情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
―スキー場にて―
[雪祭り――しかも10年に一度の大祭がもう間もなくであるということもあり、地元民だけでなく観光客も浮き足立っている様子で雪と戯れている。]
うーん……なんか見事に観光客ばっかりだな。デートしてる地元民もいるけど……。ま、ヒントになるから聞くだけ聞くか。
[祭りにどこか商業的なニオイが混ざっていることを感じつつ、ギルバートはカップルに話し掛けてはメモを取る。中には、]
……あ。はいはい。写真ですね。お安い御用。シャッターはここ?
[カップルに記念撮影を頼まれたりもしているが。]
(永遠の愛、か……。みんなそういうの信じてるのかな?それとも、それを原動力にしたいだけなのかな?……どっちにしろ、あてられるのはたまんないなぁ…)
(そういや、もしこの村の人間から独り者が居なくなったら、誰が準備するんだろ?……ま、そんなことはないかな?)
[雪祭りの日の予定や、それに対する想いを語るカップルの話を聞きながら、ギルバートはそんなことを思っていた。]
……ふぅん?
[真には受けてない様子で]
キャロルがつれてかれたのか……?
ギルとローズは……
まぁ、私がどうこういうことじゃないな。
[ぱくりと卵を口にいれて]
[パンパン、二度ほど雪まみれの手を払い雪像の前に立ち
宵闇の中で小首を傾げ雪像を見上げる碧い瞳は揺れるか]
…今でも………
[続く言葉は一陣の風に攫われふわりと闇に解けたけれど
桃色の唇は微かに柔らかな微笑みを浮かべて雪像を見る]
[あまりに簡潔な返事ゆえにその感情は読めず、人知れず心の中だけで溜め息を漏らして]
わかんねぇ。
昨日までは一度に二人ずつしょっ引かれていってたし…。
[牛筋を口にいれ、もぎゅもぎゅと咀嚼する]
[まだ本調子ではない身体で準備に参加すれば、おばちゃん達に過剰に心配され。
必要以上にくたくたになった...は、結局数時間もしない内に集会場へ帰る羽目になった。]
はぁ…。何でこんなにおばちゃん達ってパワフルなんだろう…。しかも何故かお尻とか胸とか触ってくるし…。キャロってこんなおばちゃん達を毎日相手してて疲れないのかな…。
[歩調を緩めた足で新雪を踏み踏み呟く。
空を見上げれば綺麗な夕焼け。開催間近の慌しい雰囲気が入り混じり、何処かノスタルジックな気分にさせられて、歩みは自然と止まってしまう。]
毎年…、始まるまでは大変だとしか思わないんだけど…。でも不思議よね…。終ってしまえばその忙しさすら良い思い出になるなんて…。
だからかな…?お祭り自体には良い思い出は無いけど、いつも心待ちにしてしまうのは…。
それに…
[と、言いかけて口を噤む。曖昧な笑み。しかしそれは悲観的ではなくて。]
集会場まであともう少しだから。頑張れ、私。帰ればカミーラさんの美味しいご飯が待っているから。
[自分自身に変な励まし方をすると、...は再び歩き始めた。]
―スキー場・その麓にて―
[カップルに散々目の前で惚気られたギルバートは、参ったと言わんばかりの表情で滑っていた。]
………ん?何だあれ。
[目の前には、スキーの授業を受けている小学生の群れ。彼の姿を見ては「祭りのことを調べてる人だー!」と指をさす。]
まあ、狭い村だし……見慣れないヤツが長いこといたら、噂になるのは当たり前か。
[小学生の群れの中で、彼は子ども達の言葉を耳にする。]
『ねーねー、兄ちゃんは誰とキャンドルつけるのー?僕はウェンディちゃんとつけるんだ!』
『何言ってんだよー!ウェンディちゃんとともすのは僕だよー!だって約束したもん!』
[半ば呆れ顔でその様子を見つめていると、]
『ごめんなさいね。この子達騒がしくて。……こんな風に雪祭りがあるでしょう?だからこの村では、幼馴染みと結婚する子たちが多いんですよ。』
[……と、引率の先生がにこやかに微笑みながらギルバートに語った。]
>>104
まぁ、そうだな。作業サボっちまったから詳しいことは分からんしな。
[結び昆布とつみれをまとめて口の中に入れてもぐもぐ]
……。
[子供たくさん生んで食わせれば、と言いかけて。
さすがに今の自分が言えるセリフではないと、咀嚼したおでんとともにごくりと飲み込む]
[集会所の入り口にローズマリーの姿を認め。
昨日までの法則からすれば、いなくなったのは…ギルバートとキャロルか?]
[しかし、ローズマリーの明るい表情が、それを否定する]
…うまく行きやがったか…。
[ぽつりと呟き]
[...は、中に入りコートとマフラーを取り、コート掛けへ。手を洗いホールに顔を出すと、鼻先を擽る良い匂いににっこりと微笑んで]
今日はおでんなのねぇ。美味しそう。
[器に取り分けると空いている席に座り]
頂きます。
[痛む右手でゆっくりと具材を切り分け、口に運ぶ。
と、そこでクインジーの言葉が耳に入り]
>>106 クイン
え?なんの事かしら。
[小首を傾げて咀嚼する。]
[一度は報告をしに行き、手伝いをしようとしたのだけれど]
[掃除用具を返し忘れた事に気付き墓守の元へと届けに]
「なんだ、案外早く終わったな?
まァいい。ついでだ、上がってけ上がってけ。
丁度、今日の分の仕事も片付いて酒飲んでたとこだしな。お前さんも飲むか」
[既に出来上がっているらしく、押しの強い男には敵わずに]
[小屋の一室へと上げられ、目の前にどん、と酒瓶を置かれる]
…いや、俺は、酒は…加減、解らない、から。
「そーいや、そーだったけっな。まだ治ってねェのか。
医者の奴が言うにゃ、神経がイカれてる訳じゃないんだろ?」
[頷きを返せば、面倒臭ェなとぼやきながら男はグラスを呷る]
[義父以外で知っているのは目の前の男と診療所の医師くらいで]
こんばんはっと。
んー、遠くからも漂ういい匂い。
これぞまさしく母の味。
[中に入るとコートを脱いで、いつもの場所に置く]
はぁー、寒かった。
「ショック療法、って手は駄目なんかね」
…例えば?
[彼の問い掛けに、男は長い前髪を掻きつつ視線を巡らせる]
「崖から突き落とすとか」
それ、もし…感覚、…戻っても…
…危な過ぎる…というか、下手したら死ぬ…から。
[所詮は酔っ払いらしく、冗談とも本気ともつかない案ばかり]
[彼は酒には手をつけず、頬杖を突きながら酔った男の相手をして]
「けど、お前さんも変わったよなァ」
そう?
[突然の言葉に、彼は青の瞳を一度ゆっくり、瞬かせる]
「最近は特に、だねェ。雰囲気が柔らかくなった、つか。
何かあったのか?」
[其の問いには、今度は彼が小さく唸り視線を彷徨わせる番で]
[そんな彼の様子を、墓守は酒を飲みつつ興味深げに見遣る]
んー…、色々、あった…、かな。
…人を、…好きになる、って…どんな、感じ、なんだろう、って。
「…なんだそりゃ。お前さん、思春期の乙女か」
…………俺は、男…だってば。
[目を丸くして呟いた墓守の台詞に、思わず、溜息と共に返す]
[...は、大根とはんぺん、ちくわとこんにゃくをそれぞれ一つづつ、からしをたっぷりつけて食べ、最後に卵の卵白部分だけを口に入れると]
カミーラさん、ご馳走様。美味しかったわ。
[お茶を啜りながらにっこり微笑んで。食器を片すとマグカップを抱え、テレビのある方へ歩いていった。]
「…まァ。そんなん、言葉で説明出来りゃ、苦労しねェだろうさ。
人によっても違うだろうしな」
ん…、だろうけど、ね。
[微かに揺れる彼の視線は窓の外、雪景色へと向けられ]
[男はグラスの中の液体を見詰めた儘に、言葉をかける]
「なんか知らんが。
お前さんのしたいようにすりゃ、いいんじゃねェか? 心の思う儘に、ってな」
…………んー。
[其れが出来れば苦労はしないんだけど、という呟きは掻き消されて]
[やがて酔い潰れた男を寝台に運び布団を掛ければ、小屋を後にして]
[夜闇に覆われた空を見上げ、ランタンを燈し*碧い髪の少女を迎えに*]
[続いて餅きんちゃくやこんにゃくやがんもどきやあつあげやさつまあげや結びしらたきをばくばくと食べて、最後にまた大根で締めると]
ふー、食った。うまかった。
[食器を下げて、かわりに昨日掘り出したりんごとカキ氷器を取り出し、がりがりと削り始める。
皮は仕方がないが、芯は避けながら皿に盛り、グラッパを持ち出してふりかけて]
食後のデザートだ。カミーラも食うか?
[皿を掲げて聞く]
[どれくらい雪像を見上げていたのか宵闇にゆらめく灯り
足音にも気付かず声をかけられれば漸くゆるり振り返る]
ナサニエル…
[背後に佇み揺れるランタンの灯りに映し出される若い女]
[水中に漂うかのように長い髪を広げて胸元に両手を置き]
[伏せられた目蓋も][引き結ばれた唇も][柔らかな胸元も]
[今にも眼を覚まして動き出しそうな雪像の表情は穏やか]
お母さんだよ。
[向き直り其処に居る人を紹介するよう雪像を視線で示す]
お母さんは、人に恋をして、人に成って、眠ってしまったから。
お婆ちゃんは、人間に恋しちゃいけないって言ってた。
奇跡は起こったのに、お父さんは迷子だったんだって。
[僅か睫毛を震わせ雪像を見上げた侭に語る声音は静かで]
でも、きっと、お母さんは幸せだったんじゃないかな。
………そんな気がする。
[くるり振り返れば青を見上げて浮かぶ砂糖菓子の微笑み]
…帰ろうか?
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新