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「俺の心配は入ってる?」
[というハーヴに「当たり前じゃないか」と笑う。]
おいおい、本当にデートだったのか?
[苦笑いした。
シャーロットの頬を一筋の涙が伝う。声をかけようかと口を開きかけ、ハーヴェイの手を握る彼女の為草に気がつく。
年若い友人が、娘を慰めてくれることはありがたいことの筈だった。娘にボーイフレンドができるのも健全なことなのだろう。おそらくは。
心の裡をなにかの感情がじりりと灼いたが、二人への眼差しが温かでやわらかなものとなるようつとめた。]
――地下室――
[疑問符を重ねながら何度も何度も首を振り続けるネリーの手を取り、壁の一隅から下がる手枷に繋ぐことにした。一方の枷に繋げば手錠は必要ない。鍵を取り出し、カチャリと外した]
どうして……?
クスクス。それは、どうしてだろうね?
[嘲弄するように言って、彼女の脇腹から上へなぞりあげるように舌を這わせた。しっとりと汗ばんだ肌は、恐怖と混乱の味がするようだった]
[おそるおそる犬に近付く。
それまで愛想よくしっぽを振っていた犬だが、動物特有の勘でシャーロットが純粋に犬が好きで触れようとしているのでは無い事が分かったのか、しっぽを振るのを止めた。犬がシャーロットに唸る。]
ニーナ、お店に居たんじゃなかったの?
もしかして、山崩れにあったあの道を通って図書館から……。
ううん、不自由があったらリックやウェンディと一緒に家に来て。
[言いかけて青ざめる。犬のうなり声にも硬直する。それでも無理をして犬を撫でようと──…。
ボブは車へと戻って行く。犬はちょうど、ニーナやボブが車の方へ向いている瞬間に、シャーロットの腕を強く噛んだ。
そして、犬はボブの呼びかけに慣れた動作で道に戻ったアルファロメオの窓から飛び込む。
シャーロットはボブの言葉に、咄嗟に腕を後ろに隠して発車するアルファロメオを見送った。]
OK。わかったよ。
ニーナ、なにかあったら気軽に声をかけてくれ。
[一瞬止めるべきか躊躇したのは、それまでに耳にしたボブの噂話所以だっただろうか。
偏見に私自身も囚われているのだろうかと、内省する。
僅かに表情が曇ったが、彼女の意志を見て頷いていた。
犬に近づきかけたシャーロットに案ずるような眼差しを投げかけたが、ボブは車中の人となっていた。]
―道端―
[ギルバートのほうを向いて]
そいつは災難だったね…… 彼は多分悪いやつじゃないんだが…… いや、私も彼のことを知っていると言うほどのものではないんだが……
[ナサニエルのほうを向き直ると]
前もキミは同じようなことを言ったな。いいか、薬物なんてものは所詮人の身体の働きを助ける程度に過ぎない。そんなものに頼るのは止めなさい。大体…… まあ、今はそんなことを言っても仕方が無いか。
[ギルバートのほうを向き直って]
彼を家まで送るのなら、私が代わってもよいよ。キミが付き合うこともあるまい。どうするね?
ありがとう、シャーリィ。
少し──届け物があって、そこで足止めを食らっていたのよ。
この雨のせいで。
[軽く肩を竦めながらボブの車へと乗り込みかける。
伯父親子が共に何かあればといってくれたのはとても心強いことで、嬉しそうに微笑んで頷くとそのまま扉を閉めてボブに発進を促す]
どうしてって…それは…あなたが…っ!
[続きを言いかけて言葉を飲み込む。
片手を上に向けさせられ、もう一方の手はやや自由を取り戻す。幾分楽になったかと思うと、リックが自らの脇腹を向き頭を下げている。
恐怖がネリーを覆い、息で露わになっている腹部、横隔膜が大きく動く。]
はぁ…っああん!
[下を向いているリック。僅かばかりに動く腕。
チャンスはもうなかろうか。ならばとネリーはリックにお返しとばかりに、頬めがけて平手をのばした。]
いやー……………
[医師の言葉にしばし黙り込み、ぽつりと呟く。]
アスピリンはダメなのな。
胃が痛ぇし、味は無いし、ロクなことねぇや。見た目はラムネ菓子なんだけどな。
……市販品だからいけないのか。
ンン……
[と、少し考えるような素振りを見せた後で、]
貴方にお任せしても良いんですが……一人で運べますか?
[意味ありげな苦笑を見せた。]
[車中では、はじめのうちはずっとこの言葉を繰り返していた。]
あの小娘…私を馬鹿にしているな。
どんなに、どんなに頑張っても…呪いかこれは。
私を誰だと思っているんだ……。
[ぶつぶつ呟きながら、一見すると車は
雑貨屋の方に向かっていると思われる道を進む。]
[一人、親族同士の慰めあいとはまるで場違いなことを考えている。
今の自分には理解できるものではなかったから。
ボブの車に乗って去っていこうとするニーナには挨拶程度の言葉しかかけることが出来なかった。
そしてぼんやりと皆のやりとりを聞いているように聞き流していたが、ふとシャーロットが犬に手を伸ばしている]
駄目だよシャロ、なれないのに触ろうとしたら…
[注意し終えるか否か、犬はシャーロットの腕を噛んだ]
この犬、なにを…!
[追放そうとする間もなく、犬はボブの所へ駆け戻る]
ちっ、飼い主があぁだと犬も同じか。
シャロ、腕…大丈夫かい?
[ナサニエルの言い訳を無視するように、ギルバートへ]
ああ、ブレイクさん。私の車にコイツを放り込むのさえ手伝ってくれれば、私のほうであとは引き受けよう。
一応、医者なのでこの手合いの扱いも経験が無いわけじゃない。安心してくれ。
[肩をすくめて、ナサニエルのほうを見る]
どうだい? 車まで運ぶのを手伝ってくれるかい?
[ボブの呟きに覚えたのは不穏な感情だったけれど、やがて座っているだけの状況は酷く疲れた体の求める睡眠欲に勝てず]
(……だめ。眠っては…だめ…、早く帰らなきゃ、いけない、のに…)
[どんなに抗ってもそれは堪える事が出来なくてやがて青い瞳の前に瞼の帳が落ちて──
その車が、店のほうへと向かっていると信じたまま]
俺は力仕事は結構得意だしね。
貴方が医者なら、町は今酷い状態ですから彼以外にも急患出てるかも知れませんし。ずっと一人の患者に掛かりきりって訳にも行かないでしょう?
病人治すのは貴方にしか出来ませんが、それ以外のことは俺でも手伝えますから、着いてきますよ。
ほっとけないしね。
[と、快活な笑顔で笑い掛けた。]
……ねえ、ネリー?
こんなことをして、何か解決になるとでも思ってる?
むしろ逆に、僕を怒らせることになるだけだって、思わなかった?
[見上げる片目を細め僕は哂う。三日月のように―肉食獣のように。そして、ネリーの柔らかな膨らみに犬歯を立てた]
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