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[吐息は既に荒く、口付けのたびの微かな囀りは空気を振るわせる。
体は既に指では我慢できなくて、でも自分から求めるのははしたない気がしてほんの少しの理性が許さなくて、だから指の数が増えればそのたびに艶やかな声は閨の空気の中甘く尾を引いて]
…いれ、て。にいさんが、ほしの。
[耳元に落とされる情欲交じりの声音に少し舌っ足らずで甘えるような声の返事と共に頷く]
[しかし躊躇いがちに開きかけた口は、辛そうに結ばれ。
わたしに少しの自由と黙祷を捧げて二階へと立ち去っていった。
その後姿を見つめてわたしは押し寄せる罪悪感に身を屈める。]
嗚呼どうして…?
どうしてこうもわたしは――…っ
いとも簡単に人を傷つけてしまうの?優しさに甘えて頼るだなんてそんな恐れ多い事をっ…。
ごめんなさい、せんせい……あなたを問い詰めるつもりは…なかったのに――
[立ち去る後姿。その背中に漂う悲しみのような断片を、わたしはせんせいの中に見出してしまい自己嫌悪に陥る。]
言われなくても出て行きますから。
もしステラさんがいなかったら…とりあえず連絡下さい。病人の様子見るくらいならできますから。
それじゃ、後はお願いしますね。
[あっさりと立ち去り、自宅へと戻る。
恐らく、連絡を待つ前に体調不良からすぐにベッドにダイブすることになるだろうが*]
[首を振って、ネリーを見るのを止めた。
少し不躾な視線になってしまっていたかもしれない。]
…ねえ、ウェンディ。
二三日みない間に、リックの背また伸びたんじゃない?
[気を取り直すようにウェンディに話し掛ける。
荷詰みが完了したのを見て、車に乗り込んだ。]
──雨がこれ以上酷くなる前にもどらなきゃね、パパ。
―雑貨店―
リック、ありがとう。
[彼が運び入れるのにさすがに私もかけつけ、トランクに仕舞った。]
なにかあったらいつでも言ってくれ。電話をもらったら駆けつけるよ。
[レベッカが亡くなってからエリザが多少手伝いに来たことはあっただろうが、彼やウェンディはよく店を守り切り盛りしていた。その背中は実際の年齢以上に頼もしく見えた。
それにしても……と思う。故人となったレベッカへの最後の思い出が、彼女があの品に“衛生用品”と表記した思いやりだったというのはひどく私にとって滑稽で情けのない話だった。
現実は喜劇としか思えない有り様で時に悲劇を彩る。]
[ローズマリーはハーヴェイの申し出に頷いた]
そうね、ソフィーが気がついたら伝えておくわ。
ありがとう。
[入り口に向かうハーヴェイに微笑みかけ、彼がドアを絞めるのを見守る。
扉がしまるとローズマリーはソフィーの濡れた服を脱がせ、バスローブに包み、毛布をかけた]
またあとで様子を見に来るわ。
[そう、一人ごちると、店の入り口付近に散らばっているだろうガラスのかけらを*片づけにいった*]
[“妹”の甘えたような声に微笑むと、わざとらしくゼリーでかためたゴムで、自分の「熱」を包み込んだ。]
……ごめんね。
本当はニナの身体に直接触れたい……。でも、ニナに万が一子どもができたら……俺そっくりの子が産まれたら、ニナをきっと苦しめる。それに、父さんと母さんも、苦しむと思うから……。
[言い訳をするように呟き、それを振り払うように左右に首を振る。その言葉とは裏腹に、“兄”の膨張は頂点に達していた。
もう一度“妹”の唇にキスを落とすと、緩慢な動作で自分の突起を“妹”の泉の中に差し込む。]
………はあああ………っ!
[指先で感じるより何十倍も敏感な器官から、震えるような温もりが伝わって来る。
柔らかな場所の感触は、何度も往来することでその味を知ることができる――本能的にそれを知っている“兄”は、腰をゆっくりと上下させ、自分の「熱」を“妹”に擦りつけている。]
きっとわたしは…ルーサーさんにとっても悪影響を与えてしまう存在なんだわ…。
それもそうよね…。だってわたしの身体には…悪魔が…描かれているの。
だから――
[長居はしてはいけない。
好意に甘えたい気持ちを抑えてわたしはふらつく身体を支えながら何とか立ち上がり、借りた寝間着を剥ぎ濡れた服へと着替えようとした時――]
[はらり――]
[左腕に巻かれていた包帯の一部が解けて床へと向かって螺旋を描く。]
あっ…だめっ!
[わたしは着替える手を休めて急いで包帯をつまみ、再び腕へと巻き取らせた。]
―雑貨店―
[シャーロットの言葉に、空を仰ぎ見た。]
そうだね。
そろそろ帰ろうか。
[レベッカの気遣いに、トランクに運び入れてくれたリック。私はひどく自分自身を罵倒しながら、トランクのドアを落とす。
傘をシャーロットに差し掛け、車の方へと*導いていった*]
…に、ぃ、さん……。
[言い訳でもあるし、当然でもある理由が悲しくて少し涙が零れたけれど、それはすべて自分で拭って。
瞳を彩る悲しみを拭うかのように落ちてきた口付けが余計に寂しくて涙がまた零れた]
……ぁう……ッ…!
[自分の中へとゆっくり入り込む質量の大きさに少しだけ息を詰まらせたけれど、体のほうはすぐにそれに慣れてしまい、やがて詰まる息は緩やかに嬌声へと変化していく]
[幸い解けた包帯は、先端部分の僅かな部分でしかなくて。]
よかっ…た――…誰も…居なくて…
[わたしは居ないと解っていても条件反射で周りを見渡し、杞憂である事確認して息を吐く。
しかしほっと胸を撫で下ろした瞬間、熱を帯びた身体はへたりと床に座り込んでしまった。
その反動で止め処理をして居なかった左腕の隙間から、赤い光が一瞬だけ顔を覗かせる。それを急いで包帯で隠す。]
やっぱり…ここには長居出来ない。これ以上長居したら…せんせいを更に傷つけてしまう…。
あっ……く……ぅっ………
ニナ……ニナ……
[柔らかなベッドの上で、“兄”は“妹”の身体を突き、揺さぶる。
――ギシ…ギシ…ギシリ……
規則的に立つ音とリズムに従い、“兄”の背筋には寒気にも似た微かな甘い痺れが走る。]
ニナ、ニナ、……ああっ……ニナぁ……
好きだよ、ニナ。好き……すっ……
[繰り返し“妹”の名を呼びながら、滑らかで絡み付くような、ダンスにも似た腰の動き。それは徐々に激しくなり、より深くなってゆく。汗ばむ肌と肌がペタリと一瞬だけ貼りつき、離れ、音を立てる。
繋がる2つの粘膜の間には、“妹”が締め付ける故か、或いは“兄”が膨張する故か――境目が無くなり、身体じゅうが溶け出すような感覚が広がってゆく。]
あっ……あっ……あっ……
ニナ……ニナぁぁぁぁぁぁ!!
[急いで冷たく重い服を身に着け。わたしは逃げるかのようにせんせいの自宅を後にした。
立ち去る間際、借りた寝間着の上に謝罪を並べた置き手紙を載せて――]
天にましますわれらの父よ、
願わくは御名の尊まれんことを、
御国の来らんことを、
御旨の天に行わるる如く地にも行われんことを。
我等の日用の糧を、今日我等に与え給え。
我等が人に赦す如く、我等の罪を赦し給え。
我等を試みに引き給わざれ、我等を悪より救い給え。
アーメン。
[わたしはせんせいの為だけに、捨てた筈の神へ祈りを捧げた。そして小さく十字を切る。カトリックの教えを守って。]
あ、んっ、あ、ふぁぁっ…!
[寝台の軋みなど気にしている余裕もなく、貫かれ揺さぶられ、そのたびに甘い声はひっきりなしに空気を揺らし、自分の鼓膜を震わせ、それが余計に淫靡さを増して]
にいさん…っ、いい…、きもち、いいの…っ…
私も、兄さんが好き、兄さんじゃなきゃ嫌…!
[次第に声が高さを増していくのは、体の高揚に比例しているかのように。
頂上を求めるかのように内の襞は中の"兄"を強く強く締め付け]
あ、や、ぁ…に、さん…っ…ふぁぁあああ…っっ!!
せんせい…ごめんなさい…
無言で立ち去る無礼を、許して――
[果たして背徳的な者の祈りを、神は素直に受け入れてくれるだろうか――
でも祈らずにはいられなかった。わたしには与えられなかった加護を、せめて先生だけには与えて欲しいと――]
雨…強いな…。
でも家まで我慢して?わたしの身体…。
[重い身体を引き摺って。わたしは自宅へと向かうと、残り僅かな解熱剤を甘いミルクで流し込み、暫しベッドへ潜り込んだ。
目覚める頃にはきっと今の熱が嘘のように下がっている事に確信を*得ながら*]
ああっ!!
ニナ!ニナ!!
……………っああッ!!
[“兄”が“妹”を突き上げてから幾度目の振動だろうか。“兄”の中でついに絶頂――「おわり」の瞬間がやってきた。腰のあたりから放出された痺れと、頭の中を支配するぼんやりとした「白」が背筋の上で交叉する瞬間がやってくる。
程なくして、“妹”を突き上げていた“兄”の器官からは、頭の中を支配していた「白」が噴き出されたのだった――]
……………っ。は……あっ……
ニナ……っ……は……ぁ
気持ち、い……良かっ……た?
[額に大粒の汗を光らせ、荒い息を整えながら、“兄”は“妹”の髪を撫でる。]
俺も……ニナのこと……好き。
ありがと、ニナ………。
[“兄”はそう言って微笑むと、“妹”が流した涙の跡にそっとくちづけを施した――*]
[内側に存る"兄"を強く強く締め付けたのは、ちょうど兄がひときわ強く突きあげたそのタイミングで。
きしりと寝台は名残の様に啼いて、それから静かになった]
んん……は、ぁ、んー……
…うん…あったかくて…気持ち、よかった…。
[時折微弱な快感の名残に肌を震わせる。
髪をなでるその手に、再び涙がこぼれたけれど、それすらもかれの唇はぬぐってゆき]
…兄さん…大、好き………大好き、よ…。
[雨に濡れて全力で走ってきた後の高位だった成果疲労は大きく、そのまま寝台に埋もれて眠りに*つくだろう*]
─酒場2階・客室─
[熱いシャワーの下に立って、全身を水流に打たせながら、物思いに耽る。
頭の隅に引っかかるノイズ。]
『いる。確かに。
では、やはりここは思ったとおり、』
『だが、どこだ。』
『見つけ出さねばならない。』
[階段を上がってくる足音に、思考は中断された。
一人がローズマリーなのは気配と足音の立て方から大体分かる。だが、もう一人の足取りは不自然に重く、歩調も一定していない。重い荷物を抱えているかのようだ。
コックを捻って水流を止めた。バスタオルで身体を拭きながら耳を澄ませば、ローズマリーとハーヴェイの会話がはっきりと聞こえてきた。
それがあの、自分を避けているように見える、線の細い少年と気付き、片眉を吊り上げた。]
[服を着替えて廊下に出ると、ちょうどローズマリーも自室から廊下に出たところだった。
何があったのか尋ねると、ソフィーという女性が急に具合が悪くなって倒れたのだと教えてくれた。]
あぁ。ちょうどシャワー浴びてたもんで、気付かなくて。
言ってくれれば幾らでも手伝うから。ローズ。
しかし、運ぶの大変だったろう。あの子、力仕事苦手そうだものな。
[歳のあまり変わらなさそうなハーヴェイを「あの子」と呼び、小さく笑った。]
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