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[結局、その先輩(演劇部の先輩だった)には失恋したものの、意気投合し、退学した今でも友人として文通を続けている。シャーロットのヘイヴン外での学生生活はまたいずれ。
それよりも、シャーロットには漠然と、将来自分に正式なボーイフレンドが出来る状況や、ロストヴァージンに至る過程が想像出来ない理由に、シャーロットを性的に求めない(あるいは最優先に求めない)相手を──自分は、好きになっているではと言う疑念があったためだ。ハイスクールにてすでに「俺はゲイとして誇りを持ち、マイノリティとして生きるんだ」と宣言していたその先輩はもちろんのこと、否定通りゲイで無かったとしてもハーヴェイもまた違う意味で…と、少しの疑念を。ハーヴェイの過去やユーインとの約束など、シャーロットが知るよしもないのだが。
好きになって良いのかな…。
背中の傷を見てしまった所為か、勘ぐるつもりはなかったが、シャーロットは、慎み深く中性的で美しい貌を持ったハーヴェイに、自分達の知らない過去が大きく横たわっているのではないかと思えた。]
友達よ…パパ。
[大声には慣れているのか、くすくす笑いながらも少し憂いを帯びた声で返した。]
あの──、誰かいませんか?
[入り口で声を掛けてみたが、答える声はない。
勝手に商品を持って行くわけにも行かず、困ったソフィーは店の奥を覗き込もうとカウンターへと近づいた。]
[やっと目的地についたか。ヒューバートの気まぐれな運転はいつ乗ってもひやひやする。恨まれていても自分の車に乗っていた方がまだ安心できる、と思った矢先にまた急ブレーキ。
つんのめり、もう少しで前座席背もたれへまた頭を打ち付ける所だった]
先生…何か俺に恨みでもあるんですか…
[恨めしそうに額の傷を抑えながら顔を上げる。
しかしヒューバートの怪訝な顔を見、そして前方の何か尋常でない様子に顔を顰める]
あれって…ルーサーさんの家…ですよね?
なんであんなことに…
──…え。
…何、今の車。
[ルーサーの診療所から飛び出して来る車があることに、シャーロットはまず驚いた。ひそかに夜中に自転車でルーサーの元へ通う事もあったシャーロットは、この診療所への訪問者が少ない事を知っていたので。
眉根を顰め、左手を口元の添えた瞬間、シャーロットの手首のチェーンが繊細な音を立てた。暴走車が去った後の周囲は異様に静かだった。]
災害後にリックのお店のすぐ傍で暴漢が出たって…マーティンが言ってたわ。ネリーが襲われたらしいって。
[ネリーと言う名前には一瞬微妙な顔をしながらも、]
まさか、この診療所にも…──。
ヘイヴンは……平和な町のはず…なのに……。
ハーヴ。
かわいい愛弟子に恨みなんてある筈ないじゃないか。
君がシャーロットのダンナになるなら、可愛すぎて石膏に塗り固めてしまいたくなるくらいだっていうのに。
厄日だよ。
今日は厄日なんだ!
私はだいたい、本来なら運転は随分と手慣れてるんだぜ?
[と軽口を叩くが、ハーヴェイの表情を過ぎ去った憂患と同様の感情は私も抱いていた。]
様子が変だ……な……
[ラング牧師の住処は奇妙な閑寂の中にある]
[そこは酷い有様だった。
ガムやライター等の小さな商品が周りに撒かれ、床には無造作に脱ぎ捨てたかのような女物の衣服が散らばっていた。]
───…、これは…。
[強盗でも入ったのだろうかと、更に辺りを見回すと、衣服に混じって落ちている一冊の冊子が目に入った。
軽く首を傾げながら、冊子を拾う。
冊子を小脇に抱えて更に店内の様子を調べると、どうやら商品の荒れは店の外まで続いているようだった。]
[ヒューバートの本気っぽい冗談にも今は笑えず]
先生、様子見に行ってみます?
ルーサーさん、中にいるかもしれないし。
[何となく嫌な予感が胸をよぎる。
今ここであの家に行くことが何かとてもまずい気が。
しかし無視するわけにもいかない]
『確かお店の隣は商品倉庫だった筈──。』
[もしかしたら隣に誰かいるかもしれない。
そう思ったソフィーは、冊子をカウンターの上に置き、
倉庫の様子を見る為、一旦店を出た。]
[ネリーが? と一瞬眉を曇らせたが、今気がかりなことは目の前の出来事だった。]
ハーヴ。ロティと一緒に、ラング牧師の自宅の外側になにか異変がないか見ていてくれないか?
私は、中を見てこようと思う。
[ダッシュボードから、二人の目に入らないようにTシャツにくるまれた重みのある“なにか”を取りだし、声をかけた。]
村長の娘 シャーロットは、双子 リック を投票先に選びました。
村長の娘 シャーロットは、冒険家 ナサニエル を能力(占う)の対象に選びました。
シャロと?危なくないですか?
俺一人で…
[先程の怪しい車、もしかしたら一人残すのは逆に安全ではないのかもしれない]
わかりました。先生もお気をつけて。
シャロ?大丈夫かい?行ける?
[先程の曇った表情が心配で、労るように問いかける]
[外に出たソフィーは、時折壁に手を着いて休憩しながら、
店の裏手にある商品倉庫を目指した。
途中、窓の下に落ちているカードケースを見つけ]
これは、ステラさんの……。
[呟いた途端、酒場で見た光景がフラッシュバックのように脳裏に浮かび、それを振り切るように頭を振ったソフィーは、カードケースを拾う事無く、裏手の倉庫の大きな金属扉の前へとやって来た。]
[軽く触れた手には優しい笑顔を返し、車を降りる。
大学の休みなどの短い間に数回しか訪れたことのないルーサー宅。
診療所をかねた簡素な邸宅は落ち着いた雰囲気を与えていたけれども、今は見るも無残な状態になっている]
酷いな…何のために…。
足元気をつけて。ガラスが飛び散ってる。
一人や二人のじゃこんなことできないよな…
[ネリーは絶望感を全身に抱え、両手を冷たい金属の手錠に持ち上げられ、壁際に座り込んでいた。
幅の広いアイマスクも被せられ、表情はなかなか窺い知れない。
何かの足音が聞こえてきた。扉の音がなる。急速に緊張し、全身がこわばる。]
……!! だ…誰かいるの…!?
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