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[ニーナに腕を引っ張られ]
イテテテテテ……
[ポン、とシャンパンのコルクを抜いたような音とともに手首から先が取れ、ニーナの手の中に残る。]
ああああああ。ボクの手が取れちゃったヨ……。
なんちゃってネ。
[ひょいっと袖に隠していた右手を出す。勿論ニーナの手の中のモノは玩具。]
このビックリ道具後で販売するので是非みんな買ってネ!!
ギャラとしてニーナちゃんにはその手はあげるヨ。良かったネ。
[カミーラの手が首に触れれば、ハッと我に返り背筋を伸ばし]
アァ、大丈夫だよ、シニョリーナ。
私の身体が熱を孕むのは、貴女の手が触れているからだ。
[ジンジン痛むのにも構わず、その手を上からそっと抑えようと]
[呻き声にはっとステージから目を戻すと、そこには青海苔で苔むした人面石のようになってしまったヒューバートの姿が。]
あわ、ごめんなされよ!
ごめんなされよマリーちゃ、海苔無駄に使てしもた!
[そっちかと。
そして壷を返そうとして、舞台の上で腕が抜けたのを見て吹き出した。
ヒューバートたちをより一層青海苔まみれにしたのは言うまでもない・・・ごめんなされよ。]
あれ?
ヒューバート×カミーラなんけ?
俺の出番け?
やっぱりニヨり隊の出番け?
そうけ?そうなんけ?
[単にヒューバートがあんなキャラだけな気が(ぁ]
さて、最後にもう一つだけやって終わりにするネ。ちょ、ハーヴェイ。まだ仕事残ってるヨ!
[一輪車に飛び乗り]
ハーヴェイ、そこのザックからシガーボックス…ええと…木箱を三つ出してくれないカ?
そう、それそレ。
それをちょっと投げてくれヨ。
ちょっ、ちゃんと取りやすいように投げてヨ!!
[...はヨロヨロしながらもハーヴェイが投げたシガーボックスを三つ受け取る。
一つ投げては二つの木箱で器用にキャッチしている。それを何度か繰り返し、最後に三つ同時に投げ、一輪車でクルリと一回回ると、右の掌を上に向け高く差し出す。
その掌に三つの箱が綺麗に積み重なるように着地した。]
最後の大技も何とか成功したネ。多分この技出来るの、100人に2、3人ヨ?
さて、皆さん最後まで見てくれてありがとうネ!!
これで終了だヨ!!
今日使用したグッズ今からローズマリーの店の横で販売するから良かったら買いに来てネ!!
[そう言うと一輪車から飛び降り、観客に一礼し、舞台を降り、ローズマリーの露店に向かう。]
きゃぁぁぁ!取ーれーたー!
…って、またそうベタな芸をやる!
[あいかわらずくるくると麺を炒めながら、ボブにツッコミを入れる。]
きゃっ!
[思いもかけない感触、そして取れた腕に小さく悲鳴をあげるが、
それもボブの芸だと分かって]
えーっ!
もう、驚かさないでくださいよー!
[笑いながらの口調は自分が舞台にいると言うことを忘れているようで]
え、頂いていいんですか?
それじゃあ、遠慮なく頂きますね。ありがとうございます。
[腕の作りものと貴重な思い出をくれたボブに礼を言った]
[離れていくカミーラの手を惜しそうに見やりつつ]
アァ、つれないね、シニョリーナ…。
そんな所がまた、私を燃え上がらせる…。
[フッとニヒルに目を伏せれば、ぱたぱたと青海苔を叩き落とす。]
[...はウェンディと焼きそばを食べながらステージを見て]
すごいねー!ハーヴェイお兄ちゃんの次は、ニーナおねえちゃんがバニーさんなんだね!
ってわわ!腕が!ってなんだ!作り物だったんだぁ!凄い凄い!
[ステージに立つ二人に拍手を送りながら、ウェンディと顔を見合わせて喜んでいる。]
[舞台を降りたボブの後を追い、...も屋台へ]
ボブ、お疲れ様。
舞台、凄かったよ。去年よりも腕上げたんじゃないか?
[笑いながら、屋台へと戻る。
漂ってくるやきそばの香りに、お腹がすいているのを思い出し]
おまたせ。ローズ、屋台手伝うよ。
…でもそのまえに、焼きソバ食べてもいいかい?
[…いや、その前に掃除か。と屋台に散らばる青のりを見て]
[...は、立ち上がり、舞台上に向けて両手を大きく上に上げて拍手をした]
ボブおじちゃん、すごーいすごーい!
ねぇねぇ、リック、箱がくるくる飛び回ってかっこいいね!
[きゃーきゃー!と騒ぎ立てていたが、舞台から降りるボブ達に向け]
ハーヴェイさんとニーナお姉ちゃんのバニーガールもすごかったよー!たのしかったー!ローズお姉ちゃんのお手伝いとかでまたバニーガールしてねー!
[完全にお手伝いする人=バニーガールのようだ]
[くるくると魔法のように炒められていく麺に刻んだキャベツをばさばさ投下しながら声をあげて笑った]
相変わらずだな、ボブは。
ところでこの青海苔…。どこかに箒でもあったっけ。
え、ここで売るの!?
[突然のボブの言葉にうろたえつつも、営業スマイルを取り戻し。]
はーい、いらっしゃいませー!
一緒に焼きたての焼きそばはいかがですかー?
飲み物も各種取り揃えておりますー。
[売る気満々。]
[腕を上げたの一言に破顔一笑]
ソウ?ありがとうネ。
ハーヴェイのダーツ、良かったじゃないカ。
自信無さそうだったからちょっと心配してたんだけどネ。
[そう言うとハーヴェイの頭をポンポン、と軽く叩く。]
[「バニーガール」という言葉に苦笑して]
ばにーがーる??はは、僕はバニーじゃないよ。
どこからそんな話が広がったんだ?
来年はウェンもリックも、出られるといいね。
[そう言うと、二人の頭を撫でて]
箒は…広場を掃除する箒でも借りてこようか?
どこかに置いてあるはずだけど。
[きょろきょろと周囲を見渡し。隅の方にあるのを見つけ、掃除を始める]
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