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[ボブが綺麗にディナーを食べてくれたのでネリーはとても機嫌がいい。]
はい旦那様。私はここを片づけてますね。
[ネリーはボブを見送った。]
[再びギルバートの熱の塊に唇を寄せ、そのサイドを舌で舐め回し、先端からがぶりと貪るように口の中に咥える。
ギルバートの腰が動く。快楽へと近付かんとする男の躍動が、達成感を刺激する心地よいリズムとなってナサニエルに伝わってくる。それに合わせて、ナサニエルは歯を分厚い唇で覆い、ギルバートに柔らかな刺激を与えんとして首を上下させた。]
[新たに加わった刺激。]
ンンン
[身震いしつつ、深く息をつく。声は出ない──完全に口が塞がっていたからだ。]
[お返しとばかり頭を動かし、吸引した屹立を吸い上げる力はそのままにゆっくりと口から出していく。それにあわせて、根元から上に向かい裏側を舐め上げた。]
[ナサニエルの動きが止まる。]
……………んっ……………!
[既に膨張しきった肉棒の裏側を舐め上げられ、ゾクゾクとした刺激が背中から脳内に電撃のように走り、先端から粘液がツッと垂れ落ちる。唇を歯に巻き込んだまま、ナサニエルはブンブンと首を左右に振り、身動きが取れなくなった。]
[額には汗がびっしりと浮かび、前髪が額に貼りついている。半開きの目で、ゆるりと後ろ――彼に刺激を与え続けるギルバートの方を見やった。]
──ローズマリーの部屋──
[真っ暗な部屋の中でカーテンだけが風を孕んで揺れている。
夕方から夜半にかけて何度か雨が降ったのか、濡れた土の香りを含んだ風が、汗ばんだ頬を心地好く撫でて行った。]
──…、…ん…。
[雑貨屋でネリーを発見してからどれくらい経っただろう。
少し身体が楽になったのを感じ、ゆっくりと瞼を持ち上げた。]
[先端だけを含んだまま、溢れ出した露を吸い取り、その味に酔い痴れる。
与える快楽と与えられる快楽の境界が薄くなり、曖昧になっていく──]
[激しく胸を上下させ、荒い呼吸を繰り返す。
うっすらと開いた瞳は深い黄金に煌いて揺れていた。
ふと、目を下に降ろした。
身体越しに、こちらを見詰めるナサニエルと目が合った。]
此処は───…。
[横たわった身体の下には汗を吸ったリネンの感触。
ソフィーは自分の置かれた状況を瞬時に悟り、嘆息した。]
私、また倒れたのね……。
[今度は誰が運んでくれたのか。
こんな時に自分の身体一つ満足に管理できない事が悔しかった。]
は………あッ………
[昂揚する「野性」が唸り声を上げ、肺のあたりを締め上げる。琥珀色の瞳に映る光――本来ならば遠過ぎて見えぬそれ――を見つめながら、男は唇を歪めた。]
おい……、いつまで……こうやって、舐め合ってるつもりだ?
なァ………
[親指を舌で舐めると、それをギルバートの引き締まった尻の裂け目に這わせる。小さな窪みを見つけ、その入口で指にグッと*力を込めた*]
[熱の余韻か、身体は水を吸った綿のように重い。
マットレスに沈み込む身体を引き剥がし、冷やりとした風の舞い込む窓に向かって寝返りを打った時、重大な事に気付いた。]
そういえば、お父さんは──、…ッ!!
[一人では歩く事も出来ない父。
当然食事や排泄もソフィーが手伝わなければ不可能だった。
あまりに長く放置してしまった事に焦り、慌てて身を起こした瞬間、こめかみを鈍器で殴られたような鋭い痛みが襲った。]
あ…、っ痛ぅ……。
[思わず額を押えてベッドの上で素数を数える。
ズキンズキンと波のように押し寄せる鈍痛が引くまでしばらくその体勢のまま堪えていたが、やがてそろそろと顔を上げた。]
[男の問う声が聞こえ、咥えたものを名残惜しそうに口から出す。
唾液にぬめるそれを掴んで指を絡め、親指を押し当てる。]
……いつまで……?
アンタが先にイくまで、だろ……
[声は熱く潤んでいたが、それでもまだいくらか余力を残していた。
そこで指が、小さな窪みに押し当てられるのを感じ、きゅっと反射的にすぼまった。]
アぁ!
[思わず、*擦れた声が上がった。*]
────なん…、で……。
[呆然と呟く。
無意識に声が漏れていた。]
なんで、なんで……お父さん?
[ずり落ちるようにしてベッドを降り、置き去りの椅子に近寄る。]
あ……、そう…だ。
きっとローズさんかステラさんが連れて行ったのね……。
何か食べさせようとして……。そう、よね──?
[開け放たれたままの窓。
明かりひとつ灯らぬ部屋。
『違う、普通じゃない──。』
しかし、本能的に感じた違和感を無視し、
ソフィーはよろめきながら部屋を出て、1階へと向かった。]
[ローズマリーの部屋と同じように、
1階にも人の気配はなく、店は静かな闇の中に沈んでいた。]
誰もいないの……?
[店を飛び出す前に見た、女同士の絡み合う姿が頭を過ぎる。
ステラは自宅へ帰ったのだろうか。
それともローズと一緒に何処かへ繰り出した?
──それなら、父は何処へ?]
[漠然とした不安と怯えを瞳に宿し、降りて来た階段を駆け上がる。
断続的に痛みを訴え続ける頭は無視した。]
何処?
何処に居るの?
お父さん!
[声高に父を呼びながら人の入れそうな場所を見て回る。
隅にバックパックの放り出された客室を覗いた時、茶髪の異邦人の存在が脳裏を掠めたが、すぐに無関係だと打ち消した。]
[2階中を見て周り、何処にも父の姿がない事を確認すると、
落胆した様子でローズマリーの部屋へと戻る。
何か手懸りを探すべく扉の脇の壁を指で探る。
スイッチはすぐに見つかった。
明かりを点けて部屋を見回した時、
ベッドサイドの解熱剤に初めて気付いた。]
これは──、これは誰が──…。
[思い出すのは意識を失う前に見たヒューバートの顔。
此処まで運んでくれたのも彼かもしれない。]
[手懸りらしい手懸りは他には何も見つからず、
ソフィーはベッドに腰を下ろして項垂れた。
置いてあった錠剤を口に含み、温くなった水で流し込む。]
───…美味しい。
[喉を通る水の美味しさに、自分の喉が乾き切っていた事を知り、
グラスに残った水も全て飲み干した。]
[人心地つき、ようやくのろのろと顔を上げた金髪の娘の目に、
暗い夜空に浮かぶ、冴えた輝きを放つ月が飛び込んで来た。
───ドクン。
心臓が大きく脈打つ。]
『あの窓を開けたのは、誰──?』
[自分は開けた記憶はない。
ローズマリーもヒューバートも違う。
雨が降るかもしれない日に、態々窓を開ける理由がない。]
………。
[耳鳴りのような静寂がソフィーを押し潰そうと迫って来る。
そんな錯覚を抱きながら、そろそろと窓へ歩み寄る。]
[一歩。また一歩。
気を抜けば震え出しそうな膝を叱咤して窓辺へと辿り着く。]
まさか、ね。
[カーテンを窓枠へと押し付けるように除け、
恐る恐る窓から下を覗き込んだ。]
[覗き込んだ其処は、植え込みに丸っこく刈られた緑が愛らしく並んでいるだけで、ソフィーが想定したような最悪の状況はなかった。]
───……。
[ほっとして思わずその場にへたり込みそうになる。
しかし相変わらず父の行方は謎のまま。
誰かが連れ出したのか、(今まで決してそんな事はなかったが)一人でふらりと歩いて行ってしまったのか──。
朝まで待ってローズマリーに事情を聞くべきとは思ったが、徘徊した父が何処かで事故にでも遭っているのではないかと思うと心配で矢も盾もたまらず、微熱の下がらない身体にも構わず、薄いワンピース一枚で上着も羽織らずアンゼリカを*飛び出して行った*。]
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