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[視界に入る程度でウェンディを探したが、目にとめることはできなかった。しかしリックの言っている事は本当なのだろう。ネリーは安心した。]
うん、ウェンディが心配で来ちゃったから、買い物ではないのよ。
──車内──
工場で何かあったのなら、パパや私に話してくれたら良いのに…。
結局、ママは寝てないまま、今日も仕事に出掛けたでしょう。
[母親の話に眉を顰めた後、ヒューバートに首を傾ける。
サンドイッチがなくなるのはとてもはやかった。]
ああ、やっぱりハーヴなのね。
じゃあ、ちょっと声を掛けてみようかな。
[包みをきちんと片付けてから、傘をさして車から地面へ降り立った。カーディガンの下は、淡いグレーのストライプのノースリーブのワンピース姿だ。]
―2階・寝室―
[寝室にニーナを招き入れる。
シンプルで真っ白な部屋に、小さな棚とテーブル、灰皿。小さな窓。それから柔らかなベッド。あまり使われていないその部屋の壁に、2人の影が映った。]
………ニーナ………
[男は“妹”を抱き寄せ、唇を重ねた。]
……ダメだよね、俺。ごめんね。
俺、妹に、こんな………
[ニーナの頬を両手で包み込んだまま、“兄”は首を左右に振った。視界に入るのは、すっかり“妹”の身体に貼りついた服が描くラインと、ところどころ透けて見える肌の色。それから目を逸らすかのように、“兄”は“妹”を再び抱き寄せた。]
[コップを洗ってキッチンから戻り、ステラの熱をみようとしたとき、彼女は目を覚まし、照れたように挨拶をした。]
やあ、おはよう。気分はどうだい?
あいにく、物資は底をついているが、君の食欲があればパンを焼くことくらいならできるよ。
とりあえず、ほら、ミルクだ。熱いから、気をつけて……
あてられている…か。私もこの数日どうも落ち着かない、と言うべきなのか、ね。
どうしたものかしら。
[ネリーはぺろっと下を出してウィンク。]
[ルーサーは、昨夜の彼女の行動の理由を聞きたいと思ったが、彼女が自分から話し出そうとするまでは自分から聞くまいと思った。]
[窓ガラスを叩かれる音で覚醒した。
夢を見ていたようなぼんやりした顔は、叩く主を見極められないか、暫くその人影を眺めていたけれどもそれが見覚えのある人物─シャーロットだと知る]
先生…と…シャロ…?!
[言われた通りに近くの席に腰掛け、三つ編みを解いてバスタオルに水を吸わせる。そうしてからもう一度三つ編みを結い直す。]
『ああ、もっと、きて、ギルバート』
[静かになった店内に、ローズマリーの声が甦る。]
『欲しい、ギルバート、ちょうだい、あなたの、これを!』
[頭を振って振り切ろうとするが、声は張り付いたようにソフィーの耳元でリピートし、ソフィーの頬は知らずほんのりと赤く染まって行く。]
たしか、これだったはず。アラン・ロベール。
7年前の記憶は定かではないけれど、たしかにこのラベルだったはずだわ。
[ローズマリーはシャンパンの瓶を布でさっと拭くと慎重に階段をあがっていく]
あとは、お父様のブランデーね。
[シャンパンをカウンターに置き、飾り棚の酒瓶を順繰りにながめ、やっと探し出した]
レミーのVSOPこれね。
[二つの瓶を抱えるとソフィーのいるテーブルに持っていった]
ハーヴ、大丈夫かい?
寝不足なら、途中で居眠り運転しないようにね。
路面が荒れてるし、あぶないぜ。
[シャーロットの後ろから話しかける]
[ウェンディにみた症状、初めて見るものではなかった。外出先のノーマンでも一度あった。
それを彼ら――このシンメトリックな子達は知っているのか。ただ、その時はウェンディほどの症状ではなかった。
彼は『外気に触れすぎた』とひとりごちていた。ヘイヴン――ヘイヴニアンのみが持つものなのか。]
−ナサニエル宅・2F/寝室−
[唇にあたたかく触れる柔らかさにうっすらと陶然とした表情を浮かべて]
謝らないで…私、兄さんが好きよ。大好きなの。
兄さんだけのものになりたいの。
…だから。
[再び抱き寄せられれば冷たい指先を"兄"の頬に寄せて、自分から唇を重ねて、そして至近距離で微かに呟く]
…抱いて。
ん…わるくは…ないかな?
[わたしは無理にブランケットから這い出し、差し出されたミルクカップを受け取り]
ありがとう。
[子供のような笑顔を浮かべた。目も息も全てがまだ熱っぽい。だからだろうか。つい、先生に甘えたくなって――]
あのね…せんせ…わたしの懺悔…聞いてくれますか?
[ホットミルクをゆっくりと啜りながら、わたしは伺うように先生の瞳を見上げるように見つめた。]
[かがんだ拍子にはらりと流れた髪を、片手で軽く抑えて頬笑みながら。]
──おひさしぶりね、ハーヴ。
やだ、こんな場所で眠いの?
[シャーロットの言葉とほぼ同時にヒューバートが同じ内容を言う。シャーロットはくすくす笑いながら、]
居眠り運転よりは、先に寝ちゃう方がずっといいけど。
ねえ、こんな時だけど、そろそろ帰省してるなら家に来てくれるかなあって、楽しみにしてたのよ。
ハーヴが見たがってた画集も届いてるんだから。
[仮にも自分が師事した人物と、親しい少女を雨の中立たせたままにするのは礼に反するだろうが、寝起きの頭ではどうしていいかすぐには考えられないがそれでも窓を開け、顔を覗かせ応える]
すみません、こんな所を…。
今後ろのドア開けますから、座って下さい。
[慌てた様子で、せめて二人が雨に濡れない提案を]
懺悔、かい。そいつは重たい言葉だね。
ああ、でも私でよければ話を聞かせておくれ……
[ルーサーはソファの前に置いたイスに腰掛けると、ステラをまっすぐに見つめた。]
[表情を曇らせ思い悩む“兄”の頬に冷たい指先が触れる。唇を動かし、何かを告げようとした瞬間、“妹”の冷たくて温かい唇が重なった。]
あ……………ああ
[“妹”の言葉を聞き、“兄”は唇をぎゅっと噛み締めた。次の瞬間、“兄”の手は“妹”の身体を拘束する服へと伸びる。]
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