人狼物語


57 人狼の血族 Kindred of Werewolves

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美術商 ヒューバート

「知ってるかい? スポーツカーの隣に絶世の美女を乗せて走ることは間違いなく男の最高の夢の一つなんだ。」

 そうなの? と笑い声が聞こえる。

「そして、もう一つの最高の夢は、愛する娘とドライブできることだ。だから――」

――同時に二つも夢が叶う私は世界一幸せだ

 シャーロットはクスクスと咲って私の肩を軽く叩いた。
 私は彼女の歌声にあわせて歌いだした。

 遥か遠く、どこまでも続く空に吸い込まれるように、車は走り続けた。


――――

(116) 2007/08/30(Thu) 01:03:39

【赤】 流れ者 ギルバート

>>*27
[その「声」には答えず、やはり唐突に繋がりは絶たれた。]

[だがその直前に、深い疲労が滲んだ溜息に酷似したイメージが、ちらりと掠めていったのは気のせいだろうか。]

(*28) 2007/08/30(Thu) 01:04:25

美術商 ヒューバート

―車内―

[そっと頭を傾け触れたガラスの柩は、凛冽と冷えていた。眠りに落ちたままのシャーロットの瞼は開かない。

 静けさに耐えられずスイッチを入れたカーラジオからは、歌声が漏れていた]

(117) 2007/08/30(Thu) 01:04:37

美術商 ヒューバート

――Why does the sun go on shining?
  なぜ太陽は輝いてるの?

――Why does the sea rush to shore?
  なぜ波は砂浜に打ち寄せるの?


――Why do the birds go on singing?
  なぜ鳥たちは唄っているの?



――Don't they know it's the end of the world
  知らないの? 世界がもう終ってしまったことを



 スキータ・デイビスは暗い『世界の終わり』を
 明るい歌声で歌っていた

(118) 2007/08/30(Thu) 01:06:01

冒険家 ナサニエル、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 01:06:59

美術商 ヒューバート

世界の終わりか……

[私は呟く]

……さながらここは世界の果てだ…

[鬱蒼とした木々の間から墓所が見えてきた。私は安置所そばで車を停めた]

(119) 2007/08/30(Thu) 01:07:00

冒険家 ナサニエル、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 01:07:09

美術商 ヒューバート、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 01:08:54

天のお告げ(村建て人)

──墓地・安置所──

[墓地の片隅にひっそりと佇むようにその安置所は建っている。町役場、図書館等の建物と共通の意匠を持つ、その建物は15年前に拡張工事がなされたため、まだ新しい。灰味掛かった外壁もまだくすんだ印象は与えないだろう。

 避難所になっている学校体育館に仮安置されていた新しい遺体を回収するその直前に、例の山崩れが起きてしまったため、安置所の内部にはそれほど多くの遺体が収容されている訳ではなかった。

 この付近での事故死者のものが1体、それにルーサーの遺体と今日運び込まれたばかりのアーヴァイン。それ以前の遺体は安置期限が切れ、ユージーン・アンダーソンの手によって既に埋葬された後だった。誰かが墓地をぐるりと廻ったならば、それらの真新しい墓を簡単に発見する事が出来ただろう。]

(#11) 2007/08/30(Thu) 01:09:03

天のお告げ(村建て人)

[安置所の内部には、やや高い天井付近に小さな窓が有り、僅かな光が上方のざらざらとした壁面のみを浮かび上がらせている。遺体や柩を横たえるための台座付近は暗い闇の領域となっている。一定の低温に保たれた空気は下に行くほどヒヤリとして淀んでおり、まるで時の流れが停止しているかのように思わせた。

 ユージーンが鍵を開き、新たな遺体を運び入れる僅かな時間を除いて、音も無い世界…──。三名の死者たちは沈黙を破る事無く、ただ、壁面に刻まれたバイロンの言葉が彼等を*見つめているように見える*。]

(#12) 2007/08/30(Thu) 01:11:28

書生 ハーヴェイ、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 01:11:38

【墓】 村長の娘 シャーロット

冷たい墓石の上の
誰かの名前が過ぎ行く人の眼を捉えるように
貴方がひとりでこのページを見る時には
私の名が貴方の愁いに満ちた瞳を捉えんことを。

そして何年かが過ぎた後に偶然に
貴方によってその名が読まれるその時には
私は死んだものと思って欲しい。
私の心はこのなかに埋められているのだから。

  ──ジョージ・ゴードン・バイロン

(+0) 2007/08/30(Thu) 01:12:36

冒険家 ナサニエル、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 01:12:57

冒険家 ナサニエル、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 01:14:58

書生 ハーヴェイ、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 01:15:03

見習いメイド ネリー、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 01:16:26

冒険家 ナサニエル、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 01:17:04

新米記者 ソフィー、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 01:18:58

冒険家 ナサニエル

―翌日/自宅2階・寝室―

[一糸纏わぬ無防備な姿のまま、まだ2人の男の汗のにおいが残っているベッドの中でまどろんでいる。]

[ギルバートがこの家を去ってから、どれだけの時間が経過していただろう――ほんの数分だけ寝て居たような心地もするし、何十年も寝て居たような心地もする――]

………ん、あ………

[男は、むくりと上体を起こす。]

………朝、か………。

(120) 2007/08/30(Thu) 01:22:20

冒険家 ナサニエル、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 01:27:33

書生 ハーヴェイ

[夜、家を抜け出し自分は何をしていたのだろうか。
それを知るものは誰もいない。
自分でも理由がわからないのだから。

ただ、あの家に居たくなかった。あの二人を、これ以上見ていたくなかった。

それだけは確かだった]

…先生……。…シャロ……

[一度だけ、ぽつりとうわ言のように名を呟く。

ヒューバートに付き合った酒は、以前のブランデーほどではないが、それなりの二日酔いをもたらしていた]

(121) 2007/08/30(Thu) 01:31:06

美術商 ヒューバート

―安置所前―

[ユージーンとの約束の時間の10分前だった。だが、彼は既にその場に居た。墓守という職業に忠実で熱心な男だった。

 彼はなにか弔詞の言葉らしきものを呟いたように思う。その表情は顔を覆い隠すほどの髪に遮られ、窺い知ることはできなかったが。
 私は謝意を述べた後、上を向いて少しだけ瞑目した。

 彼のことを、仕事熱心なのはよいが正体の知れぬ男だと私自身は感じていた。
 彼が管理するこの場所に本当に娘を託しても大丈夫なのだろうか。なにか、根本的な間違いをおかしているのではないか――束の間疑念が過ぎる。

 だが、ひとまずはこの道を選ぶ他ないのだ、と自分自身に言い聞かせた。どうしようもなかったなら、また別の道を模索する他ない。]

(122) 2007/08/30(Thu) 01:34:40

美術商 ヒューバート

もちろん、鍵は忘れてないだろうね。

[当然だ、というように彼は肯く。私は彼から鍵を受け取った。グッと握りしめる。その鍵は死そのものを司るように重く感じられた。安置所の錠に鍵を差し込む。微かに金属の擦過音が響き、錠が開いた。
 私はユージーンに鍵を返した。

 娘一人なら抱きかかえて運び入れるのに私一人でも不足はなかったが、彼女は透明の柩に横たえられている。トランクの台車を用いるよりは手伝ってもらった方が話が早かった。
 ユージーンにその旨を頼むと、快く片側に手を携えてくれた。]

(123) 2007/08/30(Thu) 01:39:11

冒険家 ナサニエル、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 01:40:32

書生 ハーヴェイ

[どうしてここに来てしまったのだろうか。
あんな人間に興味などはないのに]

ここ……

[見上げた古臭い二階建ての─ナサニエルの─家。

つきん、と軽い頭痛が走ったが、それ以上に二日酔いの頭痛にかき消され、それは感じることはなかった。

自分は何故ここがナサニエルの家だと知っているのだろう。
何よりどうしてここに来てしまったのだろう。

本来ならば気が付く疑問だったが、今脳はその機能の半分を放棄していた]

(124) 2007/08/30(Thu) 01:44:03

見習いメイド ネリー、ぽつぽつと*歩いている*

2007/08/30(Thu) 01:45:48

冒険家 ナサニエル

[彼にしては珍しく、肉欲の宴に後ろ髪を引かれる思いを引摺っていた。もし可能ならば、このままもう一度、あの夜を思い出し、自身の手で――とも思ったのだが、虚しくなるだけだと感じ、止めた。]

[彼が後ろ髪を引かれた理由は、単純にギルバートの肉体の魅力というだけではない。あの夜、ギルバートに触れただけで鋭敏になった五感。そして、幻覚や幻聴――アルコールとアスピリンだけでは絶対に見られるはずもないそれを、ギルバートの身体に触れ、交わるだけで、いとも容易く「視る」ことができたのだ。しかも、クスリよりも遥かに極上のそれを。]

[シャワーを浴びる。
 水滴の動きが、いつもよりスローモーションに見える。もしかしたら、ギルバートが彼に与えた「幻覚」はまだ残っているのかもしれない。]

[服を着込み、寝室を片付けると、ナサニエルは再び書斎へと戻っていった。]

(125) 2007/08/30(Thu) 01:51:11

書生 ハーヴェイ

……?

[知っている。この家を。何故?分からない。
記憶のもやが邪魔をしている。
何か、見たくないものだったのだろうか?

別に大した接点もなかったナサニエル。

近づいたものの、どうすることもなく通り過ぎようと振り向きかける。

その瞬間、目の端に何かが写った]

(126) 2007/08/30(Thu) 01:55:42

【独】 書生 ハーヴェイ

[これ以上過去の扉を自分からあけるような真似はいけない。脳は必死に警鐘を鳴らしていた。

わずかに残った理性が総動員して止めていたのだ]

(-3) 2007/08/30(Thu) 02:01:50

冒険家 ナサニエル

[書斎の簡易ベッドの上に座り、いつものようにメンソールの煙草を咥える。紫煙の向こう側を覗き込むように、男の瞳孔はぼんやりと開いている。]

[煙の中には、鏡の前に立つ金髪の少年が居た。鏡の中に手を伸ばし、優しく触れ、鏡像の身体を撫で回している。

 ――が、次の瞬間、鏡の中の人間が突如「獣」に変化し、金髪の少年の身体に牙を突き立てる。背中から、腹から、血を噴き出して悶える生身の少年。服はみるみる血の色に染まり、四肢は何かを掴もうとして空中を虚しく動いている。]

[鏡の向こう側の「少年」は、恍惚の笑みを浮かべながら少年の肉を食らい、血を啜っている。口許を真っ赤に染め、ニヤリと笑うそれは、化け物と言う以外には無いだろう――]

[ナサニエルは、鏡の中の「少年」に食われる少年の顔を注視した。苦悶するような、極上の笑みのような――とてもではないが、区別はつきそうに無かった。

 やがて鏡は少年を飲み込み、極彩色の光を放って何処かへと消えていった。]

…………………。

[ナサニエルはぼんやりとした表情で、幻覚に魅入られている。いつの間にか彼の男性器からは、白濁した液体が静かに流れ落ちて居た。]

(127) 2007/08/30(Thu) 02:11:23

冒険家 ナサニエル

[白濁した液体をズボンの中にだらしなく零しながら、ナサニエルは焦点の合わぬ目を窓の外に向ける。]

…………………?

[視界に、栗色の髪をした青年の姿が入ってきた。]

(128) 2007/08/30(Thu) 02:17:14

【赤】 見習いメイド ネリー

とにかく、街へ戻らないと――
確かめなければいけないものが数多くあるわ。

[私はしっかりとした足取りになっていた。アンゼリカのソフィー、ローズ。ブランダーのアルバム。ニーナ。
そして『ハーヴェイ』そして『ギルバート』。]

(*29) 2007/08/30(Thu) 02:18:33

書生 ハーヴェイ、メモを貼った。

2007/08/30(Thu) 02:19:09

美術商 ヒューバート

―安置所・内部―

[闇に慣れぬ私の目に、中の様子は判然とはしなかった。勝手の知らぬ私にはどこが安置すべき場所なのかも定かではない。
 躊躇いを察したかのようにユージーンが柩の向きを示し、彼の導きによって柩を置くべき場所を察した。

 そこに新たな神像を据え置くように、恭しく柩は所定の場所に安置された。
 私は、上蓋を仮留めしてあったテープを叮嚀に剥がした。]

(129) 2007/08/30(Thu) 02:22:38

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生存者 (3)

ギルバート
214回 残2967pt
ナサニエル
143回 残4254pt
ネリー
153回 残4596pt

犠牲者 (4)

アーヴァイン(2d)
0回 残9000pt
シャーロット(4d)
137回 残3989pt
ニーナ(6d)
43回 残7847pt
ソフィー(8d)
42回 残7777pt

処刑者 (7)

ルーサー(3d)
11回 残8426pt
リック(4d)
17回 残8496pt
ボブ(5d)
54回 残7546pt
ローズマリー(6d)
1回 残8973pt
ステラ(7d)
174回 残2513pt
ハーヴェイ(8d)
151回 残4722pt
ヒューバート(9d)
119回 残4879pt

突然死者 (0)

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