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OK、納得してくれた様で何よりだ。
それにほれ、お前と殺り合うならお互い万全で納得行くまでサシってのが理想だろ…?
[ここでさらに駄目押し。
このセイバーの性格的に、恐らくこう言って置けば現在では手出しをしてこないだろう。]
ああ、それじゃ頑張ってなー。
俺はこれで帰ら…って、え!?
[手をヒラヒラとさせ踵を返し帰ろうとした瞬間、襟首を掴まれる。]
【うわー…なんだこの状況。】
[全くの予想外の発言…というか命令に"だるい"の3文字しか浮かばないキャスタ−。
しかし、ココで変に逆らうと戦闘になるかもしれないし、それは避けたい。]
…わかったよ。
[結果、セイバ−を案内しながら公園に行くという奇妙な絵がそこに完成したのだった。]
−『魔女の館』2階−
ちょっと、起きてる?
[ノックすると返事を待たずにドアを開ける。]
ええと、リ……。
[リチャードのほうではないようだ。]
ガ……。
[真名を呼ぶのはどうだろうとおもってやめる。]
ア……。
[かといってクラスで呼ぶのもどうだろう。]
……名無しって呼んだら起こるわよね……。
[戻ってきたシャルロットを迎え、リビングまで戻り、マスターの話を聞く]
髭面の、マスターですか。
確か……。
昨日、柳生と沖田の戦いの後、柳生に付き添っていた男が髭面だったように思います。やはり、彼がマスターなのでしょうね。
住処がウィークリーマンションということは、相手がシャルロットに気づいたなら場所を移る可能性も高い。
もう一度行ってみますか?
もっとも、何か感づかれている場合、二人とも顔がばれてしまいますが、それくらいならどうもないでしょう。
― 駅前・自宅 ―
あー、いないよ。まあそんな気がしたけどさ。
[ 部屋は鍵さえかけられていなかった。
実のところ簡単ながら結界を張ってはいるのでこのマンションの6階に無関係な人間がやってくることはない。が、だからといっておざなりにされるのもなんだか寂しいものがある。]
まあいいさ。
夕べは多少話し合うこともできたし、ライダーの気配を察知する術も覚えた。よっぽど遠くにいかれない限り大丈夫だろう。
あー… でも。
[ 腕を組み、軽く天井を眺めながら考える。]
― 中央ブロック・噴水 ―
[実際、サーヴァントは食事をとる事によって魔力の含蓄量は増えるらしいが、それとこれとは別だろう。今、久子が感じている「嫌な感じ」は、――アンリ・マユの気配ではない。人類に滅びを齎す力を直感的に「人」である久子は「嫌な感じ」と感じ取っているのだろう。]
そのような話、ではなかったのだが。
聖杯か……。
ライダー。きみは何のために戦う?
聖杯戦争で叶えたい願いとは何だ。
それほどの奇跡を求めるものなのか。
[ランサーは振り向かない。戦闘態勢になる様子もない。]
−商店街→公園へ移動中−
[なにやらぶつぶつと文句を言っているようだが、キャスターの道案内に対しては素直についていく]
全く、何と命知らずな雑魚ばかりだ。
全く持って不愉快この上無い。
[横の水人形を観て]
貴様も中々の重装備ではないか。私が許可しよう、大いに暴れたまえ。
[そう思っていると宗冬が、ちょいちょいと手押し車の中を指差す。どうも乗れと言う事らしい。
ケネスは試しに乗ってみる事にした。]
「しとしとぴっちゃん〜♪しとぴっちゃん♪」
[ケネスが乗ると宗冬は無駄に良い声で歌いながら、車を押し始める。]
ああ、そうだった、こいつには期待しちゃいけないんだった……。
[ケネスはそう再確認すると、手押し車から出て、無言のまま宗冬を頭をはたいた。]
ああ、いや。いくらなんでもあの放送に乗って公園いったとか愚かなことはしていないだろう。
僕の性格考えれば絶対真っ向勝負なんてしないの判るだろうし。
それに、僕が本気だと考えたとしても、なんか助けどころか様子を見にさえ来てくれないような気がする。
[ 情けない分析をかましてから。でも放置しておくのも微妙かなととりあえず街へ繰り出すことにした。]
それから、魔女の館のサーヴァントについてですが、せめてクラスの情報がほしいところです。
「リチャード」だけではどうにもならない。
リチャード1世、つまり獅子心王では、という話ですが、どうも違うような気がいたします。
それにしてはあまりにサーヴァントとしての力が少ないように思いました。
…。
あァ?
[ドアを開いたところで固まる露葉を睨み付ける。]
何か用か。
…お前、ノックをしたら返事を待てと親に教わらなかったのか?
くっくっ。
[抑えた笑い。
確か彼女の父はもういないと言っていたはずだ。
ささやかな嫌がらせ、のようなものだ。]
では、バーサーカーのマスターの可能性は高いですね。
[行ってみるかという問いに小さく頷く。]
ええ、奇襲をしかけてみますか。私の見立てでは、あの2人は出来ています。
……昨日、沖田と殴り合っていたといいましたよね?
もしかしたらそれは戦闘ではなく、痴情の縺れだったのかもしれません。柳生という男は生前、そっちの気があったという逸話はありませんでしたでしょうか。
[真剣な表情でそうソフィーに尋ねながら、緩やかに屋敷を出てウィークリーマンションへと先導する。]
……すまない。
[話の論点がずれていることには、うすうす自覚があったものの小さく謝り]
…願い。
…復讐する事。それだけ。
[少しだけ闇をうちにはらんだような声音は、水音に掻き消えることはない]
至上の奇跡を持ってするほどのものではないかもしれない。
でも、聖杯にそれを願い、俺は世界と契約して英霊になった。
…それだけだ。
[それが引き金になったのか、続けて溜まりに溜まっていた不満を吐き出す。]
おーまーえーなー!!
何だよ、これは?!何か意味あんの?これ?!
無駄に金ばかり使いやがって、こんな…こんなな……
[若干興奮しながら、そうどもった時、がつんとケネスの肘に手押し車が当たる。]
…邪魔なんだよ!!
ただでさえ狭苦しい部屋で、男同士顔をつき合わせてるってのに!!
こんなごつい物……暑苦しんだよ!!
[思わず、ケネスは手押し車を蹴り倒す。車はすごい音を立てて転がった。]
―住宅街・自宅―
[自宅に戻ると、部屋が荒らされていた。]
――っ!
まさかサーヴァントが襲って……お爺ちゃん!?お爺ちゃん大丈夫っ!?
[家中を探すがキャスターの姿は見当たらない。
しかし、魔力の残滓も感じない。
戦闘があったわけではない、と思いホッとする。
と同時にある結論に辿り着いた。]
……お爺ちゃんの仕業ね。
……アーチャー。
[一番無難そうなクラスを呼ぶことに決めた。]
用があるから開けたの。
あなたの返事を待っていたら客がきちゃうかもしれないでしょう。
[親のことをいわれ、頬がかすかに引きつったが
それ以外の反応は見せない。]
さっきの気づい……てたら
ここにのんびりしてなさそうだけど。
あの声に気付いた?
それと、さっきサーヴァントが一人
話をしにきてたんだけど。
[階下で客を知らせる鈴の音がしないか気にしながら
かいつまんで状況を説明した。]
……シャルロット、痴情のもつれではないと思いますが、確かに武士の中には「衆道」に走ったというような文献もありますが、あの沖田という人はそれほど男性に対して情を持っていたようには見えませんでした。
柳生という人は一応は藩主でしたから妻も娶ったでしょうし、表向きにはそのような趣味があるか出ていなかったと思いますけど。
ですが、マスターとサーヴァントの二人でしたら、わからないですね。そのような関係になるかもしれませんし、違うかもしれない。
一度、見てみましょうか。
[シャルロットに先導されて、ウィークリーマンションへと向かう]
‐商店街→公園に移動中‐
あー、そうですねー。
[セイバーの文句に相槌を打つ、っていうか受け流す。
テンション下がっている中に延々と俺様的文句を聞かされているのだ、たまったもんじゃない。
"この身は水の王、ならば受け流す事など造作もないわ!"
と自己暗示…むしろ自己応援をしながら必死である。]
いやいや、プライドを傷つけられて怒り心頭なお前に譲るよ、まぁ必要があるなら覚悟は出来てるけどなー…。
[ここらでちょっと、相手の情報を得るべきかなーとか思い、此方から話題を振ってみる。]
そういやさー、お前の真名…沖田っていうんだって?
お前は俺の真名もうわかってんだろ、対等に行こうじゃないか。
対等・・・・・・
否、貴様にだけ教えてやろう。
[それは愚直な行為でしか無かったが、それも彼の絶対なる自信から来るものなのであろう。そして彼の口元もにやけていた]
私の真名は。
ふん。
俺のことは、好きに呼べばいいさ…。
「彼」が、言っていただろう。
俺に名前はない。
強いて言えば、「ガトリング」…ということになるがな。
[それはもちろん、「彼」の名前でもあるが。
今は俺の方が、より「ガトリング」だ。]
アーチャーと呼びたいなら、勝手にするがいい。
俺はアーチャーではなく、ガンナーだがな。
クハ、ハッ。
[引き攣るように笑う。]
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