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家………
[口の両端から唾液と吐瀉物をだらしなく垂らしながら、男はある方向を指差した。]
あっち……………
[その情報は決して間違ってはいない。情報量不足は甚だしいが。]
[シャーロットが、自分をちらちら見ている視線を感じる。
母親の件に起因するかもしれないとも思えた。
しかし、どう見ても視線は自分を捉えている。]
…DAMN...
[こんなときだ。怒りを露にするわけにもいかないだろう。
小声で呟き、歯をぎりぎりと噛みしめる。
顔は赤く染まっていき、不気味な顔色になる。]
――雑貨屋・店内→倉庫――
[悲鳴のように言い募る言葉には答えず、僕は倉庫の扉を開いた。立ち並んだ棚、雑然と積み上げられた木箱やダンボール箱。非常時とあって持ち出された品々の整頓はまだまるで進んでいなかった。散らばるそれらを避けながら進む]
『……ネリー。けれど、あれを見て、君が願っている様に思ってくれる人が全てとは限らないんだよ。ネリーがどんな姿で見つかるかにも依るだろうしね。そして――それを決めるのは、僕だ』
[黙考しながら壁に辿り着き、金属扉を開け放つ。そこには、地下へ降りていく階段が黒々とした口を開けていた]
……事故現場へ行ったのね、パパ。
やっぱり、ママは…。
[ニーナが華奢な肩を震わせる様子に、何もしなくとも再びシャーロットの頬に涙が伝わる。ハーヴェイの手を一瞬ぎゅっと強く握る。けれども、父親の前であることに気付き、そのままハーヴェイに甘えるのは気恥ずかしいことのように思えた。]
そうよニーナ、良かったら家でシャワーを浴びて行って。
そのまま帰るのはあんまりだもの……。
あなたの顔もなんだか色が無いみたい。
[ボブには従姉妹と同じように、声を掛けるべきなのか掛けるべきで無いのかはわからない。シャーロットは、気恥ずかしさとボブへの戸惑いを隠すために、あえて苦手な犬に近付いて行った。]
[その後も暫く、ソフィーは取り留めのない会話を続けていた。
ローズマリーに会ったら礼を言って服を貰い、自宅に戻る旨告げるつもりでいたのに、何故だかすぐに切り出せずにいた。
無論、父を自宅まで徒歩で連れて帰るのが不可能な為、誰かを頼らなくてはいけない事や、まだ熱の下がらない身体を持て余していた事もあったが、理由はそれだけではないような気がした。]
──…。
[もやもやした気持ちの出処を掴めぬまま、「まだ具合が悪そうよ?」と言って心配してくれるローズマリーの言葉と気遣いに甘えて、ソフィーはもう暫く部屋で*休ませて貰う事にした*。]
――倉庫→地下室――
[ネリーを振り返り、柔らかい表情を形作って微笑んだ。少しでも彼女の心を解そうと、穏やかな声で言葉を紡ぐ]
ああ、外に出たから恥ずかしいの?
あんなにちょっとの距離だったのに。でも大丈夫だよ、ここからは。僕以外に見る奴なんていないんだから。
[何をする暇も無い。
レインコートに男の吐瀉物の飛沫が盛大に飛ぶ。すっぱい悪臭があたりに強烈に充満する。
思わず天を仰いで嘆息した彼に、男は家の方角を指し示して見せた──ふらふらと揺れる指先で示しているのが正しいとすれば。]
もちろんOKだ。OKなんだが……。
[シャーロットやヒューバートの方を指して]
ダンナたちが、こう言っているが…どうするね?
どうやら、お嬢さんに私はよく思われていないようだ。
[うっかり、余計なひと言まで言ってしまう。]
…ええ、まあ。
でも、私のことよりもあの二人が無事かどうか、心配なんです。
一度きちんとリックたちの無事を確かめたら、改めてお伺いします。
折角なのに、申し訳ありません。
シャーリィも、ごめんなさいね?
リックたちの確認が取れたら、必ず会いに行くわ。
[おそらく、ハーヴェイやボブから見れば親族を前にするニーナの態度はいつもよりも柔らかいものに見えるだろう。
ボブからOKが出たので、お願いするわ、と小さく頷きながらボブが乗り込むのを待ってからアルファロメオへと乗り込むだろうか]
[当時のノーマンはネリーにのべつまくなしに欲望の対象としており「そういう」場所がいくつかあった。雑貨屋に連れ込まれる事も少ないながらもあった。
しかしそれは家族の目を盗んでのものだった。
思い出したくもない方角が強い記憶のせいで鮮明に思い出される。反吐が出るとは言い得て妙だ。]
どうして、どうして…!
[何がどうしてかはリックにはまるで伝わらない。どうしてリックは知っているのか。もしやノーマンが教えたのか。
もしや、私の誰にも言っていない秘密まで――
ネリーの頭は掻き混ぜたコーヒーにミルクを落としたようにぐちゃぐちゃになった。]
―町へと続く道―
[ルーサーは雨の中人が倒れているのを見た。]
ん、あれは……
[車を近くに停めるとそこには見慣れない男とナサニエルが居た。]
また、君か……
[ルーサーは、呆れたように呟くと、彼を介抱している人間に挨拶をし、問いかけた。]
私はルーサー・ラングというものだ。はじめまして。君はナサニエルの友人かい?
[ボブの叮嚀な言葉に、「気にしないで欲しい」と受け答えしていた。今日の彼の口調はやや畏まっているようだった。酒場で耳にしたり、あるいは町の噂ではまた違った雰囲気もあったのだが。
「ダンナ」の呼びかけに、笑って答える。「いつも言うように、バートでいいよ」と。
音楽家である彼の才能に私は敬意を払っていたし、また親しみの情を現していた。もっとも、心からうち解けるほどではない一線を意識してはいたけれども。
妻の話が出たので、事故現場や町を再び襲った大規模な土砂災害の事情について、そこに居る人たちに簡単に話した。]
…シャーリィは、少し人見知りなところもあるから。
[どうにかして従妹のフォローを入れて、とにもかくにも店へ早く戻りたくて]
お願いミスター、私は早く店へ戻りたいの。
それには貴方の協力が必要なの。…だめかしら。
[いや、それはないわ。私の秘密をばらせばノーマンも自分の首が絞まるもの。
軽はずみにノーマンは言わない。絶対。自信もある。
けれど、リックにならそれは――
ネリーは首を横に何度も振った。しかしそれは単にリックを悦ばせるだけであった。]
あー………
………ん?
[酩酊状態の男の目は、琥珀色の男のレインコート……の飛沫に向いた。]
あー……すまな……うぷっ。
[突き上げてくる嘔吐感を、今度は外気に触れる寸前で、文字通り飲み込んだ。男は、琥珀色の青年に引き摺られるままに歩いている。多分、家の方へと。]
じゃあ、本人がそう言っていることだから、
私は彼女を送っていくことにするよ。
ダンナも、落ち着いたら酒場に聴きに来てよ。
[危うい位置に停車したアルファロメオに向かう。
ふと、シャーロットの方を向いて]
次会ったときまでに、考えておいてほしいんだ。
私の肌は黒い。キミの肌は白い。
じゃあ、キミのソウルの色は何色なんだい?
[そう言って、運転席に乗り込み器用に
アルファロメオを道に戻す。]
[親族がいれば態度が変わるのは当然だろう。
ニーナが自分にとる態度に興味もない。
前に借りた着替えをここで返すのは少し場違いか?
とやや考え込む態ではあるがやはり後にした方がいいかと思い直す]
[停車した自動車から出てきた実直そうな壮年の男に、些か困惑した、人の良さそうな笑顔を見せた。]
どうも。俺はギルバート、ギルバート・ブレイクです。
いや、友人てほどのもんじゃあないです。実を言うと今そこで会ったばっかりでしてね。まるっきりの初対面。
う………
[引き摺られる道すがら、見慣れた車が視界に入ってきた。そして、聞き慣れた声。]
あ゛ー……………医者。テメェか。
悪ィ。アスピリン飲み過ぎて頭痛ぇから、頭痛くなくなる薬をくれ。
[焦点の合わない目で、黒ずくめの医者を見やった。]
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