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[ローズマリーは戸口近くで扉の気配を確かめようとしていた。
扉がひらき、ソフィーが顔をのぞかせる]
あら、ソフィーだったの?
さっさと入ってくればよかったのに。
[と口にしてから、ソフィーに昨日の情事を聞かれていたのかもしれないということに思い当たり、微妙な微笑みをローズマリーは浮かべた]
[扉を開けた所で、内側からノックしようと腕を上げたローズ視線が合い、思わず小さく声を出して驚いた。]
うわっ……あ、………こんにちは、ローズさん。
[心の準備をしていなかったソフィーは、少し上擦った声で答えた。]
―自宅前―
[呼びかけに反応があったことに安心しながら、額へと手を当てる。]
ふむ、少し熱があるね。立てるかい。ほら、こんな所にいちゃダメだ。こんなに濡れてしまって。ひとまず中に入ろう。
[ステラに肩を貸して、立ち上がらせると。扉の鍵を開ける。]
……知らない人だわ。
町の人じゃない。
こんな空が真っ暗になるほどの雨の中。
また、テレビの人…にしては1人よね。
[一瞬、光ってみえたのは琥珀色の瞳。]
……なんだろう。
[車のドアを開閉する音。
しばらく、間を置いて再びそろりと窓の外をのぞくと、アンゼリカの扉に手をかけたギルバートが一瞬、何かを見透かしたように振り返った。]
あれは…
[今日の出掛けの服装は、日焼けする心配もないので白と黒のギンガム模様のノースリーブシャツ。黒のニットのタイトスカート。
あと100マイルと言った所だろうか、雑貨屋から人影が現れ、ネリーとは関係ない方向へ駆けていった。傘模様もなかった。何かのっぴきならない事でも誰かあったのだろうか。
ニーナにも見えるが断定はできなかった。
やがて、ブラウンの色をした八角形の傘が近づき、雑貨屋の屋根に到着した。]
――ルーサー宅前――
[額に冷たい感触。少しだけ身体が楽になった気がした。気休めだろうけども。]
ごめんなさい…わたしっ…いつも先生に…ご迷惑ばかり掛けてる…
[差し出された左肩にしがみ付くように両手を乗せて。わたしは何とか立ち上がると、雨音に紛れて開錠する音を瞳を閉じたまま聞いていた。]
――キンコーン………
[呼び鈴の音が聞こえる。
書斎の鍵を掛け、鍵は鏡台の中へ。
緩慢な動きで、男は玄関まで歩き、扉を開けた。]
ニーナ………
[玄関ですっかり濡れ鼠になった青い髪の少女の様子に、男は目を丸くした。]
どうしたんだい……ニーナ。
そんなに雨に濡れて……!
[そしてもたれ掛るように室内へと足を踏み入れたわたしの身体は、近くにあるソファに座らされる。やわらかい感触に安堵は沸きあがり。]
せんせ…わたし…眠…い――
[遠退く意識に身を委ねたまま、深い眠りへと落ちていった。]
―アンジェリカ裏・シボレー―
[小走りに駈け寄り車のドアを開ける。シャーロットは窓の外のなにかを注視していた。]
ごめんごめん!
ちょっとだけ立ち話してたんだ。
[車のエンジンをかけかけ、シャーロットの視線の先を辿る。]
……ああ。彼はギルバートだよ。
[中であった話を聞かせた]
―自宅 1F 居間―
ほら、これで体を拭きなさい。自分で拭けるかい? 大丈夫? すぐに着替えを持ってくるから、待ってて。
[バスタオルをステラに渡しながら、そう言い残すとルーサーは 2F の一室に向かった。]
確かマリアの寝間着が……
[ルーサーが向かった部屋、そこは彼の死別した妻の部屋だった。もっとも彼女はこの部屋で暮らしたことはない。以前、住んでいた部屋に遺されたものをルーサーがヘイブンに移り住んだときに持ち込んだのだ。
彼は部屋のクロゼットにしまってあった寝間着を掴むと階下に引き返した。]
ステラ、すまない。うちにはこんなものしかないんだが、ないよりはマシだろう。着替えられるかい? 私はあちらでコーヒーを入れてくるから、その間に…… ああ、紅茶のほうがよかったかな。すまない、紅茶は切らしていてね。ミルクを温めようか?
――雑貨屋前――
ネリー!
ずぶ濡れじゃないか、どうして!?
[雨脚が強まったのはネリーがダンソック邸を出た後だったのだろうか。それともあちら側ではまだマシな程度の降りだったのか。いずれにしても、軽装のネリーはずいぶん雨に濡れているように見えた]
[呼び鈴を鳴らしてしばらくすれば、現れた”兄”は目を丸くしていて。
外套なんて着たところで意味はなくブラウスもスカートも全てが雨に濡れていて]
…傘、この雨脚じゃ意味ないと思って…それで。
[すっかり雨を吸って重たくなった外套を脱ぎ落としながら、タオルを貸してほしいとナサニエルに願い出る]
…なんだろう。
さっきの人と目が合った瞬間。
一瞬、心臓がドキッとした…──。
[車内に低く伏せたままで、ぱちぱちと瞬きをして呟く。
カーディガンの襟元を握った手を心臓の音を確かめるように胸に滑らせる。]
…こわいな。
はやく、パパが戻って来たらいいのに。
[それから何分間が経過したのか。
雨に混じり扉が開く音。足音。近くて車の扉が開閉する音が聞こえて来た。]
[反応がないステラを覗き込む]
寝て、しまったか……
弱ったな。しょうがない。
[ルーサーはステラの体についた水滴を拭き取ると、服を脱がせ、寝間着へと着替えさせた。]
――雑貨屋前→中――
まあ、良いや。とりあえず入って。何がどうしたのか知らないけど。
[ニーナが立てかけて行った傘をかざし、店内へとネリーを誘った]
『表情は別に暗くないな。沈んでる様子もないし。ボブと特に何かあった訳でもなさそうだ』
──パパ!
[ヒューバートが帰って来たのだ。
父親がシートに座る前に思わず抱きつく。それから、ギルバートの話を聞いて、目が合ったと思った瞬間にこわくなった自分がはずかしくなった。]
―雑貨屋前―
[ネリーはリックの姿を認めた。先程よりも精神的に余裕のなさが伺える。
いつもよりしなだれているネリーの髪が濡れ具合を物語っていた。]
ど、どうしてもウェンディが心配になって来てしまったの…
ウェンディは?ニーナは?
[今すぐにでも見たい、と焦燥の色が雨で冷たくなった顔からでも見える。]
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