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[ソフィーを待たせたのは短い時間。それでも申し訳なさそうに運転席へ乗り込み]
お待たせしました、行きますか。
俺運転下手だからシートベルトして下さいよ?
[まだ尾を引くソフィーへまた声を掛け]
この場合俺達が邪魔者ってことでしょう。
忘れた方がいいですよ、お互いの為にもね。
それより猫がネズミに捕まってないといいんですけど。
[何の揶揄かよくわからない言葉を吐きながらふと見上げた空、雲行きも怪しくフロントガラスに落ちる水滴に顔を顰め]
雨…ですね。小降りのうちに早く戻りますか。
[ソフィーの自宅が昔と変わっていなければそう時間もかからず送り届けることが出来るだろう]
――雑貨屋――
[負傷した獣のように爛々と光る眼差しで、その場にいる全員を眺め回した。いつの間にか僕は大きく荒い息をついていた]
……ニーナ、ネリー。二人は、どう思う?
そっちの二人よりも、君たちはウェンディと過ごしてきた時間が長いはずだ。その目で見て、何か病気を隠していたような様子はあったと思うか?
そうじゃないんなら、僕はひとつ心当たりがある。そっちの黒ずくめに言うつもりはない。これは家の中の問題だから。
そして、出来ればネリー、君にはウェンディの様子を看ててやって欲しい。無理にでも、とは言わないが。
ああ、ああ。ネリー行こう行こう。
[ネリーの手を引いて、戸口へ行こうとする。]
別にルーサーさんが、どんな人物であっても
医学知識0の私なら、その肩書きの権威に
ひれ伏しちゃうけどねえ……。
個人的感情が悪くても、大事な人を救うためなら
藁にだって何にだって縋りたい気持ちになると思うし。
[聞こえによっては、ルーサーの価値をその肩書きに
限定しているような響きを持つかもしれない。]
どっちにしろ、我々は邪魔にならないように
退散すべきだろうと思うんだけどな。さ、ネリー行こう。
[引いていた手を離し、車へ向かい、エンジンをかける。]
ファ……
[左腕を庇うようなステラの右腕の為草に気遣いの言葉をかけようとした私は、つい彼女の古い名前を呼びそうになっている自分に気づき語尾を打ち消した。]
……エイヴァリー先生。どうかしましたか?
[天候が変わりつつあるのかもしれなかった。本格的に降り始める前に、彼女を送っていった方がいいのだろうか。]
エイヴァリー先生。車でお宅まで送りましょうか?
本降りになってはいけない。
[その後どんな会話がなされたのか。わたしは薄らぼんやりとしか記憶に無かった。断片的に収集された言葉から察するに、彼女は今の学校に魅力を感じ得ない事と、しかし家に居ても特別これといったものはなく然程変わらない生活を送っているという事位だったろうか。]
「あ、雨――」
[どれ位時が経ってからだろうか。
ふいに外を見つめたシャーロットの声に、わたしはふと我に返る。言われた通りに窓へと視線を向けると、雨粒が数滴窓ガラスを濡らし始めていた。]
また…豪雨になるのかしら…。
[不安を独り言に代えて、わたしはふと彼へと視線を向けた。彼の視線は壁に掛けられている一枚の絵画へと向けられていた。裸体の女性――足許の男。
それらを性的な意味で捉えるか否かで、反応もまた変わってくるだろう。
わたしは、その絵画を一瞥して視線を逸らした。勿論純潔を重んじる外面を演じるために。]
―それから、数十分の後―
『ありがとう』
[その言葉と共に、元通りにコンサバティブな服を着込んだエリザは、茶封筒を男に手渡した。]
……いえ、奥様。
御入り用の際は、またお呼び下さいませ。
[そう言ってひとつ礼をすると、男は「秘密の部屋」から退出する。]
[退屈を持て余し、昼夜の区別すらつかなくなった惰眠を貪る機械の群。男はそれを眺めながら彼ら(或いは、「彼女ら」だろうか?)の間を擦り抜け、男は工場を後にした。]
──…学校に行きたく無い理由。
それは……、
[未来が無いからだった。
ヘイヴンの外から来たと言うステラにこの閉塞感が分かるだろうか。分からない相手だからこそ、実は言いやすい事かもしれない、とチラリと考えた。
だが、父親の前で家の事や町の事を──悪く言うのは、言ってはいけない事のような気がした。]
……分からない。
でも、今年で学校もお終いなのだもの。
ちゃんと卒業出来るようには…──頑張るわ。
[ふと腕を抑えるステラをいぶかしく思う。
熱心な先生だが実は身体が弱いのだと言っていた誰かの言葉を思い出し、]
そうね。
雨も降って来たし、帰りはパパが送ってあげるといいんじゃないかしら。
[いっそとばかりに思い切り良くズボンを脱いで裸になる。
それを肩にかけて客室へと戻る途中で振り返り、ローズマリーに向けてチュッと*唇を鳴らして見せた。*]
…別に場所を移すくらいはかまわないでしょう、ミスター。
ここは店だもの、もし彼女が病気だったとするならいるべきところではないはずだわ。
[ウェンディの上半身をなるべくゆっくり起こしながら]
リックも、ミスターも少し落ち着いたほうがいいわ。
ウェンディは具合が悪いんだから、せめて静かにしてあげて。
[ボブとネリーが店を去っていくのを冷ややかな視線で眺めながら小さく呟く。
それはどう聞いてみてもボブに向けた言葉だったわけだが]
…掻き乱すだけ掻き乱して、いい気なものね。まったく。
あら、まだ続けられるというの?
ギルバート、あなた、すごいわね。
今日はお客さんも来ないようだし、店じまいしてしまってもいいわね。
[くすりと笑って]
続きに期待してもいいのかしら?
[ハーヴェイを待つ間、押し黙ったままじっと紙袋を見つめていたが、運転席の開く音に漸く顔を上げた。]
──あ、はい。
[久しぶりに車に乗った為に忘れていた。
慌てて手を伸ばしてシートベルトを締める。
直接何の事かは言わないが、こちらを気遣うように忘れた方がいいと言ってくれる青年には再び感謝しつつも、何と答えていいかわからずに沈黙を守った。
──本当に、忘れられるのだろうか。]
リック、落ち着くんだ。
いいかい、キミがウェンディを病気でないと言い切れる根拠は何かね。既往症でないとしても、最近、発症したものである可能性もあるんだよ。
私が信用できないというのなら、他の医者でもいいんだ。一度、ウェンディをきちんと医師に診させなさい。お願いだから。
[パッシングをしつつ、大声でネリーを呼ぶ。]
ネリー、ネリー。行こうじゃあないか。
どうやら、彼はルーサーさんの医者という肩書以上に
ウェンディちゃんを救える自信があるようだ。
[ネリーへ。というよりも、ウェンディへの
呼びかけのような響きを持った言葉。]
私なんか、肌の色で満足に医療の恩恵を受けられなかった
というのに、贅沢な話だよなあ。まったく。
もしもを避けるためならともかく、公開処刑を
見るために残る趣味は、私にはないんだよ。
おおい、ネリー。早くしなさいよ。
[少し憤ったような声色で、呼び続ける。]
[素裸になって客室に戻るギルバートの背中を眺め、また下半身が熱くなるのを感じる]
ギルバートがいいというのなら…。
[今日はもう一度彼を堪能したい。できればベッドの中でもっと肌を密着させて彼の匂いを確かめたい]
[ローズマリーは身支度を整え、軽く手櫛で髪をすくと階下に降りて行った]
猫──?
[何の事だろう。
僅かに首を傾げて考えていると、フロントガラスに水滴が当たり始めるのがソフィーの目にも入った。]
雨、ですね。
[見上げると、空は厚い雲に覆われているようだった。]
荒れるでしょうか。
また、酷くならなければいいけれど──。
[落ち着いた静かな調子の声。ニーナは信頼できる、と思えた]
ああ、ニーナ。
……悪い。すぐ、行く。
[答えてウェンディの上半身に腕を差し入れる]
ニーナは腰と、膝の裏を支えて。そっちの方が、軽いから。
[ふいにテノールに名を呼ばれ、わたしはぱちりと瞳を瞬かせ、声のする方へと振り向いた。
かち合う視線には、昔の名残が漂っているようでつい理性が崩れそうになる。]
いいえ…なんでもありませんわ。
そうですね…本降りにならない前に…お暇致しましょう。
ごめんなさいね?復旧作業で疲れている所にお邪魔したりして…。
でもシャーロット、あなたの無事な姿を確認する事ができて…良かったわ。学校には無理に来いとは言わないけれど。でもたまには顔を見せて頂戴ね?これはわたしとの約束よ。出来れば守って欲しいかしら…。
[わたしは悪戯っぽい笑顔を浮かべて、彼女の瞳を覗きこんだ。綺麗な瞳――彼の寵愛を一身に受けている……
だめ――これ以上見つめたら。
本能が警鐘を鳴らす。わたしはすっと彼女から視線を逸らし、車での送迎を申し出る彼にやんわりと断りを入れた。]
お気遣い無く…。お父様もお疲れでしょうから…。
わたしは一人でも大丈夫ですので…。
[立ち去ろうとするボブに鼻を鳴らした]
権威にひれ伏するなんていうようなあんたはきっと、心が折れて戻って来ちまったんだろ。“逃避地(ヘイヴン)”から“逃避地”へ。
邪魔なのは、横から足を引っ張る奴らだって、あんた自身もわかってることなんじゃないのか?
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