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あら、本当の夫婦ってわけじゃないじゃない?
なんなら、このまま私も?
[ルーサーの頬に手を添えてそんなことを――]
なんて、するわけないじゃない。
冗談よ。
[全てなんとなくやってみる中の人特性です。]
おや、据え膳食わぬは男の恥、というじゃないですか。
[ローズマリーをふわりと押し倒せば上から顔を覗き込んで]
なーんて。
娘押し倒したらお母さんに殺される方がマシな目に逢いそうだから。
やめておきます。
[やられたらのってみる仕様です。]
[ふわり
押し倒されれば、聊か驚きの色が見えるか]
――やっぱり、肩書きじゃ人なんて量れないわ。
[くすり、微笑めば肩をすくめて]
お母さん泣かせたくないし、私もパスよ。
[とりあえずのまとめを謀る。]
……そりゃ本物の聖職者じゃありませんし?
[肩を竦めればさっさと体を離して。]
泣かれる分にはまぁいいんですがね。
こう、命に関わるのは、ちょっと。
……それって我が身が可愛いってことかしら。
[定位置に戻って紅茶の続きを。]
お母さん可哀想。
とはいえ、きっと殺される方がマシなことされても
殺すまではしないわよ。お母さんお父さんのこと大好きだし。
居なくなったら泣くんでしょう?
[ややからかいの色を含んでいるとかいないとか。]
そりゃ我が身は可愛いですよ。
……まぁ殺されはしないと思いますがね。
でも痛いの嫌じゃないですか。
……むしろ痛いと思える方がマシな目にあいますかね。
[自分も紅茶を入れつつ。やや遠い目]
脅してないよ?
今日の些細な出来事を保護者に伝達すると言う予告は脅しとは言わない筈だわ。
其れともお父さんはお母さんに言われると困る事でもあるのかしら?
例えば――お姉ちゃんとじゃれあってた事とか。
……。
ほら、夫婦間の円滑な関係を保つためには余計なことは言うものじゃないでしょう?
好きなもの作ってあげるからそれは黙っておきなさい。
ほんとに?
ありがとう、お父さん。
確かに夫婦間の円滑な関係の為にも子供は余計な事に口を出すべきじゃないよね。
私ハンバーグが食べたいな?
[嬉しそうにふわと浮かぶ微笑みは天使の様だったとか]
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