纏まって話し合えば、糸口が見つかるさ。
[そう言うと、ぽんと肩を軽く叩いて*宥めた*]
……電話……
通じない……?
そんな。
外は、吹雪で―――出られない。
ゲームが、続くっていうんですか。
ゲームって名前の付いた、こんな―――
[頭部を殴打することでラッセルの服は返り血と脳漿でぐちゃぐちゃになっていく
また、死体に馬乗りになっていることで、ズボンも血を吸い、ラッセルの全身は自身の髪よりも赤く染まっていた]
あんたが私に与えた苦痛はこんなもんじゃなかったんだから
体の痛みも、心の痛みも、ぜんぶぜんぶこんなもんじゃ済まない位、痛くて痛くて、苦しくて苦しくて
……だから。だからぁぁ!!
[ガンガンと殴り続けるラッセルの目からは涙が零れ落ちていた]
[殴り続け、疲労で腕がもう上がらなくなると]
う、うううううううううううううううっ
[手にしたマグライトを落とし、その場で泣き崩れた]
あ、そうそう。ゲームの話のうちーだったからホンモノかどうかはイマイチ言及しなかったけど。
僕の真理の眼はモノホン。ま、ビョーキのフクサヨーみたいなモンなんだけどサ。
効果は…つーか占いっつったほうが分かりやすいね。そうしよっか。
ま、アーヴがなんか死んでるし?モノのついででコーネを見たワケ。
犯人が分かるなら自分だけでも気をつけられるしね。
あ、コーネ見た理由?
ギルがなんかエッタがどうこーとかいってたけどそーじゃなくてサ。
コーネはなんか追従意見ってかうんうんそうだよねーとかいいながらするする逃げてる感じを受けたから。
ギルの意見やシャロの意見のときにね。
ちっと気になっちゃった。
……う。
[ギルバートに肩をぽんと撫でられて、俯いた。]
……は、はい……。
すいませ、ん。
あの、ギルバートさん。
もし、そうやってゲームでも……
ううん、ゲームじゃなかったとしても。
遅れて名乗り出て、
信頼を損なうことは考えなかったんですか……?
……信頼って、大事だと―――思う、から。
[たどたどしく*尋ねた。*]
ギルを見なかったのはあからさま過ぎ。
チョーハツ的だったしなんか意見まとめよーとかしてたし?
もし犯人一味なら僕のチカラを無駄遣いさせたかったんじゃね?とか思ってスルー。
ラッセルはなんかあんま喋ってないだけでどうのーとか言われてて理由に乏しいからやめといた。
ニーナはエッタに過剰反応したよね?
犯人がわざわざそんなことすっかなーと思ったからヤメた。
残りはシャロとコーネだけどコーネのほうがさっきいった理由で気になったからコーネにしたよ。
望みは絶たれたというわけか。
わけがわからない、いや、出来過ぎてる。
こんな推理小説みたいな状況なんて、バカげてる。
そして今度はライトノベルのような超能力が
あると大真面目に言う人まで出てくるとはな。
何かの芝居か?演劇か?
・・・女子供泣かせてドッキリとは言わせねぇぞ。
これがマジでも尚更だ。
警察が無理ならあえて茶番に乗ってやるよ。
犯人に捕まえて殴るだけじゃ済まないからな。
[一通りまくし立て、一息吐く]
ケーサツ待つのもいーけど。
どっちにしてもそれまでヒマだからさ、僕はこのゲーム乗ってやってもいっかなーと思ってるよ。
ケンカ売られたからにはブチコロしゃー早く済むしね。
[歪んだ笑みを浮かべて]
ま、なんだ?
とりあえずギルはなんでラッセル見たわけ?
最大票だからーとかはナシね?
僕最大票のラッセルも大した理由ないしなァとか言った覚えあるし?
人狼でも片占いはノイズっしょ?
あとさ、ラッセル白で出てきた理由ってナニ?
聞かせてくんないかなぁ。
[コーネの言葉に小さく頷き]
もちろん、信頼は大切だよ。
時間のハンデを背負ってでも、みんなの様子をもっと見てみたかったんだよ。
どちらにしろ、トビーが嘘をつき通しているわけだから
結果的には、先刻だろうと今だろうと信頼問題があるのは変わらないしな。
[下から聞こえるトビーの声に]
ラッセルを見た理由は、最大票だったのが一つだよ。
後は、自分の希望でもあったからな。理由は言ったと思っていたけど?
オレが、お前に対して挑発的だったのは最初から疑っていたからに決まっているだろ?
こんな力持ったのが、何人いるかわかんねーけどオレが本物なのがわかっているんだから、相手もそうなのか確かめる為に動くのは当然だろ?
まとめる動きとか言ってるけど、そんなつもりなかったし、力を持っている以上、みんなの意見を汲んだ上で、その力を使いたいって思うのは当然だろ?
ゲーム…人狼ルールに乗っ取られた場合…
最初にアーヴァインが死んで…
次からは、…この中の誰かがいなくなっていくかもしれない。
そう思ったら、オレは力を使った相手を言わないまま
消されてしまう可能性が出てくるわけだ。
その理由もあって、出てきたんだよ。
――…て、おい…ラッセル大丈夫か、よ。ぇ、ぇー…と…
[泣き崩れるラッセルに手を指し伸ばそうと伸ばすも
その手がどこか迷っているように*動いた*]
よの。
停電……そのあとにあったのは、アーヴァインの変わり果てた姿……
アーヴァインが誘ったんじゃないか。
ゲームをする、ただそれだけのオフ会じゃないのか?
まさかね、見立ての殺人なんて事はないよな。
正直、何が起こっているのか判らない。
これ、ただのオフ会、だったはずだよな。
僕はもう帰りたいよ。もう解散しようよ。
[吐き気がする様な光景、それは以前見ていたとしても訴えかける物が有るだろう。
それでも表情はぴくりとも変えず、黙って死骸の転がる部屋へと歩み入る]
…息をするのも厭わしい……。
早くやってしまおう…。
[部屋奥に有るベッドからシーツを引き剥がし、アーヴァイン“だった物”に被せる。
白い布には瞬く間に朱い染みが拡がっていった]
[溜めていた息をゆっくりと吐き出しながら、壊れてしまった扉を申し訳程度に閉じた]
臭いがこれ以上広がらなければ良いけれど…。
…そうだ、固定電話。
何処かにないだろうか…。
[二階の廊下を歩きながら、辺りを探し始める]
少しでも脱出の可能性が有るなら、それに賭けない理由は無い、かな…。
[その異臭に耐え切れず、不織布を口に当てながら]
ギルバートくんは何を言っているのだね?
よく解らないけど、昨日のゲームの続きでもしているつもりなのかい?
この状況で、まだそんなゲームを続けてる意図は解らないけど、一応反応するなら・・・。
えっと、今更配役を貰ったってことを言ってどーするのかな?
覚悟があるなら、人狼の配役を貰った人を見つけるまで黙っていればよかったんじゃないかな?
中途半端が一番ダメだってよく聞くじゃないか。
ただ、それもGMのアーヴァインくんがこんな状況になってしまった今となっては、もう意味が無いことなのかもしれないけど・・・。
[くぐもった声で、話し掛けた]
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