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──お前が真に望むものをやろう、ハーヴェイ。
お前の願いを叶えてやる。
[細く鋭く一瞬だけ、ハーヴェイに向けて「囁き」を放った。]
[一瞬鋭く響いた声が脳に大きなノイズを生んだ]
っ!
…俺の…願いを…?
ギルバートが…?
[以前…まだ十分に理性が残っていたあの時、確かに彼に「過去を消してくれ」と願った。彼は…何をするつもりなのだろうか]
―自宅1階―
[自宅の中をあちこち探索するネリーを見ながら、ナサニエルは全く別の所に思考の波を寄せていた。]
『"兄"……ねぇ……』
[ブランダーの雑貨屋にて――恐ろしいほど無防備な表情で、兄を呼ぶあのニーナの姿は、当然ナサニエルの視界に入っていた。そして、哀しげに影を探し求める彼女の声も耳に届いていた。
―――が。彼はあの時、それを完全に黙殺していた。
その理由はひどく単純だった。
「それは『契約』の外の出来事だったから」。
もし事前に連絡のひとつでもニーナが寄越し、ナサニエルに"兄"で在って欲しいという言葉さえ告げれば、ナサニエルは自分の持つ技量と「たましい」をもって、彼女の――愛する"妹"の"兄"として、彼女を抱き締めてくちづけを与えていたことだろう。
だが、「事前にそれは無かった」。
だからそれは、「起こらなかった」。
衆人の眼前で「契約」というものの存在と正体が暴かれることを畏れるといった感情さえも無く、彼の中には「何も無かった」。
――ひどく単純な話である。]
[もしナサニエルが、「あの時ニーナ・オルステッドが呼んでいたのは、貴方のことでは無い。」、或いは「"兄"を投影していた相手は別の誰かだった」と知ったとしよう。
その時の彼の反応は如何ほどだろうか。
おそらく「ふぅん」や「そう」といった、彼が常用している煙草の煙の一筋と同等の長さの感慨しか返ってこないだろう。
もし追加で何かの感慨を寄せろ、と誰かに言われたとしたら。おそらく彼はしばし思考に耽った末に、こう結論づけただろう。――今まさに彼が耽る、この一言へと。]
『彼女はおそろしく素直で純粋な"獣"である』
「じんろう」…?
人狼の…「同族」?
俺が…血族…だって?
[益々訳が分からないというように声に歪みが入り始める]
お前は…人間じゃないのか…?
──!
[「人間ではない」そんな告白がこともなげに伝わり、言葉を失う。
以前雑貨屋で一度だけ彼に会った時、頭痛を覚え、先程も同じく雑貨屋で衝動が抑えきれなくなった。
ナサニエルの家では彼の残したモノに酷い眩暈を覚えた
それは全て彼が人ならざる故のものだったのか]
俺は…?まさか…俺も…お前と同じ…?
いや、俺は…ずっと…人として生きていた…!
ありえない、ありえない…!
[最後はまるで自分に言い聞かせるような]
werewolfと言っても別に、映画に出て来る狼男みたいに毛むくじゃらのケダモノになる訳じゃあないさ。
人間よりちょっとばかり死ににくくて、体が丈夫なだけだ。
[それは彼に関しては正確な事実を告げてはいなかったが、
あえて伏せておいた。]
[出て来たナサニエルに、薄い笑みを浮かべる。]
ちょっと聞きたいことがあってな。
さっきは聞き損ねたんで…入ってもいいか?
[「先祖帰り」達が、自分が人間でないと知らされると取り乱すのもいつものことだ。
もうイヤになるほど……否、「嫌」という感情すら湧かなくなるほど繰り返された情景。]
[淡々と語るギルバートとは対照的に頭は次第に混乱してくる]
…だけ?
いや…以前と…違う…
俺の中で…ナニカが変わった…
時々…俺は…自分が抑えられなくなる…
どうしようもない…どうしようも…!
お前に…会ったからなのか…?
それとも…俺が…「人狼」だから…か?
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