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[銀色のタクトは鋭き輝き]
[空間を切り裂く速さで振られ]
[一瞬にして88の鍵盤が顕在した]
[6つの霊魂を弾くMöbius Ring]
[fffで鳴らされる楽曲]
[光の奔流は雷光が如くにMorganへ向かう]
― 現実世界<Mundane>/南部電脳街:Boulevard ―
あ〜いてて。
[顎をさすりながら電脳街を歩いていると、通りの向かい側にトビーとコットの小さな影が見えた。
ひらひらと力なく手を振った挨拶の仕草に二人が気づいたかどうか。その影はすぐに裏路地へと消えた。]
ばっかみたい。
正しい死って何?
人が生き方を選べる時代に、あなた程度の意志で、死に方を決められなきゃいけないって、人を馬鹿にするのもいい加減にしてよね。
ううん、人だけじゃなくて。あなたと同じAIすら馬鹿にしてる。
[酷く気分を害したように、眼光は鋭さを増して]
さあ、どうだったのかしら。
[そばの椅子にかける師に気を向けるそぶりもなく、衣服を脱いでいく]
[パネルを操作しポッドを動かす]
──わたし。この行動自体が正しいかどうかも、わからないのだわ。
[小さく呟き、Closedへと潜行する]
≪PASS=REINCARNATION...≫
→ 理想郷<Utopia> / Closed Morgan's Space ─
[目を開くと、すでに戦闘は始まっている]
[光は「怪物」の姿を捉え―たかに見えた。]
カッカッカ…。
[黄泉から響くが如き笑いとともに、
光は巨大な骸骨の形を纏い、第八<ホド>へ対峙。]
邪悪な魂は、自慢の剣を奪う……。
[骨の鉄槌が振り下ろされる。]
[嘗ての大地/夜の草原]
[紅に染められた月は傾いでいる]
侵食かい。やってくれる。
[ぶつ切り(ハック)]
[打って変わりSymphonie.交響曲が流れ、それと共に緩やかな光の奔流は主題に伴い形を変える――骨の鉄槌に纏わりつくように、それを喰らい、貫く。]
["師"と戦闘を繰り広げる"怪物"]
────。
[当然そこに居ると思われた老人の姿はなく]
あれはなに?
[疑問符を*呟く*]
[揺れる騎士/揺れる歌姫/白き炎]
[交響曲が変わるにつれて、Morganと対峙するものは変化。Morganが奪い、呼び出し、解析/変換。現在進行形で対処方法を編み出しながら、演舞]
[それは*幻想的*でもあった]
ハンッ!その「魂」は俺の「槍」なんだぜ?
[「繁栄」の槍―Vishnu]
「オォォォォォォォォォ…」
[亡者が如き呻き声をあげて、パフォーマンスが上昇。
耐えきれず、光の骸骨はBURST。
周囲に骨のクラスターが隕石のように降り注ぐ。]
……じじいも見る目ないなぁ。んまー、据え膳食わぬはとかいうし、つい舞い上がったのかも知んないけど。
[肩を竦め、ふ、と嫌なものを感じて体勢を整える]
何? あたしみたいな小娘に言われて攻撃しかけようとか、思ってる?
器が小さいなぁ。こういうのは流してこそ、でっかい人になれるのよ。
東部に落としたPGMは、私が私のMasterを殺すためですよ。
病床にあって、自滅した教団本部の奥深くにただ独り残された私のMaeter。
Master自身の命令によって私には再会する事が叶わないMaster。
かれを、ただしき死にみちびくために──。
[正十字を握りしめるセシリアの声に、明らかな愉悦の色が混じる。]
Masterは、もうこの世に存在しない。
おかげで、今の私は以前よりも自由です。
《──“輪廻”モーガンに深い感謝を》
[「教団の意志が、あなたの意志?」と言うメイの言葉には、侮蔑したように、睫毛をばさりと動かして瞬きをする。]
目的のためのPGMを核として作られたAIがどのようなものかも、分からない方が残っているのは──何故なのでしょうね。
生き方を選べるまともな市民は、残念ながらほとんどいらっしゃいません。「人のまま生きて、人のまま死ぬこと」は、素晴らしい事です。老いても義体化なさらない事、貴方のような方が一人でも多くなる事も、切に願っています。
──話はそれだけですか?
──A girl
貴女が私の邪魔をするなら、排除しますが。
私を呼び止めたのは貴女であって、私ではありませんよ。
[言外に眼中に無い事を匂わす。]
あなたが壊したカテドラルの中に、どれだけの人がいたんだろうね。
それとも、今からバックアップを壊そうって人が、それを理由に死んでない、とかは言わないわよね?
あなたのマスターなんかどうでもいいのよ。
あなたが自由になったのもどうでもいい。そんなの関係ない。
あたしはあなたのやり方が気に食わないだけ。
生き方を選べるか選べないかは、あなたが決めることじゃない。
それは、その人それぞれが決めることよ。あなたは自分の身勝手な言い分に、回りを合わそうとしてるだけだし。
話はそれだけ。
あたしは、あなたがみんなのバックアップを壊そうとするなら、そんなばかげた事は許せない。
人もAIもあなたの玩具じゃないのよ。
[ワイヤーを横に投げ、遠くビルの柱に引っかかったのを確かめてから、其方へと体を躍らせる]
おいちゃんもそんな子供と一緒にいて殺されても知らないから。
[ケネスの方に一声かけて、*暗闇へと飛び込んだ*]
──Masterの苦悩を貴女は知らない。
無知なる者たちの、無理解/侮蔑/嘲笑/非許容。慣れていますので、なんら感慨をおぼえませんが。
私に対しても、都市を眠りに落とした者に対しても。
許せないのに止めないのならば、それは【偽善】ですね。
girl(こども)のような口ぶりでなら、なんとでも言えます。
《行動を起こさない者の言葉など、
塵ほどの価値もない。》
それと、Morgan Utsumiは偉大な殉教者ですよ。
死をのぞむほどに疲れてしまっていた けれども。
[器用に去って行くメイの俊敏な姿。セシリアがそれを追う事は無く、かわりに淡々とした表情で後方に居るケネスを振り返った。]
彼女と、お知り合いでしたか。
私には、貴方は「おいちゃん」ではなく、何か事情があって草臥れてしまったように見えるのですけど…ね。
[その時、付近に残存していた都市の灯りが節電モードに入ったように消え、電波塔の柱から何かシャッターのようなものが稼働する音が聞こえた。]
《──Morgan Utsumi?》
[呼びかけてもレスポンスは無い。]
― 理想郷<Utopia> /
Closed:Dealing Room→Under:遊園地 - Neverland ―
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[ストリートオルガンの『夢のあとに』が争いの爪痕を残すDealing Roomの中に響いている。突如訪れた“market crash”にそこで取引を行うディーラーの影はない。床に散乱する旧世界のドル札が熱に浮かされた夢の名残をとどめるばかりだった。
ストリートオルガンの上に設えられた球体の水槽の中には次々に明滅する光が浮かび上がってゆく。
山高帽の男は満足げに微笑んだ。]
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