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あー……
[間抜けな顔になるのは避けられなかった。]
[普段なら近付いた時点で人の気配が分かるのだが、よほど気がせいていたのだろうか。]
ん。俺もどっちでもいい。
……多少古いが、まァ3人乗るくらいなら平気だろ。
[メイドインジャパンの車の鍵を取り出し、ジャラリと鳴らした。]
おいおいギルバート……
いくらなんでも扉が壊れるっての。ったく……。ただでさえボロいってのに。
──ブランダーの店・ニーナの部屋──
[ソフィーはニーナの部屋で同行者の帰りを待っていた。
父の行方も気になるが、ルーサー・ラング牧師を襲撃した狂信者や、シャーロットを無残に殺害した殺人鬼がうろつく今のヘイヴンで、若い女性一人を残して行く気にはなれなかった。]
[特に親交があったわけではないソフィーに対し、ニーナが話したのは昨夜の狂犬による被害の事に留まり、ボブ・ダンソックに受けた暴行については口を噤んだ為、ヒューバートが何を知り何処へ向かったのかを知る術はなかった。]
ああ・・・介抱してたら朝になっちゃって……。
[とローズマリーに笑い掛ける表情も今はちょっと苦しいかも知れない。]
どこか行くのか?二人で。
……そう言うとやらしい響きに聞こえるぞ、ギルバート……
[事実だがな、という言葉を喉の奥にしまい込み、ナサニエルはギルバートの問いに答える。]
これからブランダー家に行くんだ。ローズマリーが様子見に行きたいっていう話だから、俺はそのお供をするんだよ。
ギルバートも一緒に来るか?
………生きてる?
あァ、あのヤブ医者に言われたこと、まだ気にしてんのか。
幸か不幸か、俺はピンピンしているぜ。安心しとけ。
『先ほどの幻覚を除いてな――』
[最後の一言は、口の中に押し込んだ。]
[一瞬少し複雑な表情が過ぎる。
が、すぐにニッコリと微笑んでローズの側に寄り添う。]
……ンン。
一緒に行くさ。ローズを危険な目にあわせる訳にはいかないしね。
おま……!
ローズマリーがあらぬ想像すんだろうが……ったく。
ローズマリー、ブランダーの家に行きたきゃ行くぞ。
ギルバートも、ついてきたかったらご自由に。
あらぬ想像も何も意味不明なことを口走るなよ。
何のことだかさっぱり分からないよ。
なあ、ローズ?
[と全く平静に怪訝そうな顔をしてみせる。]
[ギルバートの言葉を無視して、トヨペットクラウンのエンジンを掛け、二人の前に乗り付けた。]
………ほら、乗ってくなら乗れよ。
お二人さんは後ろにどうぞ。
[ギルバートに肩をすくめて見せて]
二人ともなにを言ってるのかさっぱりわからないわよ。
ナサニエルの酔いつぶれはいつものことだし、死ななかったのもいつものことでしょう?
[隣に座ったギルバートに話しかける]
ギルバート、ブランダーの店の様子がおかしかったのよ。
扉は閉まっていたんだけど窓が割れていて中に犬と血痕があって。
いったい何があったんだかよくわからないの。
リックとウェンディもいないし。
どういうことなんだか…。
[ニーナは時折うわごとのように兄を呼ばわった。
恐い夢でも見ているのかと心配げにニーナを見つめていると、店の前に一台の車が停車した事に気が付いた。]
『ヒューバートが帰って来たのだろうか。
それとも、別の誰か──…。』
[不安を覚え、スツールから腰を浮かす。
寝ている少女を庇うように立ち上がった時、複数のドアがほぼ同時に開く音が聞こえて来て、窓の外へと*探るような視線を向けた*。]
[「ブランダーの店」と聞いて、ローズに昨夜のことを説明すべきか一瞬考え込んだ。
だが、黙っていてもニーナに訊けば分かってしまうだろう。
「朝までナサニエルの家にいた」かのような言葉を吐いた後に説明しなくてはならなくなるのはちょっと困ったが、とりあえず時間はぼかして、ニーナが店に侵入した狂犬に襲われたこと、たまたま近くを通りかかった自分が悲鳴を聞きつけて助け出したことだけは簡単に話した。]
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