情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[真横のドアが開く。それは、助けであったともに、
同時に、地獄の始まりでもあった。
ドアは、幸いにも遮光の役割を果たしていた。
しかし、今はそれが開け放たれている。]
う…うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
[絶叫とともに、目を押さえた黒人が開けられた
ドアの方に飛び出していく。]
――雑貨屋 入り口――
[ようやく辿り着いた店の入り口。この災害の中でも店が開いているという事実は、わたし達消費者にとってとても力強いものだった。店の者には多大な苦労を強いる事はわかっているのだが。]
こんにちは…――
[わたしは静けさを保ったままの店内へと足を踏み入れようとして。何故か思わず立ち止まった。それは本能が察知した。そう思う程の理由の無さだった。]
[ネリーはそのまま動かず、必死に次の言葉を考える。
どうすればいい? リック、相手はリックなのよ。
ネリーはリックに向けて発せず、自分に言い聞かせるように言葉を発する。]
だ、駄目よリック!これは違うわ。
ノーマンは確かに、そんな事をする人だったかもしれないけど、あなたまでそんな事をしては駄目――
[ガレージへ向かう途中、ハーヴェイの中性的とも言える整った横顔を見上げ、ふと、ハーヴェイも1人家族を亡くしているのだと思い至った。]
……………。
[意識がぼんやりとしてくる。そして、吐き気。]
[アスピリンは失敗だった。
咳止めシロップにすれば良かった。
――男は心から後悔する。]
[ヘイヴンを繋ぐ道の遮断――それは即ち、彼を支える麻薬の数々の供給が止まるということ。彼が彼の書斎で、全知全能の「神」であるための「鍵」。それの輸送手段が絶たれることは、彼にとっては死活問題に他ならなかった。
だからこそ、彼はLSDの代用となるクスリを求めた。その実験として口にしたのはアスピリン。――だが、これは失敗だった。異常な倦怠感が、己の身体に広がるだけだった。]
[アスピリンを過剰投与した不快感を拭うため、男はさらにワインをあおる。最初はチビチビと、しかし徐々にそのペースは上がり、あっという間に瓶1本が空になる。]
……ちッ!くそ…………
?!
な、何?ちょっと、ミスター!?
[偶然にも踏まれなかった運転席の足元に落ちていたサングラスを拾い上げたところでボブと衝突する形になり、そのまま雨の地べたへと尻餅をついて投げ出される。
手にはサングラス、ちょうど彼がニーナの上に転がり落ちてくる形になるのだろうか]
[床に腰を落としたネリーを見つめつつ、近寄っていく]
今さら、確かめるまでも無いと思うけど。
ネリー?
あの写真に写ってたのって、君なのかな?
[カウンターに冊子は置き、代わりに右手で提げた手錠を突きつけた]
[軽く絡んだ指にふと視線を向けるが何も言わず、離すこともしないでそのまま一緒にガレージへ。
雨は大分弱まっている。これならそう走行の妨げにもならないだろう。
シャーロットの案内で、迷うことなく事故現場へとたどり着く]
今のリックが私の頬に当てたあの力…
凄い、力…
私、こんな力…
いつのまにこんなに…だ、駄目よリック!
[明らかにネリーに動揺の色が見える。]
[続く数時間のどこかで、今やハム音のように低く微かなものとなっていたノイズのうちの一音が、甲高く弾ける音を残して消えた。]
目が……目がァァァァ…。
[目を押さえながら、ニーナの上にのしかかる。
夜な夜なアルファロメオを乗り回し、
非力な女の子相手に、このようなポーズを取ったことは
何回もあった。だが、今回は意味合いが違う。]
目がァァァ……目がァ…。
[泣き声混じりに、そればかりを唱え続ける。
この姿を見られれば、ゴシップ好きに
どんな噂を立てられるかわからない。
今まで積み上げてきたキャリアという城が崩れ落ちる、
まるで滅びの呪文のように、そればかりを。]
[微かに聞こえて来たリックと…知らない女性の声。それは瞬時に踏み込んではいけない領域だと悟った。
でもわたしの足は立ち去ることを選ばず――]
[数歩中に進む。視界が開けた先に少女と思しき姿と久々に見たリックの姿があった。
しかしその姿は【教師としての】わたしには知らない世界で――]
えっ…な…に…?
[小さく声を漏らしながらもその場に身を埋め、思わず成り行きを見守ってしまう。]
[ローズマリーは、厄介な病人であるソフィーにいつも通りの気さくな笑顔を浮かべ、温かいカフェオレを淹れてくれた。
その事に感謝しながら、ソフィーは重い身体を椅子の背凭れに預け、自分が寝込んでいた間の出来事を聞いた。]
──そうですか。
また、道が……。
天災に抗う事は出来ないとはいえ、
こうも立て続けだと先行きが不安になりますね……。
[一口カフェオレを飲み、避難先で別れて以来顔を会わせていない人々の顔を一人一人思い浮かべた。]
[リックがネリーに手錠をつきつけた。ほんの僅かだけ錆が見受けられるようにも見えるが、認めたくない。でも…
ノーマンはネリーの首周りは勿論、手首のサイズ等何から何まで正確に把握していた。この手錠は危険だ。]
か、し、知らないわ。
[ふらふらとした足取りで、男は書斎を出る。不安定な手許で書斎と玄関に鍵を掛け、家から1歩、2歩……たまに崩れながら……3歩目。]
あああああ!
ちくしょうッ!なんでアスピリン飲んだのに頭痛がすンだよこの野郎ッ!!
[誰も居ない道で、誰にともなく悪態をついた。]
…目?
[ひょっとして、と思う。
手の中にはサングラス]
…ちょっと待ってミスター、動かないで。
お探しのものは見つかったから。
ついでに右の手を少し退かしてくれると僥倖なのだけど。
[右の手の中にあるサングラスに視線を向けてから泣き言ばかりをこぼす男へと視線を戻して]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新