人狼物語


57 人狼の血族 Kindred of Werewolves

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修道女 ステラ

これで…誰にも悟られる事は無いわね――

[そっと呟いてわたしは室内で裸になる。極端に露出を避けた服を脱ぎ捨て、下着を剥ぎ取る。そして熱いシャワーで汗と雨雫を払い取り、クローゼットとチェストから先程とは打って変わって正反対のランジェリーとドレスを取り出す。
フランボワーズのトンガ。ラズベリーレッドのガーターベルトに絹のストッキングを着けて。ミッドナイトブルーのドレスを身に纏う。照明は飾りランプを。口紅は艶やかなオールドローズを乗せて。封を切るはVega Sicilia U'nico。
全てを様変わりさせて、わたしは神の血と例えられる液体を、静かにグラスに注いだ。
そしてゆっくりと左腕の包帯を外し、現れた姿に優しく微笑んで――]

さぁ、一緒に味わいましょう?昔を思い出すように…ね?

[静かに垂らすようにそっとグラスを傾け、わたしは自身の左腕に赤ワインの雫を垂らし、罪に酔いしれようとした。
そうする事で少しでもこの子の目覚めを遅れさせようと。そう思って――]

(152) 2007/08/25(Sat) 21:47:52

新米記者 ソフィー

──ローズマリーの部屋──

[一人になって少しすると、ソフィーの胸は後悔で重く沈んだ。
もっと他の、柔らかい言い方が出来なかったのだろうか。

何も体調を崩すのはこれが初めてではない。
以前流感で寝込んだ時も、行きつけの診療所のお医者様はわざわざ奥さんを寄越してくれ、申し訳なく思いつつもその日一日父の世話を頼んだではないか。

それが何故、今意固地になる必要があったのか。]

『嫉妬──?』 
  『ステラさん相手に?』
    『……まさか。私は彼女を信じている。』

『信じているのではなく、信じたいだけじゃ?』
  『違う。』
    『───、いいえ違わない。』
      『確かに私は、彼女の上辺しか見ていない。』

(153) 2007/08/25(Sat) 21:50:58

新米記者 ソフィー

『けれど、私にはそれで十分。』
  『彼女を選んだのは私なのだから。』
    『断罪の剣を振るうに相応しい、高潔な人物。』

───……。

[ソフィーは溜め息を吐いた。

自問自答の果てに辿り着く己の内面に。
心から人を信じる事の出来ない自分の汚さに。

だって私は──]

『“私にとっての彼女”がそうであれば、
            真実なんてどうでも良いのだから。』

(154) 2007/08/25(Sat) 21:53:43

流れ者 ギルバート、メモを貼った。

2007/08/25(Sat) 22:01:20

双子 リック、メモを貼った。

2007/08/25(Sat) 22:01:23

新米記者 ソフィー

[ソフィーは片手を支えにしてベッドから降りた。
ずり落ちたバスローブを整え、緩んだ紐をウエストで縛り直す。

そして、よろけながらも父の元に歩み寄り]

──無事で良かった。
少しの間とは言え、一人にして御免なさいね……。

[キィ、キィ、と揺り椅子を揺らし続ける男の頬を撫でる。]

お父さん──…。

[筋肉が落ちて細くなった太腿に腰掛けると、
男は反射のようににソフィーの腰に手を回した。

その首にそっと腕を回し、
ソフィーは、恋人に甘える娘のように、父の肩に顔を埋めた。]

(155) 2007/08/25(Sat) 22:01:43

流れ者 ギルバート、メモを貼った。

2007/08/25(Sat) 22:03:22

冒険家 ナサニエル、メモを貼った。

2007/08/25(Sat) 22:04:43

見習いメイド ネリー、メモを貼った。

2007/08/25(Sat) 22:04:46

新米記者 ソフィー、メモを貼った。

2007/08/25(Sat) 22:04:46

双子 リック、メモを貼った。

2007/08/25(Sat) 22:07:31

流れ者 ギルバート

[ローズマリーの欲望には気付いておらぬげに優しい抱擁は続く。]

しかし……ステラを帰してしまって大丈夫なのか?こんな時に…。まあ自宅に居た方が気が休まるのかも知れないけど……。

[と眉根を寄せて、少し気遣うような素振りを見せた。]

(156) 2007/08/25(Sat) 22:08:29

新米記者 ソフィー、メモを貼った。

2007/08/25(Sat) 22:09:14

新米記者 ソフィー、メモを貼った。

2007/08/25(Sat) 22:10:36

冒険家 ナサニエル、メモを貼った。

2007/08/25(Sat) 22:11:24

流れ者 ギルバート、メモを貼った。

2007/08/25(Sat) 22:11:42

修道女 ステラ

[仄かなアルコールの匂いに、思考は過去を遡る。
夢に向かって歩み薦めていた眩しい一時。娼婦として地の底で生を啜ろうと暮らしていた暗澹。相反する欲望。縋る思い。]

[罪を犯し一度奈落の底に堕ち切ってしまったわたしは、しかしヒューバートの手によって再度表世界に舞い戻る事となる。
その時わたしは自らの體に犯した罪を刻み付けることによって、二度と過ちを犯さないようにと、それを自戒に変えようとした。傲慢と色欲、そしてもう一つの罪を背負う事によって――]

でも…それは一年と持たなかった…。

(157) 2007/08/25(Sat) 22:12:21

修道女 ステラ

[わたしはライト越しに揺らぐ赤い液体を口に含み、一人語ちた。
あれ程蔑んでいた行為は、燻る熱をこの體に宿していて。わたしは半年が過ぎた辺りから、事ある毎にその熱に魘され続けていた。奇しくも自戒はわたし自身を煽り立てる対象に変化していった。塞き止めようとしても歯止めが効かない押し寄せる波。そんな押し問答に疲れ果て、全てを投げ出してしまおうと思ったそんな時――わたしはナサニエルと出逢った。]

[彼に求めたのは色欲を宥め傲慢を飼い慣らす事だけだった。一度全てを失ってしまったわたしにとってもう一つの罪は、目覚めさせるきっかけとなる対象が居なかったし宥め透かす自身もあった。
だからわたしは油断していた。
左腕に宿すこの子の目覚めを…無い物だと思い込んでいたが為に――]

(158) 2007/08/25(Sat) 22:13:09

村長の娘 シャーロット、メモを貼った。

2007/08/25(Sat) 22:13:48

双子 リック

――雑貨屋・店先――
>>145>>148
[僕の問いかけをきっかけに、ネリーは内心自問しているように見えた。時折彼女の視線がこっちを見てはまた何か考えているようで、妙に心拍数の上がるのを感じた。顔も赤くなっていたかもしれない]

……ん、まあ、良いや、その話は。
……とりあえずさ、軒先でこうしててもウェンディが何処に行ったかなんて判らないし、心当たりの先に電話して聞いてみようよ。

[ネリーに背を向けて、早口で言う。
扉を強く引くと、ドアベルが耳障りなほど大きく音を立てた]

(159) 2007/08/25(Sat) 22:14:51

双子 リック、見習いメイド ネリーの袖を引いて、店の中に入ろうと促した

2007/08/25(Sat) 22:15:25

見習いメイド ネリー

いいわよリック。
ウェンディが行く場所って元々限られているし、見当はつきやすいわよね。

[このまま雑貨屋に長居していいものかと少し悩む。おそらくはいない筈であるが、雑貨屋の主人はどうしても見たくないのだ。]

(160) 2007/08/25(Sat) 22:17:35

酒場の看板娘 ローズマリー

[ステラのことを口にするギルバートに嫉妬の炎が胸に灯るのを感じた]

そ、そうね…、ステラは無事に着いたかしら。
アーヴァインに気を取られて、車で送りそこねたけれど。

(161) 2007/08/25(Sat) 22:17:45

見習いメイド ネリー、双子 リックに袖を引かれて、店の中に入っていった。

2007/08/25(Sat) 22:18:07

酒場の看板娘 ローズマリー、メモを貼った。

2007/08/25(Sat) 22:19:31

見習いメイド ネリー、見たくないものが残っている可能性を非常に心配している。

2007/08/25(Sat) 22:20:17

流れ者 ギルバート

少し心配だな……俺が送れば良かったかな?

[少し思案している。]

(162) 2007/08/25(Sat) 22:22:34

修道女 ステラ

[薄々と気がついていた。ここ最近左腕の調子があまり良くないことは。
でもそれは、この大雨によって参加した復旧作業による疲れなのだと思い込んでいた。
元々力仕事は苦手な方で――そんな言い訳を自分に課していた。今思えばそれは逃げであって、全ての前兆だったと思い知らされる。]

[きっかけは家庭訪問からだった。過去の恋人の変わり果てた姿に疼きを覚えた。でもそれはあくまでもきっかけでしかない。本当の鍵は――]

あの…ギルバートという男の瞳――

[ソフィーを残して部屋を出た際かち合った視線。香染の瞳が訴えかけてきた問いに、わたしの塞は脆く崩れていった。誰にも見せたくは無い、醜い――]

嫉妬――…

――嗚呼、お願い…目覚めないで?どうかこのまま眠っていて?裏切りの血をあなたにあげるから…だからどうか――

[わたしは懇願するように、再び左腕にワインを垂らした。その行為はこの子の渇きが収まるまで、まだ*止みそうには無い*――]

(163) 2007/08/25(Sat) 22:25:39

酒場の看板娘 ローズマリー

だ、大丈夫よ、きっと。

[思わず激しく否定してしまった自分に恥ずかしくなり、語尾はきえつつあった]

(164) 2007/08/25(Sat) 22:27:06

修道女 ステラ、メモを貼った。

2007/08/25(Sat) 22:28:26

流れ者 ギルバート

[突然強い口調になった彼女に軽い驚きの表情を浮かべる。]

どうしたんだ、ローズ。
何かまずいことを言った?

[問い掛ける瞳は微塵の疑いも持っていないようだ。]

(165) 2007/08/25(Sat) 22:29:49

書生 ハーヴェイ、メモを貼った。

2007/08/25(Sat) 22:33:36

流れ者 ギルバート、メモを貼った。

2007/08/25(Sat) 22:36:20

村長の娘 シャーロット、メモを貼った。

2007/08/25(Sat) 22:37:51

酒場の看板娘 ローズマリー

いえ、なんでもないわ…。

[ギルバートの瞳を見つめ、独占欲の固まりになる自分を恥じる。自分にとってはステラが一番大事な人だったはずなのに]

(166) 2007/08/25(Sat) 22:39:38

書生 ハーヴェイ、メモを貼った。

2007/08/25(Sat) 22:41:04

流れ者 ギルバート

[気分を変えるように、無理矢理別の話題に切り替える。]

そうだ。午前中に行った雑貨屋。あそこの家の女の子が急病なんだってな。こんな時に大変だよな。昨日会った時は結構元気そうに見えたのに…。

(167) 2007/08/25(Sat) 22:42:05

見習いメイド ネリー、双子 リックの様子を後ろから見つめている。

2007/08/25(Sat) 22:43:28

村長の娘 シャーロット、メモを貼った。

2007/08/25(Sat) 22:43:42

村長の娘 シャーロット

──アトリエ・自室(回想)──

[取り替えられたばかりの白いシーツが肌に触れる。すこしごわごわとして清潔な感触。
 寝転んだまま髪を解き、シャーロットは黙って眼を閉じた。流石に身体の火照りは去っていたけれども。]

──…やっぱり、まだ。

[触れなくとも分かると思いながら、潤ったままの場所に右手の指先を伸ばした。]

…まだ……濡れてる…。
綺麗に剃ってしまったから、いつもより良く分かる…。

[ヒューバートが剃ったのだと思い出す、シャーロットの睫毛が震え、頬がわずかに熱くなる。同時に、今シャーロット自身が触れている場所に、ヒューバートの指の背、関節が触れた瞬間が甦った。それは慣れた自分自身の指ではなく、よく使い込まれた彫刻家の男の手、愛する父親の手──。
 また、じわりと沸いてくる蜜を無意識に掬いあげ、隠すものがなくなりあらわになった小さな突起をその指で撫でた。ゆっくりと円を描くようになぞり、また蜜を掬い、撫でる事を繰り返す。小さな突起自身が熱を孕み立ち上がるまで。]

(168) 2007/08/25(Sat) 22:44:23

村長の娘 シャーロット

[何時の間にか、放り出していた両脚は1つに揃えられ、爪先に力が籠っている。
 目を閉じているにも関わらず、左手で自らに目隠しをしているシャーロットが思い出すのは……。]

…ああ、だめ。

駄目よ……ロティ。

[指先のもたらす快楽は強くなり、細い波がシャーロットの意識を持ち上げる。このまま、このまま──達してしまう前に別の事を思い浮かべなくては。]

(169) 2007/08/25(Sat) 22:44:45

流れ者 ギルバート、メモを貼った。

2007/08/25(Sat) 22:46:01

酒場の看板娘 ローズマリー

[話題を変えてくれたことに感謝しつつ]

あ、あら、ウェンディちゃんまで?
なにか悪い病気でも流行っているのかしら。いやね。

(170) 2007/08/25(Sat) 22:46:12

双子 リック

>>160
――雑貨屋・店内――
[不安を宿したネリーの表情。だがそれは何か別の事柄に対する怯えのようにも思えた]

『……僕以外には誰も居ないっていうのに。どうしたんだろう?
 ……それとも、僕が?』

[疑問に思いながら受話器を上げ、ダイヤルして耳に当てた。
 が――聞こえてくる音は何も無かった]

……あれ? まさか、壊れてる……というか。
……電話線が、切れ、てる?

(171) 2007/08/25(Sat) 22:46:28

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