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ローズさんね。この前だん…ボブさんと一緒に行ったけど、そのような人はいなかったわ。
ごく最近、と言うことになるのね。
[突如、大陸じゅうが悲鳴を上げるような音を上げる。ネリーは思わず身体中を竦ませた。]
やだ、私のタイプってどんなのだろう。
[結局の所、ネリーは少なくともこの6〜7年は自分から言い寄った事は皆無に近い。心が傾く、あるいは傾きそうになった事はあれど。]
[触れられたら欲しくなってしまうに違いない。
ローズマリーはそう確信しながらも引き寄せられるように彼の腕の中に納まってしまう]
ギルバート…
[つぶやく彼の名に彼女の欲望が見え隠れしていることにギルバートを気づくだろうか]
ローズ……
[ローズマリーを腕に抱き、その髪を愛おしむように撫でる。
顔を曇らせた彼女を宥めるようにゆっくりと。]
心配なのか?大丈夫だ。きっと何とかなるよ……
俺も一緒に居るから。
[耳元で静かに優しく囁いた。]
[リックが強いリーダーシップ性を窺わせる事にネリーはこと感心する。
私がリックの年齢だった頃はどうだったか?目の前の仕事をこなすだけで精一杯であり、知識を吸収するのはもちろん、知識や度胸を身につけ、そしてこなすと言うことは到底無理だったのではないか?とジェラシーも少しほうほうと沸く。]
[「一緒に居る」と囁いたギルバートのその言葉がローズマリーの胸をくすぐる。
その前についているだろう「今のうちは」という意味合いは頭から放り出して]
ありがとう、ギルバート。
すごく…嬉しい…。
──アトリエ・自室(回想)──
[母屋へは行かず、アトリエ棟の簡易キッチンで、お気に入りのマグカップでミルクティを飲んだ後、シャーロットは自室へ戻った。マーティンは二人がまだ作業場に居ると思って、エリザの帰宅が遅れている事を告げなかったのかもしれない。
製作中は基本的に外部の人間の立ち入りを禁じていた。また、入って来たとしても集中のため、気付かない事も多かった。そういった時、マーティンは真面目な顔で頷き、不満を口にする事も無く「また後で参ります」と頭を下げて退出するのだった。そして、時間を置いて邪魔をしない方法でまた現れる。母屋にもう一人住み込みの使用人が居たが、そちらはマーティンのように間合いを量ることが出来ないため、取り継ぎの類はしないルールになっていた。
シャーロットは、部屋に入るなりスプリングの利いたベットに身を投げ出した。]
――自宅――
[家に着くなりわたしは鍵を掛けカーテンを引き、自らの家そのものを密室に仕立て上げた。
アーヴァインからはすれ違い様、簡単に町の情報を聞いていたので彼が此処に来る事は無いだろうし、この状況下で尋ねてくる物好きな生徒も居ないだろう。
野暮ったい服装や仕草は町の男達には不評だったし、気を惹きたいが為に訪れる稀有な存在も思い当たる節も無い。契約を取り付けているナサニエルとも予定は入っていなかった。]
これで…誰にも悟られる事は無いわね――
[そっと呟いてわたしは室内で裸になる。極端に露出を避けた服を脱ぎ捨て、下着を剥ぎ取る。そして熱いシャワーで汗と雨雫を払い取り、クローゼットとチェストから先程とは打って変わって正反対のランジェリーとドレスを取り出す。
フランボワーズのトンガ。ラズベリーレッドのガーターベルトに絹のストッキングを着けて。ミッドナイトブルーのドレスを身に纏う。照明は飾りランプを。口紅は艶やかなオールドローズを乗せて。封を切るはVega Sicilia U'nico。
全てを様変わりさせて、わたしは神の血と例えられる液体を、静かにグラスに注いだ。
そしてゆっくりと左腕の包帯を外し、現れた姿に優しく微笑んで――]
さぁ、一緒に味わいましょう?昔を思い出すように…ね?
[静かに垂らすようにそっとグラスを傾け、わたしは自身の左腕に赤ワインの雫を垂らし、罪に酔いしれようとした。
そうする事で少しでもこの子の目覚めを遅れさせようと。そう思って――]
──ローズマリーの部屋──
[一人になって少しすると、ソフィーの胸は後悔で重く沈んだ。
もっと他の、柔らかい言い方が出来なかったのだろうか。
何も体調を崩すのはこれが初めてではない。
以前流感で寝込んだ時も、行きつけの診療所のお医者様はわざわざ奥さんを寄越してくれ、申し訳なく思いつつもその日一日父の世話を頼んだではないか。
それが何故、今意固地になる必要があったのか。]
『嫉妬──?』
『ステラさん相手に?』
『……まさか。私は彼女を信じている。』
『信じているのではなく、信じたいだけじゃ?』
『違う。』
『───、いいえ違わない。』
『確かに私は、彼女の上辺しか見ていない。』
『けれど、私にはそれで十分。』
『彼女を選んだのは私なのだから。』
『断罪の剣を振るうに相応しい、高潔な人物。』
───……。
[ソフィーは溜め息を吐いた。
自問自答の果てに辿り着く己の内面に。
心から人を信じる事の出来ない自分の汚さに。
だって私は──]
『“私にとっての彼女”がそうであれば、
真実なんてどうでも良いのだから。』
[ソフィーは片手を支えにしてベッドから降りた。
ずり落ちたバスローブを整え、緩んだ紐をウエストで縛り直す。
そして、よろけながらも父の元に歩み寄り]
──無事で良かった。
少しの間とは言え、一人にして御免なさいね……。
[キィ、キィ、と揺り椅子を揺らし続ける男の頬を撫でる。]
お父さん──…。
[筋肉が落ちて細くなった太腿に腰掛けると、
男は反射のようににソフィーの腰に手を回した。
その首にそっと腕を回し、
ソフィーは、恋人に甘える娘のように、父の肩に顔を埋めた。]
[ローズマリーの欲望には気付いておらぬげに優しい抱擁は続く。]
しかし……ステラを帰してしまって大丈夫なのか?こんな時に…。まあ自宅に居た方が気が休まるのかも知れないけど……。
[と眉根を寄せて、少し気遣うような素振りを見せた。]
[仄かなアルコールの匂いに、思考は過去を遡る。
夢に向かって歩み薦めていた眩しい一時。娼婦として地の底で生を啜ろうと暮らしていた暗澹。相反する欲望。縋る思い。]
[罪を犯し一度奈落の底に堕ち切ってしまったわたしは、しかしヒューバートの手によって再度表世界に舞い戻る事となる。
その時わたしは自らの體に犯した罪を刻み付けることによって、二度と過ちを犯さないようにと、それを自戒に変えようとした。傲慢と色欲、そしてもう一つの罪を背負う事によって――]
でも…それは一年と持たなかった…。
[わたしはライト越しに揺らぐ赤い液体を口に含み、一人語ちた。
あれ程蔑んでいた行為は、燻る熱をこの體に宿していて。わたしは半年が過ぎた辺りから、事ある毎にその熱に魘され続けていた。奇しくも自戒はわたし自身を煽り立てる対象に変化していった。塞き止めようとしても歯止めが効かない押し寄せる波。そんな押し問答に疲れ果て、全てを投げ出してしまおうと思ったそんな時――わたしはナサニエルと出逢った。]
[彼に求めたのは色欲を宥め傲慢を飼い慣らす事だけだった。一度全てを失ってしまったわたしにとってもう一つの罪は、目覚めさせるきっかけとなる対象が居なかったし宥め透かす自身もあった。
だからわたしは油断していた。
左腕に宿すこの子の目覚めを…無い物だと思い込んでいたが為に――]
『罰を受ける覚悟はとうに出来ている──。』
[肉親と情を通じた罪で、人々の冷たい視線に晒される。
それは、ステラに秘密を打ち明けた時に、
ある程度予想はしていた事だ。]
いいわよリック。
ウェンディが行く場所って元々限られているし、見当はつきやすいわよね。
[このまま雑貨屋に長居していいものかと少し悩む。おそらくはいない筈であるが、雑貨屋の主人はどうしても見たくないのだ。]
[ステラのことを口にするギルバートに嫉妬の炎が胸に灯るのを感じた]
そ、そうね…、ステラは無事に着いたかしら。
アーヴァインに気を取られて、車で送りそこねたけれど。
酒場の看板娘 ローズマリーは、双子 リック を能力(守る)の対象に選びました。
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