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私のそばに――
ずっと……
[激しい抽送。浅く、早く、そして深く。腰を打ちつける音が闇の中に反響する。]
ああ、ロティ――
私と共に
くぁ……っ
[波濤のように押し寄せる欲情が一際高まり、頭蓋を圧するほどの激しい血流に眼前に火花が散る。
全身が砕け散り、魂は真っ白に拡散し溶けゆくような快楽と共に、私は命の水をシャーロットの内奥に注ぎ込んでいた]
[両脚を抱え上げ、筋肉で鎧われた厚い肩の上に乗せる。
正面のハーヴェイを、黄金の瞳が見下ろす。]
ああ……
[渇望に餓えた吐息が、笑みを刻んだままわななく唇から洩れ。]
[そして、何の準備も施していない、その深奥へと肉欲の楔を打ち込んだ。]
[それから、幾度、シャーロットの躰を求め続けたことか。
私の欲望は、汲めども汲めども尽きることがなかった。
それは、黄金の瞳を覗き込んだ所以だったのか。
この日のおぞましい数々の出来事に、これまでにない異常な昂ぶりを感じていたためか、定かではない。
私は、シャーロットの片膝を抱きかかえるように側位で、時に躰全体を抱き上げ包み込むような座位で、はたまた両足を抱きかかえるように腰を高々と掲げ陰部をあらわにして、ひたすら彼女と交わり続けた。
それが彼女に命を吹き込む儀式として必要なことであるかのように、彼女の中に生命の証を注ぎ込みながら。]
[焦げている故に、新鮮ではない故に、
新たな息吹の血肉となれなかった青白い光。]
ウゥゥゥ……喰らうことで、他の子らはキミの中で
新しい血肉になるのだろうか…………。
[恨み言のように振り絞る。]
私たちは、キミの血肉にもなれずどこにも行けず…
口惜しい…口惜しい……口惜しい…。
せめて、あのときの答えを聞かない限りは…。
[呪縛のように、彼の炎は上にも下にも動けずにいる。]
今のキミ、何色のソウルなんだ?
[それだけ発すると、青白い炎は呻かなくなった。]
[ざらりとした舌先が、私の背筋を繰り返しなぞる。
抱きすくめられた瞬間から濡れていた私の身体は、次に来る快楽から逃れようと陸に打ち上げられた魚のように跳ねる。]
…ぁあ、パパ。
だめ、そんなにすぐに入れたら──ぁ、
[容赦無く両の乳房を揉みしだかれる感触。その感触よりも行為のいやらしさに私は羞恥心をおぼえる。そして──]
…ああ、入って。入って来るわ。
パパが、私の中に…また……ぁ、ああ…ん。
[自分の指は最早自分の物ではないように感じる。
頭の芯が痺れるように、──甘い。
掌で泡立てた石鹸の泡を白い肌に置き、優しく伸ばす。
汗も汚れも、煩わしい思考さえも溶かす、心地好い愛撫。]
………違う…。
そうじゃない……駄目よ……。
[しかし、官能を求めて動き出そうとしていた手を、
泣きそうに潤んだ声が静止する。
それはいつだってソフィーを縛る、忌々しい楔。理性の声。]
いつまでも二人きりの世界には居られない。
鳥籠は壊れ始めてる……。
わかっているんでしょう──…?
[シャワーの雨に紛れて、頬を透明の雫が伝った。]
[ギルバートの唇が笑んだ。
ぞっとする何かが背筋を駆け抜ける。
そして次の瞬間、とてつもない痛みが全身を駆け抜けた
いくら慣れていたとはいえ、何の準備も施さないそこへの挿入は想像以上の苦痛をもたらす。
先程までの快楽は全て吹き飛び、苦しさに目を見開き悲鳴を上げる]
う…あぁあああっ!
あ…あ…ぁ……!
[受け入れるにはあまりにも大きい衝動を、体を硬くして受け入れる。中はギチギチにギルバートを締め付ける]
ギ…ル……!
[それは、この世で最後の叫びとなっただろうか──]
[果てることのない欲望をようやく自らが律することができるようになった頃、シャーロットの身に付着した汚れを濡れたタオルで叮嚀に拭い身を清めた。淫水を滾々と湧きだたせる生命の泉に封印を施すかのように綿をさし、元のようにシャーロットに服を着せた。
できあがったファロスを置き、立ち上がった。]
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