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村長の娘 シャーロット に 7人が投票した。
医師 ヴィンセント に 1人が投票した。
メイド セリア に 1人が投票した。
村長の娘 シャーロット は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、新米記者 ソフィー が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、流れ者 ギルバート、踊り子 キャロル、酒場の看板娘 ローズマリー、隠者 モーガン、医師 ヴィンセント、書生 ハーヴェイ、メイド セリア の 7 名。
【吊り・襲撃先宣言】
【7日目の犠牲者は、アチャーチームだ】
【8日目の犠牲者は、セイバーチームだ】
【吊り投票は、本日・明日もセリア委任とする。宣言を頼む】
【襲撃対象は7日目はローズマリー、8日目はハーヴェイとする】
では、さらばだ雑魚共。
【吊り・襲撃先宣言終了】
−教会・昨晩−
[既に半壊状態の教会を放棄する準備を始めていた。
鼓動を強める聖杯が収められた箱を慎重に持ち上げる]
もうすぐだ。
[聖杯の覚醒にはこの教会と同等かそれ以上の霊脈が存在する土地が必要となる。この町にはそのような霊脈は2つしかない。
霊光院か、病院。どちらを最後の地に選ぶか決めかねていた]
・・・・・・ 沖田様。
[礼拝堂で聖杯を手に取った沖田にそっと近づく]
他の者は全員避難させました。空穂様も病院へ届けました。
[状況を理解しているのか、その態度に動揺は無い]
セリアか。
今までよくやってくれた。君の仕事はもうこれで終わりだ。
もう君が知っている僕ではない。沖田は死んだと、教会に報告してくれ。
今からでも祖国に帰るがいい。何が起こってもあと数日くらいの猶予はあるはずだ。
・・・・・・
[彼が一体何をしていたか、うっすらと気が付いていた。だが何故か、彼女は沖田の苦悩と嘆きが理解出来るような気がした。
例えその結果が人類の滅亡でも]
最後まで、ご一緒します。
馬鹿な奴だ。
[これからその存在を滅ぼそうとしている人間が自分を最後まで信じるという行為を、どう受け入れればいいのか分からず悪態を付く]
もうすぐ聖杯が発動する。そのための儀式の場所を確保するぞ。
場所は、霊光院だ。
[そう言い残し、沖田とセリアは夜に溶け込んでいった]
【システムメッセージ】
・現在の時間軸は”days7朝”とします。(今朝書き込まれたセイバーTのログは昨晩ですのでdays6夜、アサシン戦闘終了後です)
・次の更新日時は1/26 12:00頃です。GMが寝坊したら押します。
・1/26は休村日扱いとします。
・8日目開始直後は”days7夜”とします。
【システムメッセージ終了】
−『魔女の館』・裏庭・早朝−
こんなものかな。
[ようやく手入れの終わった庭を見渡す。
昨日の戦闘の跡は注意して見なければわからない程度に修復されていた。
召喚したときにガトリングがあけた温室の穴ももちろんふさいである。]
昨日のようなことにならないように
今日は早めに彼を連れ出さないと。
[エプロンについた土を払うと2階の彼の部屋に向かう。]
アーチャー、でかけましょう。
[声をかけると同時にドアを開けた。]
‐早朝・自宅‐
[アレから家へと戻ったキャスターは、静かにソファーにずっと座っていた。
本来は眠るのが一番なのだろうが、流石にそんな気分にはなれなかった。
暗い部屋の中、ただ静かに虚空を見詰めている。]
―早朝・自宅―
[昨夜はかろうじて身体が動かせるようになったので、寝室に戻ってゆっくり休む事にした。
半日以上寝ていたためか、身体の節々が痛む。]
んっ、……ふぅ。
[具合を試すように身体のあちこちをぶらぶらと動かして、筋肉をほぐす。
着替えを済ませて愛犬の食事を用意しようとリビングに向かうと、キャスターが薄暗い部屋の中に佇んでいた。]
……お爺ちゃん、どうしたの?
元気がないわね……、まだ魔力が回復しないの?
ん、ああ……。
[部屋の灯りが美貴によって点けられる。
それによって初めてマスターに気付いたキャスターは、少し遅れ気味に返事をした。]
話すことがある、ちょっと座れマスター。
……マリアちゃんが死んだ。
[目の前にマスターが座ったのを確認してから、静かに口を開く。]
マリアちゃんが倒れていた場所は……教会だ。
マスターの方は分からない。
周りを見てもいなかったから、別の安全な場所に居た…と考えたい所だけどな。
―朝、自室―
てめぇにだきゃ、言われたくねぇよ。
[剣呑な空気を纏うと同時、悪態をつく。
なんで俺が、あのド無能に皮肉を言われなきゃならない。]
ふん。
[俺にだって、無念だ。]
さて。
[ぐるぐると、首を回す。
右腕、左腕、右脚、左脚、右手、左手、腰。
全ての動きを確認する。
ほぼ万全。
あのド無能が手間取った割には、調子は悪くない。]
マリ、ア……ちゃん、が……。
[彼女が死んだ、というのは正確ではない。元々一度の生を全うした上で英霊の座に就いた存在である。しかし――。
マリアの美しい顔を思い浮かべる。
いつも穏やかな笑みを浮かべてこちらを見ていた。]
教会、……沖田、ね……。
また沖田が、アタシ達の大切な人を……。
赦さない……、絶対に赦さないっ!
お爺ちゃん、お爺ちゃんは魔法使いなんでしょ?!
沖田なんて奴、やっつけちゃってよ!!
[興奮して立ち上がり、キャスターの肩を掴んで叫ぶ。]
勿論、言われなくてもそのつもりだ。
[肩を掴んで叫ぶマスターを落ち着く様に促す。]
だが、今の俺は決定的に魔力が足りない…わかるな?
今まで話す機会がなかったが、俺の宝具は一度しか使えない上に、発動時の消費魔力がとてつもなく大きい。
だから……今は魔力の回復に専念するんだ。
幸い魔力の回復は何もしなければ今日の夕方から夜には終わる。
それまでマスターも魔力の回復や準備をしておくといい。
[露葉の顔を見て、昨日「彼」が「俺」のことを彼女に伝えていたことを思い出す。]
…確かに、いつまでも楽しんではいられないかもしれないがな。
オイ、お前。
[露葉の目を睨み付ける。]
俺は、俺の意思で引き金を引く…。
「銃になる」のも気持ちイイがな、てめぇみたいな半端な意思の奴に引き金を引くのを任せるのは、我慢がならねぇ。
奴が言っていたような真似をしたら、お前はただじゃすまねぇぜ。
あっさりくたばってハイサヨナラかもしれねぇ。
だから、昨日奴が言っていたことは忘れろ。
しかしまぁ、外へ出るのには賛成だ。
俺をもっと戦わせろ…。
多分、あのマリア…シャルロットって女は、死んだか、少なくとも力を失っているはずだ。
昨日あの脳無しが唯一の技能すら全く発揮できていなかったのは、あの女の力のはずだった。
だが、今はほぼ完治している。
昨日のある時間から急速に回復が始まった。
だったら、どう考えればいいかは、自明だ。
本当に死んだかは知らん。
だが、他の奴が俺の殺したい奴を殺すのを、俺の撃った奴が知らないところで死ぬのを、指くわえて見てるなんざ、真っ平だ。
[ぎ、と拳を握り込む。]
……わかった。
[キャスターに諭されても気持ちは納まらない。
が、彼の言う事は理解できた。
無言のままキッチンに向かって愛犬に食事を与え、自室へと戻る。]
……それじゃ、アタシは部屋にいるから。
何かあったら呼んでちょうだい。
[睨まれてガトリングを睨み返す。]
あなたがあなたの意志で引き金を引くように
わたしはわたしの意志でどうするか決めるわ。
それで死のうが魔力を失おうがどうなろううが、
その責任はわたしにある。
あなたが負けそうなら……
わたしはこの戦いに関わり続けたいわたしの願いのために
そうするしかないでしょう。
嫌なら、わたしに負けると思わせないことだわ。
[マリアの事を聞いて、そう、と呟く。]
リチャードの取り得がなくなったわけじゃなくてよかったわね。
それじゃ行きましょう。
とりあえず昨日行き損ねた教会からかな……。
そうそう、窓からじゃなくて、
玄関からでてちょうだい。
[踵を返しさっさと下に降りていく。]
−霊光院−
[セリアとアーヴァインによって速やかな一般人の退避が終わり、既にその院内は無人に等しかった]
ここか。
[樹那町最大の霊脈がここにあるのは既に調査済みだった。教会にも霊脈は存在したがここには及ばない。
本堂の中央。最も霊脈が通るその場所に聖杯を置く。既に4体のサーヴァントの魔力をその身に宿している聖杯が、霊脈に呼応するように魔力を増大していく。
聖杯が、目覚める]
[聖杯を中心に強大な魔力の奔流が出来上がる。その忌まわしい力は本堂の屋根を突き抜け、空に突き刺さるかのようだった。
遠目に見ても分かる、寺院上空の天候の変化。
そこにあったのはどす黒い雲。まるで空に穴が開いたかと思うほどの忌まわしい闇]
既にアンリ・マユの汚染がここまで聖杯を狂わせていたか。
[あとは決着を待つのみ。そして全てが終わる]
…つってもよ。
[窓から、空を見る。
力の奔流。
天候を動かすほどの。]
あれを見たら、そんな悠長なことやってられねぇよ。
[窓を開く。
縁に足をかけ、一気に飛び降りる。]
くぅ…ッ。
[甘い痺れが足の裏から脳天まで突き抜ける。]
くふ、ふ…。
さぁ、行こうぜ、オイ。
[外に出て見えたのは闇に覆われた空。]
あれは……お寺の方ね。
[じっと見ているとガトリングが落ちてくる。]
……飛び降りても、階段から降りても
かかる時間はあまり変わらないと思うのだけど。
[言っても無駄だ、と理解していた。]
何興奮してるか知らないけど……。
まぁいいわ。行きましょう。
目的地は教会じゃなくて、あのおかしくなった空の下。
別に、時間の問題じゃねぇよ。
まだるっこしいことやってられねぇだけだ。
クハッ。
あれを見て、興奮しねぇ方がどうかしてるぜ。
教会ってのはどうも好きになれねぇしな。
あぁいう空気の下なら、好きになれそうだ。
[ぶるぶる、と震える。]
……変態……?
[ぽそっと呟く。]
あなたの危ない趣味にわたしを巻き込まないでちょうだい。
[先導して寺に向かって歩き出す。]
−魔女の館→霊光院−
[近くに来ると鈍い露葉でもわかる。
禍々しい力が渦巻いている。]
なによ、これ。
気持ち悪い……。
[口を押さえながら一歩後ずさった。]
趣味なんかじゃねぇ。
俺の存在そのものが、そこに近いんだ。
クソ女が。
…どうした。
俺は、近付くごとに、ワクワクしてくるぜ?
ありゃ、魔法だ。
俺を楽しませる。
ウフッ。
フフ…。
魔法……?
あれが、聖杯の力?
[闇に沈むような空気は、とても「願いをかなえる」ものに感じられなかった。]
……それなら、
あなたが先に行きなさいよ。
[境内へと続く階段を指差す。]
あいにくわたしは
あなたの変態趣味を理解できないの。
・・・・・・
[教会の中とは違う。結界は張られていない。
よってサーヴァントの接近も、さらにはマスターの接近も感じ取る]
5組目、か。
[その体は悲鳴を上げる。だが撃たなければいけない相手はすぐ傍に迫っている。
ゆっくりと本堂を出て、どす黒い空が見える境内で剣を育てる]
…。
[落ち着け。
この女を殺しても、決して満足はしない。]
…フシュー。
く、く、くっくっ。
[息をつき、無理矢理笑う。]
言われずとも。
[そのまま無造作に、階段を上がる。]
…なんだ、ここも日本でいう教会みたいなところなんだろう。
あァ、鬱陶しいな。
神だの何だのを感じる場所ってのは。
…だが。
戦闘の空気があれば、そんなのは些事ではあるな。
[両手に銃を握る。]
おい、邪魔すんじゃねぇぜ。
昨日はあの女、殺しきれなかったからな。
もっとギリギリまで、魔力を搾り取らせろよ?
クハッ。
[一つ笑い、露葉を置いて階段を駆け上がる。]
[境内を上がってくる姿が見える]
確か、アーチャーか。
[既に殺気が満ち溢れている]
どうやら、言葉はいらないようだな。
[迎撃すべく、平正眼の構えを取る]
ちょっと!
[あっという間に駆け上がって行くのを急いで追う。]
あれだけ人から奪っておいて
その言い方は何よ。
宝具出してまで殺せないのはそっちの落ち度じゃないの!
[遠のく背中に向かって叫ぶ。
恐らく聞いてもいないだろうが。
駆け足で上っているとすぐに息が切れ、
徐々に追うスピードはゆっくりになっていた。]
うるせぇよ。
[空を飛ぶ姿に、一瞬、目を奪われたんだ。]
っち。
んなこた、どうでもいい。
目の前に、俺を楽しませてくれる奴がいる。
愛してるぜ。
お前だろ?
[見上げると、姿が見える。]
沖田、敬一郎…!
俺をコケにしやがったその代償、払ってもらう…!
[走りながら、右手を上げる。
ろくに狙いもつけず、撃つ。
…殺してやるぜ。
俺が、お前を。]
[相手が銃を発射するのに合わせ、日本武術独特の歩行法で僅かに右斜め前に一歩出る。まるで飛ぶかのように低く。
単純な射撃ならば、教会で対銃戦闘の訓練を受けている。相手もサーヴァントだが、今の沖田も英霊。勢いだけで発射された弾丸が彼を貫く事はない]
行くぞ、アーチャー!
[アーチャーに対して左右にジグザグに、低くまるで滑走するかのように距離を詰めていく]
はぁ……っ、はぁ……。
[ようやくたどり着いたときにはすでに戦闘が始まっていた。]
……教会で会ったときとあの人、雰囲気が違う。
本当にサーヴァントを吸収して……。
[息を整えながら戦いの様子じっと見つめ、
手のひらの令呪に視線を落とす。]
……使わせないでよ。
あぁ、お前も速いよな。
[ランサーともまた、少し質の違う速さ。
体感としては、同じくらいか。]
ウハッ。
いいじゃねぇか。
リベンジマッチにゃ、ふさわしいぜ。
[こちらの狙いを定めにくくするためだろう。
姿勢を低く保ち、不規則に動きながら近付いてくる。]
あぁん。
面倒臭ぇことしてんな、また、お前も。
くだらねー。
[ぐ、と両手を上げ、前に向ける。]
[乱れ撃つ。
次々と地面に穴が空く。
別に細かく狙いを定めずとも、最終的に打ち抜けば同じことだ。]
あはは!
さっさとここまで来いよ!
がっつり戦ろうぜ?
クフ、ふ。
ハッピートリガーめ・・・・・・
[数を撃てば当たる、そういう思考の持ち主である事はこの数秒で理解した。その程度ならばこのままいける。
その銃撃全てを避け、間合いに入った瞬間に胴を横に凪ぐ]
よぉ。
ようやくここまで来たな。
クハッ。
[に、と笑う。
半歩だけ引く。
脇腹から腹にかけて、かなり深く切り裂かれる。
だが別に、致命傷にならなければ、大した問題ではない。
「彼」が少し文句を言うだけのこと。
もう奴も慣れただろう。]
ここなら、そう簡単に避けられないだろ?
[撃つ。撃つ撃つ撃つ。
左は腰だめに、右は自由に伸ばす。]
こいつ・・・・・・!
[斬られても、全く怯む様子を見せない。
まさか接近戦でその戦闘力を発揮するアーチャーが存在するとは予想もしていなかった。
一歩右に大きく跳びながらその銃弾をそらす。
全てを避けきる事が出来ず、左肩を掠める]
ぐっ・・・・・・!
…んだよ。
逃げんなよ。
[敬一郎が飛んだ方向へ、撃ちながら距離をつめる。]
お前だって、俺が遠くにいたら困るだろ?
なんでお前ら、そうなんだよ。
それで、やってられるのか?
それで、楽しいのかよ?
我慢が効かねぇよ。
俺は。
それでいんだよ。
[ランサーとの戦いでも、見た。
少し身体をずらす。
左腕も上げ、交互に銃を連射する。
刺し違えても、殺してやる。
だが、その弾丸が向かう先を見る間もなく、三つの光が身体を貫いたのを感じる。
激痛が全身に広がる。
急所は外れているはずだ。
だが、急速に力が奪われていく。
激痛のあまり、どこを貫かれたかも、瞬間、判断できない。]
ッ…んだよ。
違うだろ!?
もっと動けよ!もっと…
まだ、あいつを殺してねぇぞ!
・・・・・・
[手ごたえはあった。
だがきっと彼は消滅する寸前まで銃を打ち続けるだろう。
ならばここで決めなければいけない]
”星を喰う者”
斬撃皇帝
[境内が揺れる。そしてその剣は巨大は塊へと変貌を遂げていく]
[叫ぶ。
遅れて、まだ響いている銃声の残滓が聴こえる。
骨の髄まで、伝わる衝撃。]
…あァ、そうか。
俺か。
すまねぇ。
代償とか、リベンジとか、そういうことじゃ、ないよな。
[銃と、向かい合うことだ。]
こんな意思じゃ、お前に喰われちまう。
楽しむとしよう。
ただ立ちふさがる、強い力。
俺はそれを砕く。
それだけのこと。
[陣地を成した霊光院もまた崩れていく。
本堂はかろうじて被害を免れたが、その大地はひび割れ、陥没していく。
どこに行っても同じ。力を振るえば地獄絵図へと変わる。
生前も、そして今もそうだ。彼は地球を救うために大地を喰う。
耐えられない。
だが、もうすぐ終わる]
[光が走ったと思ったときには
ガトリングが傷だらけになっていた。]
ちょっと、まずいんじゃないの。
[手のひらを見つめる。
境内がゆれ、顔を上げると沖田の剣が巨大になっていく。]
……。
[一度強く握り締め、再び開く。
残った2画のうち1画が光を放つ。]
さぁ…来い、沖田敬一郎。
こんなんじゃ、俺は、砕けないぜ。
てめぇの力をもっと俺にぶつけてみろよ。
どんな壁も打ち砕く。
その「意思」を。
意思だけだぜ。
誰にも真似のできない力。
意思もて、銃はすべからく違う質を持つ。
[一気に、痛みが引く。
両脇腹、そして左肩を貫かれていたようだ。
強い力。
だがまだ、砕かれちゃいない。]
俺は、お前を砕くぜ。
[意思の宣言。]
[目の前に立つ男は、そのダメージとは裏腹に笑顔を浮かべている。
一瞬、こいつは本当はバーサーカーなのではないかという疑問すら沸いてくる]
ならば、望みどおり終わりにしてやろう!
[刹那、視界が揺らぎ、気付くと露葉の傍らにいた。]
…んだよ。
使うのか?
「俺」を。
本当にお前に、その意思は、あるんだろうな。
撃てなかったら、許さねぇぞ…。
俺はあいつを撃ち抜く。
俺は、自分の意思で引き金を引く。
俺とお前の意思は、一致してるか?
「俺」を使ってそうするという決定的な意思が、本当にあるのか?
後戻りは利かねぇぜ。
[左手の中指で、眼鏡をつり上げる。]
……ここで負けるわけに行かないでしょう。
引き金を引く覚悟がなければあなたを呼んだりしない。
何が起ころうと、
わたしが、あなたを撃ってあげる。
"撃たせなさい"
[最後の令呪が光り、消える。]
ふん。
銃は、意思の武器だ。
それだけがあれば、構わない。
ガ ト リ ン グ 砲
火吐き狂う虐殺機構。
[「リチャード・ジョーダン・ガトリング」の身体が、薄らいでいく。
自分の意思が、遠ざかる。
これから自分は、銃になる。
意思を貫き通すための道具。]
やってみろ。
[現れたのは巨大な銃。
両腕で固定し、引き金に手をかける。]
さぁ、撃ってあげるわ。
わたしの全て、もっていきなさい。
【0...】
[前方を睨みすえて引き金を引く。
轟音と共に強い衝撃が襲ってくる。
銃弾の嵐があらゆる物を破壊していく。
「敵」がどこにいるか確認する余裕などない。]
・・・・・・!?
[その振り下ろした塊はアーチャーを両断した・・・・・・筈だった。
だがそこにアーチャーはいない。
あるのは、マスターらしき女性には到底不釣合いなガトリング砲。
それを見た瞬間、アーチャーという英霊の本質を理解し、そしてこれから起こるであろう攻撃が壮絶なものであろうと容易に予想出来た]
貴様、まさか既にガトリング砲という武器の概念にまで昇華していたのか!!
[規格外の力。無傷でこの戦闘を終える事は無理と腹を括る]
[昏く光る銃身。
火吐き狂う。
それは、虐殺機構。
全てを撃ち砕き、荒野へと変える。
大量の薬莢を吐き出し、音と振動を撒き散らす。]
【1...】
[あっという間に魔力が尽きていく。
警告の声も聞こえないほどの勢いで
魔術回路を焼き尽くしながら
それは侵食し貪欲に露葉の魔力を奪う。
それでも、引き金から手は離せない。]
……っ。
当たってて……。
【...2】
[弾丸が放たれていた時間はほんのわずか。
それだけで魔術回路が焼ききれるには十分だった。
しかいは砂煙に覆われ、向こうがどうなっているかわからない。
目の前が暗くなっていく。
引き金を引く感触も体中に響く衝撃もなくなっていた。]
・・・・・・
[砲撃が始まる。全てを破壊しながらその放火が自分に迫る]
全て、断つ!!
[被害は覚悟の上。効果があるかも分からないが斜線の向こうにアーチャーであろう重火器をとらえ、迷わず振り下ろす。
斜線にぶつかりながら振り下ろす剣はすさまじい衝突音を響かせる。剣をすり抜けた大量の銃弾は、その剣を振り下ろす沖田に襲い掛かる]
ぐっ・・・・・・!!
[銃弾が体に刺さる。魔術弾である以上、セイバーのクラス特有の対魔力で緩和わしているように見え、貫通はしていない。だがそのダメージは確実に沖田の体を蹂躙していった]
[銃を手放し、座り込む。]
……。
……リチャード、ガトリング。
おつかれ、さま……。
[そっと目の前に転がる銃身をなで、意識を*手放した。*]
ぐはっ・・・・・・!!
[突如射撃が途絶えた。
浅い意識の中で、そのまま剣を振り下ろす。
だが、その剣先は粉砕されアーチャーに届かなかった。ッ巨大な刀身が地面に叩きつけられ、地面が揺れる]
[自らの身体から弾丸が放たれる。
銃と一体になる感覚。
本当に、至上だ。
だが、悲しいかな、自分で引き金を引けない。
転がった銃が意味を失い、消えていく。
代わって、「リチャード・ジョーダン・ガトリング」が再び意味をもって、そこに現れる。]
っち。
まだ生きてるじゃねぇか、あいつ。
こ、の。
[存在を維持するだけで、圧倒的な無理を感じる。
魔力が一切流れ込んでこない。
魔力が尽きただけではないだろう。
魔力という概念が、露葉の身体から、失われたはずだ。]
[倒れた露葉を見下ろす。]
だが、まぁ。
今回は、満足してやってもいい。
じゃあな。
また会おうぜ。
次は、必ず俺が、殺してやる。
よぉ。
沖田敬一郎。
どうだ?
撃たれる感覚は。
甘美だろ?
クフッ。
うはははは!
くっくっくっ…。
[笑う。]
あぁ、お前を砕くには、足らなかったな。
残念だよ。
もっと最初から、お前を撃ち砕くことだけに集中していられれば、よかったのによ。
クハッ。
だが、それはお前も同じだぜ。
俺は、お前には、砕かれない。
お前は何のためにここにいんだ?
もっと楽しまなきゃ、お前、誰かに撃ち貫かれるぜ。
…俺が、お前を殺したかったよ。
クソッ。
悔しいぜ…。
楽しみ、か。
そんなものは俺が生きた世界には何一つありはしない。
人間は幸せだな。生まれてくる瞬間はまるで世界に祝福されているかのようだ。
だが俺は違った。いや、俺達は違った。
自分の存在意義を失った命は、惨めだぞ。
っふ。
そんなだから、お前にお別れを言ってんだ。
それじゃお前は、勝てやしねぇよ。
存在意義は、与えてもらうものなんかじゃねぇ。
俺は、世界中で疎まれてるぜ?
でも、意義はある。
「俺」の存在には、確かに。
・・・・・・ どこまでもめでたい奴だ。
だが結論は変わらん。
俺の剣は砕けたが、貴様はすぐ消える。
彼女の魔術回路を焼き尽くしただけだ。
存在意義を手に入れるために、俺は聖杯を起動させる。
聖杯に頼るのか。
それじゃあやっぱり、自ら選び引き金を引き続ける者には、決して勝てやしねぇよ。
だが、そうだな。
もう俺は消える。
あばよ、沖田敬一郎。
[簡単に別れを告げる。
意識が、遠ざかって行く。
混濁する。
「彼」の意識も。]
[…てめぇ、出てくるんじゃねぇよ。
そう言われてもね。
やっぱり詰めが甘いんだ。
いつも止めを刺し損ねる。
…ま、今回は、仕方ないけど。
うるせぇよ。
黙って消えてけ。
去り際ってものをわきまえろ。
そんなだからお前も、執念深く、いまさらこんなことやる羽目になってんだろ。
あのキャスターも言ってたじゃねぇか。
人の意思を信じてみたらどうなんだ。
そうだなぁ。
それもいいのかもな。
そう、人の意思が、沖田敬一郎…
彼のような存在を撃ち砕くなら。]
[体中が悲鳴を上げている。いや、断末魔かもしれない。
もはや人間としての沖田が絶えうるダメージでは無い。
だが、それでも俺は立っている。聖杯を確保する為に。
何故、ここにいる。
何を選んだ。
アーチャーの問いかけが、頭の中で木魂する]
違う、違うぞ。
そうやって刹那的に生きた人間が、未来に生まれる人間に生きるべき大地を奪った。
だから、俺は・・・・・・げふっ
[破壊された剣は既に種に戻っている。支えを失って膝から落ちる。
あと少しだというのに。あと1体だというのに]
沖田様・・・・・・
[戦闘が終わるのを見届け、沖田にそっと近寄り手を差し伸べる]
立って下さい。
貴方が願ったのは、願いの形も結果も異質かもしれませんが、それでも平和だった筈です。
貴方の望んだ未来を、勝ち取って下さい。
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