情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
――やぁだ、絶対帰らないもんっ!
[ こどもの声が、通りに響き渡る。
直後、路地から少女が飛び出して来た。
周りに目もくれず、道を駆け抜けていく ]
まあ、ステラが無事なのはわかっちゃいるが……。
心配なのは、メイ……だな。
いらん事、されてなきゃいいんだが……。
[何でかんで、心配なのはそこであるらしい]
今の声は……と。
どっかで聞いたような?
[呟いて周囲を見回せば、肩のシエルが短い手を前方へと伸ばす。
まるで、あっち、あっち、と言わんばかりに]
あれは……?
[つられるようにそちらを見やれば、駆ける金髪の少女が目に入り]
[ ぱたぱたぱたぱたっと走り抜けていくのに合わせて、
長いスカートと金色の髪が揺れる ]
あ、えーっと
[ 名前が思い出せない。眉を寄せる ]
誰だっけ!
いいや、ちょっと隠させてっ
[ それで隠れられるのかはわからないが、
その背後にちょこんっとしゃがみ込んだ ]
隠れさせて……て、え?
[唐突な事に戸惑うものの、何やら急を要しているのは見てわかったので、それ以上は言わずにおいて。
取りあえず、隠れた少女が動くまで、そのままその場に足を止め]
[ 間を置いて、……辺りをきょろきょろ ]
ふうっ
[ 大丈夫らしいのを確認して、安堵の溜息つく ]
あ、急にごめんね、おにーさん!
あと… シエルだっけ?も。
[ そちらの名前はきちんと聞いていたようだ ]
いや、別にかまやせんがね。
役に立ったんなら、何より?
[ごめんね、と言われれば笑いながらこう返す。
名を呼ばれたシエルは、挨拶するように短い手をぱたぱたと振って見せた]
しかし、どしたんだい?
裏路地の、危ない連中にでも絡まれたか?
[あれから一度自宅に帰った後、自らの荷物を取りに帰って
大会会場へ向かおうと、人の流れに任せるように大通りの歩を進める。
自宅に帰った時には、男性は既に帰った後だった。
カフェで聞いた話の詳細を、知っているだろうと思ったのだが
聞く宛がなくなってしまった。
(立ち聞きしていた以上、父に聞く訳にもいかない)(怒られる!)
―――また、父に告げに来るのだろうか。
思わず無意識のうちに小さく溜息を零して。
ふと、雑踏の中に紛れた喧騒を感じて顔を上げる。]
……?
ギルおにーちゃんに、ウェンちゃん?
[見慣れた――しかし、異色の組み合わせにきょとん。
首を傾げれば、さらりと蒼が揺れて]
[とか言いながら、裏路地の住人よりも、権力者の方が危険度高いよなあ、とか。
ふと思っているのは笑い話かも知れない]
んーんー。
[ 危ない連中に、と聞かれて、ふるふる首を振る ]
……家に帰るようにって言われたの。
[ その場にしゃがみ込んだまま、
口をとんがらせて、むすっとした表情 ]
……っと、シャルお嬢も、会場に行くとこ、かね?
[雑踏の中で目を引く蒼い髪にふと、こんな呟きをもらし。
それから、口を尖らせて座り込む少女の様子に、おやおや、と声をあげ]
家に帰れ……か。
そう言われて、はい帰ります、と頷きたくはないみたいだなー。
……とにかく、そんなとこに座り込んでると、身体冷やすぜ?
[軽く言いつつ差し出す右手。そこには、僅かに白い包帯が覗いて見えるか]
―アーヴァイン邸:ハーヴェイ自室―
[昨日まで武闘会を観戦していて気づいたことなどを纏めた
ハーヴェイなりの調書を書き上げる。
まず単体についての所感。
次に、薬物を使用すると言う行動から、
相手がどんな目的を持った人物か等を考察し、
そこから考えた自分なりの推論。]
[包帯の下には、未だに火傷が残っている。
先ほど、通りを歩いていた時、ふわりと視界を掠めた白い女性。
彼女から、治療の申し出はあったものの、それは断っていた。
大会で受けた傷には、受けられる治療以外は基本的に施す気はないから。
……とはいえ、どうやら痛みを和らげる何かはして行ったらしい。
煙草をくわえていなくても、痛みが鎮まっているところからして、多分間違いないだろう]
[気になるのは、ギルバート、カーミラ、コーネリウス…だろうか?
ただし、コーネリウスに関しては
彼が参加前に荷物を無くしており、
その荷物の方に薬物が入っていた場合、
使用は不可能だろうと言う注意書きも添えて。
……勿論何らかの形で身につけていたのなら話しは別なのだろうが……]
[調書をホッチキスで綴じると、
参考になればと、アーヴァインの入院する病院へ向う為部屋を出る。]
あ、シャーロットだ!
……ギルおにーさんって、このひとだったんだ?
[ 実は聞いていなかったらしい。
首を緩くかたむけて、目の前の男を見あげる ]
あんなところ、家じゃないもん。
[ 眉を寄せて、……差し出された手に、きょとり ]
その手、どーしたの?
あ、やっぱりそうだ。ふたりとも、やっほー!
[視線を向けられれば、あぁ。と納得したように声を漏らして。
どーしたの?、と。へらり笑みながら其方へと近寄って。
ウェンディの問いを聞けば、其方へと笑みを向けつつ
肯定するように小さく頷いた。]
うん、この人。
[と、ギルバートの差し出している手の
包帯に気付けば、僅かに眉を寄せ]
おやま、随分な言い方で。
[眉を寄せながらの言葉には軽くこう言うだけで、それ以上問う事はせず。
代わりに、という訳ではないが、投げられた問いにああ、と言いつつ僅かな白を見やり]
昨日の試合で、一撃くらってな。
ここまでしなくてもいいってのに、救護班がぐるぐる巻きにしてくれてなー。
[軽い火傷なんだがな、と。
なんでも無い事のように言って、けらりと笑う]
随分じゃないよ。
閉じ込められるのやだし。
[ ぷぅと頬を膨らませながら、
ようやく差し出された手を取り、立ち上がる ]
そーなんだ… 痛くないの?
[ まじまじ、見つめる ]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新