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[自分の部屋に戻り、ソフィーとその父親の姿がないことに驚くが、あたりが特に荒れた様子がないことで、だれかと自宅に戻ったのだろうかと、深く考えることを放棄した。]
シャワーを浴びたいわ。
[『ギルバート』はネリーの内心の動揺を読んだかのようにニヤリと嗤った。]
そう。ギルバート。ギルバート・ブレイクだ。
よく憶えていたな。
[ネリーはギルバートに会うのは2度目だ。だが前回とは違う笑みがそこに伺える。ネリーは必死に取り繕う。]
はい…この前は本当にありがとうございました。覚えているでしょうか…? 名前も聞かずに別れてしまった。
あっ、順番が違いますよね、すみません。私はネリー。ネリー・ウィティアと言います。
[実際に読んでいた。
これほどまでに近付けば、ネリーの呟きを「聞く」ことなど訳もない。
その笑みは「聞こえているぞ」という意味がこもった嗤いだった。]
[シャワーを浴びながらステラとの一夜を思い出していた。
思いがけないステラからのアプローチ。
彼女の持っていた快楽への技量にローズマリーはステラに対する何かが間違えていたのだろう事に思い至る。
彼女の身体を何人の男女が過ぎていったのだろう…。
ローズマリーの胸に紅蓮の炎が広がった]
ああ…名前を聞くのはこれが初めてだな、確かに。
改めてよろしく、お嬢さん。
[口の端を歪める嗤いのまま、帽子を取って丁寧に礼をする。それは何処かからかうような様子が見えた。]
よく憶えているよ。忘れる筈が無い。あんなに助けを呼ばれたんじゃあな。
はい、よろしくお願いします。 …ギルバートさん。
だってあの時は本当にどうしようもなかったんですもの。ギルバートさんが来てくれなかったら私、どうなっていたことやら…
あの、今日はどういったご用件なのですか?わざわざこんな所へ…
[一瞬、ほんの10秒にも満たない時間だろうか。不自然に会話が途切れた。明らかに緊張している。
どうして普段通り振舞えないの。普通の恩人なら家へお招きして何かもてなしを……]
[ギルバートはネリーを値踏みするような視線で見つめた。
表情は笑ってはいるが、目は笑っていない。]
[いや、笑ってはいるがそれは、鼠を前にした猫の瞳だ。
琥珀の瞳が、まさしく獲物を追い詰めた猫のように黄金の光を帯びて底光りした。]
[しばらくして、]
ふむ…見たところまだお前は大丈夫そうだ。
[「声」の届く範囲をごくごく絞り、囁くようにネリーに話し掛ける。]
ああ。ちょっと聞きたいことがあって……。
[と、ふと視線をずらして周囲を見回し、]
お前の主人は、今はいないのか。
[尋ねた。]
[あはは──と私はそれでも顔は笑っていたが、ひとつの囁きを受けて笑いが止まった。顔はまだなんとか笑っていたが]
は──……?
[水滴を拭き取り、着替えて、あらためて自分の空腹に気付く]
なにかあったかしら。
[店に下り、電話の側のギルバートからのメモに気付く。
ステラのことにかまけて彼の事をすっかり失念していた自分に苦笑する。
昨夜はあんなに彼に固執していたのに…。]
[手早くサンドイッチを作りコーヒーで流し込む]
他の人達はどうしているのかしら…
今の時間なら集まるのはあそこかしら?
[ローズマリーは外出の支度をするとブランダーの店に徒歩で出掛けた]
[ギルバートの行動に若干の疑問があったが、突然の来客の驚きが上回っていた。]
旦那様……ミスター・ダンソックですか?ちょっと今いないみたいで…あの、ミュージシャンの方ですか?
時々いらっしゃるんですよ。1度目の災害の時も、ツアーがてらと言いつつ来てくれる古い友人様などが…
[ただ口を動かしていると楽だからなのか、意味のない言葉を発するネリー。]
いや、ミュージシャンじゃないな。旅芸人に混じって旅したこともあるが。
ちょっと確認したかっただけだ。
[平静な視線でネリーを見下ろし答えた。
不意に身を屈めてネリーに顔を近づける。]
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