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いいわよ、かわいい人。
[ローズマリーはステラの求めるままに敏感な突起を舌で刺激し、泉のなかに指を滑り込ませた。
そこは、もうかなり潤っていて、ローズマリーの指一本ではなにも感じないかもしれなかった]
―ブランダー家裏手―
[黒尽くめの黒人が、裏手の窓のところに立っている。
窓ガラスに、粘着テープを貼りカナヅチを振り下ろす。
カシャカシャと小さな音を立てて、割れていく。
そのままで割った時よりも、はるかに小さい音。]
頼むぜ、タイガー。
[犬の入ったケージを、窓の割れ目のところに持っていく。]
[タイガーと呼ばれた犬は、目が血走っている。
よだれを垂らしながら、低いうなり声。
そして、水を怖がる病にかかってしまっている。]
40秒で仕留めてやりな。
[恐水症の犬は、ケージが開くとともに
窓の割れ目から中へと入り込んでいく。]
……任せたぜ。不幸な事故、だよね。
[仕事を終えると、再び車に乗って走り去る。]
[冷たいミネラルのボトルを手に、その足は店へと。
耳に届く音、それは熱ゆえの耳鳴りのように思えた。
あのとき、ヒューバートの視線は確かにレジの傍にあった。
不確かな記憶を頼りに、レジの周りの棚を一つ一つ確認していって]
[滑り込まれる指を肉壁はあっさりと飲み込んでいく。
男達によって過敏を与えられたわたしの体内は、指一本でも悦びに達する。]
嗚呼…もっと頂戴…指を…あなたの熱をもっと――
[わたしはかすれた高音で強請る。無意識は腰を揺さぶる。与えられた物を更に深く飲み込むように]
[「もっと」というステラの懇願にローズマリーは指を増やし、彼女の熱い場所をかき混ぜ、くねり、突く。
優しく、激しく]
ほら、ここ、よくない?
あなた、ヒクヒクしてきているわ。
…これのこと?
[レジスターの奥の棚、売り物を陳列しているとは見えない、不規則に背表紙の並ぶ場所が一箇所だけ。
熱のせいか、それとも緊張のせいなのか妙に喉が渇いてミネラルを一口含み、口の開いたままのそれをレジスターの傍らに置いて、それから緊張しながらそのアルバムにそっと手を伸ばす。
低い低いうなり声が聞こえてきたのはちょうどそのタイミングで]
──深夜・自宅──
[パウダールームで服と下着をランドリーバスケットに放り込み、三つ編みを解いた長い金糸の髪を流れ落ちるまま背中に垂らして姿見の前に立つと、鏡には蒼白い肌の、華奢な容姿の女が映った。]
──…。
[片腕をそろりと上げ、鏡に映った自分の顔の輪郭をなぞる。
自分ではなく、今は亡き母親に触れるような感覚。
顔も、髪も、肩も、腰も。
一つとして母親に似ていないパーツはない。]
[「この子は本当にソフィアに生き写しだね。」
そう言って頭を撫でてくれたのは誰だったか。
幼い頃は、少女然とした母の容姿が好きで、似ていると言われれば、はにかみながらも内心嬉しく思ったものだったが──。]
『本当に何から何までそっくり。』
『似すぎて忌々しいくらい──。』
[鏡を見ながら浮かんだ言葉に、ざわりと胸の裡がざわめいた。]
―バスルーム―
[簡単に、躰に残されていた血の汚れと汗をシャワーで洗い流した。鏡に映る自分自身の顔が目に入り、意を定めたかのように剃刀を取る。髭を綺麗に剃り落とした。
そこに映った表情は愁歎と苦渋に力を失っていたが、学生時代とさして変わりがないようにさえ思えた。
だいたい私は、大人になれていたんだろうか。
誰よりも大切な娘を。
どんなことがあっても守ると誓った愛する人を――
――守ることができなかったというのに。
鏡に映るそいつの顔を拳で叩いた。]
――――――
「死体が生き返って噛み付かれたらどうする気だ」
灌木の影に身を潜める俺たちに、ダニエル・アンダーソンの言葉が聞こえてくる。俺たちは『何を云ってるんだ?』というように顔を見あわせた。
同級生のエリザたちが死体見物に行くらしい、と聞きつけた俺たちは、その様子を見届けようと――そしてあわよくば物陰から威かして心底怖がらせてやろうと後をつけていたのだ。
「まじかよ」と呟く。
下級生のナサニエルは「まさか」と首を振ったが、ミッキーはというと心底怯えきっていた。
「お前が、ネイを威かそうって云うから来たんだからな」
なかなか戻って来なかったネイが亡霊のような足取りで、それでも共同墓地の入り口に戻って来た時、俺たちは安堵した。ダニエルの言葉は、大人がよく子供に云うことを聞かせる時に用いる類の脅かし文句だと思ったからだ。
エリザたちはダニエルに連れて行かれ、親たちに引き渡された。俺たちは折角の楽しみを台無しにされたとダニエルを恨んだくらいだった。
――
――――――
だが、本当に怖ろしい出来事はその三日後に起きた。
あまりにも非現実的で夢のようにしか思えない――
その光景はしかし、網膜に焼きついている
――
[思考を振り払うように、戻した腕で直に肌に触れる。
掌が抱くように肩を滑る。
乳房を包み、ウエストを辿り、ヒップまで。
指先が敏感な処を掠めると、唇からはか細い吐息が漏れた。
鏡を見つめる頬に仄かに赤みが差している。]
………。
[けれど──。
洗面台に両腕を突いて俯いたソフィーの心中には、
母を汚しているような、後ろめたさがあった。
自分の身体なのに、まるで他人のもののようだった。
軽く唇を噛んで、鏡から顔を背けた。]
[コックを捻って熱い湯を浴びると、
汗と一緒に溜まった疲労まで流れて行くようだった。
叶うならば、自分の内に巣食う黒い感情まで、
全て洗い流してしまいたい──と、願うように瞼を伏せた。]
―アトリエ―
「死体が生き返って――」
[ダニエルの言葉が何度も反芻される。
藁にも縋るようなこの心情は……呪わしいと断罪されるものだっただろうか。
私自身すらがまったく確信できない存在に願いを託すのは、常軌を逸しているようにも思えた。
だが――]
ハーヴェイ
今から――
[黒のジャケットを羽織りアトリエの戸口に立った私は振り返り、家に招いたはずの友人の名を呼んだ。気がつけば、そばに気配がない。
今、顔をあわせても起きた出来事を言葉にできる自信のなかった私はそのまま外へ出た]
―車庫―
[一時的にかはわからないが、外は雨が止んでいた。
倉庫で柩の四隅を吸収材で補強した後、ロメッシュの一杯に倒したシートの上に固定する]
ロティ。
ドライブに行こう
[純白のロメッシュは眠り姫のガラスの柩を抱いたまま、静かに滑り出した]
旅芸人 ボブは、見習い看護婦 ニーナ を投票先に選びました。
>>*12
[私は、もやしのように前後に垂れ下がっている両手を前後にふらつかせながら、歩いていた。]
…っ!
助けて助けてだなんて、そんな…
[動揺が走る。]
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