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─雑貨屋地下室─
[アイマスクをつけられているので、その表情は容易には窺う事はできない。だが視界を塞がれている事により、皮膚感覚をはじめあらゆる感覚、思考が敏感になる。]
何故、何故こんな事をするのですか、旦那様──
いつもの私なら、当然のように静止に従っただろう。いや、そもそも、このように乱暴に彼女を求めたことはほとんどなかった。この時の私は、完全に理性と自制を喪い、抑えきれぬ獣欲の猛りに突き動かされていた。
「副主任は、ドアの向こうで待たせておけばいいさ」
タイトスカートを捲り上げると、下腹部はダークブラウンのパンティストッキングで覆われていた。私はストッキングを脱がす手間を惜しむように、やや厚みのある又布に手をかける。
「いやぁ!」
彼女の羞恥に彩られた叫びと、ナイロンの裂ける音はほぼ同時だった。シルクのショーツの隙間から滑り込んだ指先が触れた秘所は、今までになく熱く濡れそぼっていた。その事実に、背筋を一筋の戦慄が過ぎ去った。それまでの性交渉の中で、彼女の体から強い性的な反応を受け取ることはほとんどと言っていいくらいなかったからだ。
脳を溶かすほどの酷熱と、微かに黴の薫りがする澱んだ屋敷の空気。天井のファンは、永劫に巡り続ける夢の中のメリーゴーラウンドのように、ゆったりと眠りを誘う回転を続けていた。
目の前のエリザや今という時から現実感が色褪せていく。
[言葉に詰るローズを見る度、わたしは彼女に対して愛しさとそれと等しく可虐心を煽られ、気が触れそうになる。
嗚呼、後でどんな罰を受けてもいい。今この瞬間、彼女を味わってしまいたい…。]
可愛いローズ…キスの意味も悟れないなんて…なんて愛らしい…。
身の純潔を重んじるわたしが、幾らあなたがかわいそうだからといって…
[頬に当てていた左手を滑らせる。顎を伝って首筋へ――]
同情で唇を寄せると思って…?
[右手で彼女の豊かな髪を掬い取り、指に絡めて取り払い。そして再び口付けを。
今度はその意味合いがいやでも解ってしまう程の深い味わいを――]
「ひぁっ! あぁあああぁああーっ」
気がつけば、ただ暴力的な淫欲に突き動かされるままに、荒ぶる屹立を衝き入れていた。
左手はショーツを脇にずらしたまま、親指は陰核をこねくり回す。右手は彼女の膝を抱え上げ、突き入れられる哮りが奥深くまで届くように姿勢を導いた。
「はっ ひぃっ …やぁ…… んぁっ!」
腰を打ち付ける音が周囲に響き、デスクはガタガタと揺れた。ペン立ては転げ落ち、書類入れの抽斗は抽送を繰り返すたびに浮き上がる。
ストロークを短く、早く、時に深く力強く。ブックエンドで抑えられていた書類入れやファイルがデスクの縁から落ちると床に広がった。
「うくっ! んんぁ やっ! バート、こんなの…」
宙を掻くエリザの手が、私の髪を掴む。
不意に、事務室の扉の磨りガラスの前を人影がよぎった。それが副主任かあるいは他の誰かであろうと、気にする余裕はなかった。私は情欲の帰結に向けて、ひた走っていた。
「ぃやあぁああ!!」
喉を仰け反らせたエリザは、猛る熱の根源を咥え込んでキリキリと締め上げながら膣襞を痙攣させ――私は熱情のすべてを彼女の胎内に迸らせていた。
――――
―回想―
「あなたは、私をレイプしたのよ」
[それから数日、エリザは私と目を合わせず、ろくに口を利こうとはしなかった。
詫びる私をまっすぐに見つめ、最初に口を開いて出た言葉は厳しいものだった。冷ややかな眼差しは、きっぱりと私を遠ざけていた。
その姿勢を見ていると、あの昼下がり、彼女の肉体から受け取った性的な高揚の一片たりとも真実ではなかったように思えてくる。
あの日の出来事は自分自身の淫欲が見せた白日夢だったのではないか。現実感は遥か彼岸に遠のき、今はその感触と手応えをうまく感じ取れずにいた。]
「バート。私は普通なのがいいの。もう、あなたのそんなわけのわからないものに振り回されたくないの。わかるでしょう?」
[いや、よくわからない、と私は云った。普通って、どういうのだ?]
「普通は普通よ。週に一日とか二日、普通にセックスする。当たり前で普通の、安らいだ生活をしたいの。」
[それが普通なのか、と私は小首をかしげる。]
「あなたは、制作に入ったら半月から一ヶ月くらい私を放ったらかしで、かと思えば一日に何時間もつきあわされるでしょう?」
[制作中は集中したいんだよ、と私はできるだけ我慢強く説明した。しかし、彼女の意志は変わらないようだった。
とにかく、と彼女は断固として告げる。二つに一つ。“普通”の生活をするか、そうでなければもうセックスはしない。
そうして、彼女との性交渉は遠のいた。]
―アトリエ・リビング―
[シャーロットを抱き寄せ、得られた安らぎの中で、意識せぬままに同時に陽炎のような情欲の残滓を思い出していたのはひどく罪深いことのように思えた。
あれは、最初にシャーロットに触れた日のことだったか――]
グランマ?
[目を開けると、リビングから続く廊下の向こうに祖母の姿が見えた。]
グランマはあんまり、こっちに来ないようにって言ってあっただろう?
こっちは段差があって危ないからね。
[そっと立ち上がり、祖母に近寄る。肩を支え、母屋に導こうとした私の手をぎゅっと握り、祖母は目をまん丸に見開いて言った。]
「黒牛だよ」
[え? と私は怪訝な顔で聞き返す。]
「黒牛がまた、暴れてるよ。角を切っておかないから、人を突き刺すんだよ」
[私は祖母に、うちで飼っている牛は皆早いうちに徐角するのだと説明した。しかし、祖母の表情の曇りは晴れない。]
わかった、わかった。暴れている牛を見つけたら、保健所に連絡しとくよ。
[そう言って母屋に彼女を連れていった。]
やめて下さい…や、むぐ。
[ノーマンは激しい二面性を持つ男だった。四肢を拘束され、首にも冷たい金属が巻かれ、口元にも得体の知れない道具を取り付けられる。
扇情的な姿、激しい打擲、そしてクレヴァスを貫かれる屈辱。]
や…あああッ、はっ、うっ、あぁっ!
[幾度も幾度も犯され、終わらない悪夢。ネリーは現実と区別がつかなくなってきていた。]
はぁうっ……!! あ……。
[ネリーは気を失っていた。5年前の姿と重なる。
瞳があらわであれば、涙が流れているだろうか。]
[ナサニエルの行動に呆れながら、ギルバートに答える。]
それでは、ブレイクさん、コイツはキミに任せてもよいかな。
もし、彼が何か口走っても、市販役であろうと薬物だけは与えないようにしてくれ。彼の内臓はハッキリ言ってこの年の若者に似つかわしくないほどボロボロなんだ。
何かあれば私の家まで連絡してくれて構わない。
[ルーサーは電話が通じなくなっていることなど知らずに自分の家の電話番号とナサニエルの家までの簡単な地図を手帳の余白に記すと、ちぎってギルバートに手渡した。]
本当に車で送っていかなくてもいいかね。この雨だ。彼を引きずってゆくと骨が折れるよ。
[ステラの言葉が徐々に頭の芯に染みてくる。
−同情で唇を寄せると思って…?−
頬にかかった指先が首筋に到達するころ、その動きが情動に根ざしたものだということをローズマリーは悟った]
『ステラ、どうして…?』
[口に出す間もなくステラに唇を奪われる。
閉ざした唇をたどるステラの舌先にローズマリーは唇を開いた]
[ステラがなぜわたしを求めるのか?
今までローズマリーはステラにはそのような欲求はないものと思っていた。それにもかかわらず、自分を求めるステラに困惑しながらも、それを受け入れることを否とは感じていなかった]
見られた…見られた…見られ…
[手はガチガチと振るえ、顔はまた蒼くなる。
出て行こうか、いや、今すぐにでも出て行きたい。
でもそうなるときっと二度とここには来れなくなる。
あまりの不安に青緑色に光ピアスに思わず触れた]
[次は拒まれるかと思っていたローズの唇は、あっさりとわたしの進入を許した。
以外だった。彼女はわたしに対して性的欲求がない、穢れのないものとして認識していたはず。言うなれば、穢れている事を悟られた瞬間、ローズとの友愛は脆く崩れ去るとばかり思っていたのに…]
『油断は出来ないわ…。あの時のようにいつ裏切られるか――』
『嗚呼でも今は彼女の温かい舌を、口内を…味わいつくしてしまいたいの…』
[相反する心の葛藤。でもわたしは欲望には勝てない。刻まれた自戒が目を覚ます。]
……っ…ロー…ズ…んっ…ずっと…こういうことを…したかった…
[満たされる欲望にわたしは歓喜のため息を零しながら、角度を変えて彼女を味わいつくそうとする。右手は首筋をささえて。罪の左手は豊かな胸の高丘を服の上からなぞって――]
[ガタガタと震えている所に響くノックの音
マーティンか?
あぁ、あの執事なら口も堅い、着替えさせてくれたのが彼だったら…
息を飲んでドアを見つめる。
誰が入ってくるのか。もしヒューバートだったら…]
ど…うぞ…
―アトリエ・客室―
[ノックをすると、返答が帰ってきた。彼は意識が戻っているようだった。]
入るよ?
[声をかけ、客室に足を踏み入れた。]
さっきは倒れたから、ビックリしたよ。
体にひどい変調はあるかい?
[車の窓越しにギルバートへ]
ナサニエルは、多分、殺しても死なないだろうから、寝かせておけば大丈夫だろう。
ただ、この雨だ、道には気をつけて。それじゃね。
[車はゆっくりと走り去っていった。]
[入ってきたのは案の定ヒューバートだった。
あぁ、彼には知られたくなかった。願わくば、彼は見ていないように…。
平静を保とうと、何とか表情を作り]
先生…
本当にすみません…逆にご迷惑を…。
おかげさまで痛みなどは。
先生は?何かお怪我などは?
それと…シャロの腕は大丈夫でしたか?
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