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[シーツを自身から取り去り、一糸纏わぬ姿に変わる。胸には、心臓を模したようなハートのタトゥー。]
………いやん。
そんな目で、見ないで?
[シーツを肩に掛け、分厚い唇を歪めた。]
[ギルバートの言葉に、カッと一瞬で頭に血が昇った。燃えるように顔が熱い。]
――なっ!
貴様ァ、聴いていたのか――っ
[よりによってこの男にだけは、聴かれたくはなかった]
チャーミングだとォ!
侮るな!
私は――
[その時、ステラの部屋で発見した写真を思い出す]
――いや、アンタの方が、遥かに年長者なのだろうな。
ギルバート・ブレイク。
その積み重ねた齢には敬意を払うよ。
いったい、何歳だ――
アーハァ?
何のことだか……
[ニッと微笑む顔はとぼけているのか、ふざけているだけなのか。]
それより。ローズが死んだぜ。ステラに殺されてな。
アンタは古い友達だそうだから、一応教えとく。
とぼけるのか?
写真だって、あるんだぜ?
君が少し下がって、私を自由にしてくれたなら、見せることができるんだがなァ
[そんな誘い水に応じてくれそうな相手にも思えなかったが、挑戦的な眼差しを投げて云う。
だが、ギルバートから次に聞こえた言葉は、私に少なからぬ動揺を与えた]
ステラがローズを――!?
バカな……
……いや……
[ステラの自宅の冷凍庫にあった心臓。あれはまさかローズのものだったとでも云うのだろうか。嘔吐感が甦り、胃がヒリついた]
要らんよ、そんな写真。見たところで俺には何の得もない。
[ナイフを突きつけたまま、器用に肩を竦めて見せた。少し刃が皮膚の表面ををぞりぞりと擦っていったかも知れない。]
最初に会った時の疑問は今も疑問のままだ。
この町になにをしに来た?
ここは、なにもない町だぜ。
ちんけな――
女の数だって、そんなに多くはない。
遊ぶところだってほとんどない。
遊び相手は――あっという間に居なくなっちまった。
そんくらいの規模のちっぽけな町だ。
[だが、それは愛すべき人たちだ。嫌悪し、遠ざかりたいと感じながらも愛着を感じていた町だ。
その崩壊をもたらしたこの男に、憎悪の眼差しを投げる]
人を探しに来たのさ──それと町を見に。
だが、もう用は終わった。後は立ち去るだけだ。
[口の端に浮かんだ薄い微笑はそのままに、憎悪の眼差しを涼しい風とばかりに受け流す。──そんなものにはもうとっくに慣れきっている。
ふっと思いついたように、]
──ああ。そうだ。アンタに聞きたいことがなくもなかった。
退屈しのぎくらいにはなったかい?
なにかおもしろいものがあったというなら――
きいてみたいものだ。
――君の話を。
[ギルバートに挑戦的な言葉をかけた]
探し人――見つかったのか?
それが誰なのか、聞いてみたいものだが……
[そして、ギルバートの問いかけに]
話せそうなことなら、なんでも――
[と云った]
君から話を聞ける程度のものになりうるかはわからないが。
見つかったが……もう居ない。
それはもういい。
この町は変わってるな? ずっと──こんなふうに……閉鎖的だったのか?
その、色んな変わった風習がある理由が何故だか分かるか?
[この町にこんなに「血族」が多かった理由を聞こうとすると、自然人狼の話をせざるを得ず、それを避けるとなると非常にぼかした問い方にならざるを得なかった。]
[シーツを背もたれに掛け、ナサニエルは2人の様子を観察している。]
んー………
俺もヒューバートには話したいことあるんだけど、それは後でいいや。
[露になった性器を気に留めることなく、そのままの姿で居る。]
“人狼”の血脈――
[ギルバートを見据えながら、図書館で知った事実、バンクロフト家に伝わる奇習を思い浮かべながら言葉を紡ぐ。]
その力は、時に鋭敏な感覚や常人には持つことのできない身体能力となって発現される。
完全な人狼ならずとも、それは一族の者に力を与え、家の繁栄をもたらしてきた。
だが、完全な人狼になり、更にその力を律しきれない場合は破滅がもたらされる。私はそう聞いてきた。
だから一族は、その血を飼い慣らすよう努めてきたんだ。
閉鎖的、と云えば閉鎖的なんだろうな。
たとえば、ボブのような黒人が住むことは、これまではありえなかった。
彼の母親が土着の者で、外部の者に身ごもらされたのでなかったなら。
[目線をギルバートから外さないまま、口の端でナサニエルに笑いかける]
ナッシュ。
君の友達はなかなか荒っぽい歓待をしてくれるようだ。
私も、心当たりがないではないが、ちょっと落ち着くように云ってはもらえないかな?
──墓地──
[久しぶりの外は月夜だった。
安置所の冷たく澱んだ空気に慣れきっていた私は、夜空と普段から見慣れたヘイヴンの森の奥に広がる闇に目を細めた。
新鮮な風が私の髪を乱す。
夜の墓地は静まり返っていて、私は私が安置所に居た間に世界が滅んでしまったのではないかと、不安に駆られる。あるいは、私は実際は死んでいて、人狼として生き返ったと言う突拍子も無い夢を見ているのでは無いかと。]
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