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じゃあ、遠慮なく。
……レベッカさん、巻き込まれないでくださいね。
[Cube操作]
[展開中の捕捉用メソッドに強化ルーチンをロード]
ちょっと、派手かも。
[範囲は師を中心とした半径5m]
[内側に向けて三重の網]
[更にCubeを操作][赤・赤・赤・緑][火矢]
要はスタックさせればいい話。
捉えて!
[火矢を放つ][同時、捕捉網が拡大]
["師"の現在アドレスの固定を試みる]
― 理想郷<Utopia> / Under:Ruins of Abbey ─
見事だ――。
素晴らしい歌声じゃァあァないか!!
ぜひともうちの劇団に招聘したかったくらいだよゥ。
今日の用向きが別にあるのが残念だ……。
[男はククク、とほくそ笑みながら聖女を見つめる。
STELLAは、タールのように粘り気を帯びた漆黒の汚泥の海に膝まで埋もれていた。汚泥は意志があるもののように蠢きながら、女を闇の底へと引きずり込もうとしている。
男の幻燈機は物理的な制圧より、足止めの副次的なものとして今は効用を発揮していた。]
カノン!
[男は掌を上にし肩の高さに踏み台とする。
敏捷な影は男の掌を踏んで高く頭上に跳躍した。
舞い上がった白い少女の手の中に、虚空の闇が収斂され捻れた槍が形作られてゆく。]
「――とった!」
[長槍は聖女の真芯を刺し貫き、暗黒の泥濘の中に突き立った――**]
[視覚素子は轟音こそ聞こえぬものの飛来する炎の矢と煌く網が、視界一杯に広がるのを映し出している。]
Kot.
相手のPGMを確認し解析しておかなくてはいけないと教えただろう?慌ててはいけない。
[ひたひたと迫る圧力を知りながらも]
── 現実世界<Mundane>/東部・教団本部 ──
[セシリアが所属する教団の本部には2つのゲートがある。
1つのゲートは地上側──メガロポリス東部の電脳街の端に、もう1つのゲートは下層に。
普段、下層側にあるゲートは貧民への奉仕活動の為、警戒の強い地上ゲートと比べて、比較的容易に出入り出来るようになっていた。
だが、ヒュプノス直後の混乱時期、「粛正が教団によってなされた」と言う噂を発端とする下層の中でも最も貧しいエリアの住民達の暴動以後、Satyamの中に暴徒と信者たちの屍を閉じ込め、ゲートの扉は硬く封印されていた。
そして、地中に埋まった黒十字に寄り添う11の赤い繭(コクーン)の内部は、防護壁によって封印された再奥の第2と6を除いて、薄暗く病み──内側から急速に爛れ腐敗し、土に転じ、原子分解されつつあった。]
── 現実世界<Mundane>/東部・教団本部 ──
[中央部の電波塔崩壊の余波を受けて、幾つもの赤い繭が内側から腐臭の酷い赤茶色の液体を流し──崩れる。溶解した繭は、下層エリアに沁みだし、不気味な雨を降らせた。
教団施設内部と、暴動を起こした下層民へ向けて、報復の為。
アレックスが散布したPGMは、粛正の日に備えて信者たちが製造していた──原子分解PGMの試作品だった。]
「ねえ──、あそこに崩れて見えてるのって、もしかしてメガロポリスの基盤の一部じゃ…」
「違うわ、黒い十字架みたいな形よ」
「やだ、汚い 雨──酷い臭い」
「この辺り、地盤が沈下してない?気のせい?」
── 現実世界<Mundane>/東部・教団本部 ──
「上には行けなくなっちまうし、変なPGMはバラまかれちまうし、あれに当たったヤツは、腐ってゾンビみたいになって死んじまった。」
「取りあえず、東はもうダメ。」
「通路を閉鎖して、西側に逃げるしか──」
「ねえ、ママ、これからどうなるの?」
[黒十字の通路跡と、セシリアのMasterだけを再奥のSatyamに残し、教団本部はセシリアが戻れぬうちに崩壊し、*墜落しかかっていた*──。]
師匠のPGMは解析するだけ無駄、という噂もにはあるんですよ。
主にラボの台所から半径2mくらいでですけれど。
[言うが、内心に渦巻くのは恐れ]
(確かに、そそっかしくて確認を忘れちゃうのは悪い癖って言われてたけどー!)
[Cubeを操作]
[三重の網はトビーを捉えようと殺到する]
[酷く冷たく紡がれる声音は雨の如く]
あなたの攻撃はあなたに返る。世界は反旗を翻す。
[待機PGM/受動的防御壁]
[指揮者を中心とし捻れた三角の環が発現。光を放射。]
――Möbius Ring.
[トビー=コンダクターの身に殺到しようとした全てのPGMはその環に乗ると弧を描き、Kotとその周辺に居たRebeccaへと跳ね返された。指揮者は右の腕を掲げ、銀色のタクトの先をKotへ向けている。]
宿題だ。次に会う時までに対抗するPGMを作製するか打開策を考えておきなさい。名は体を現す。
うわ、うわわわわわっ!?
[跳ね返された火矢と網が眼前に迫る]
[慌てて"NOE"の展開範囲を拡大]
[矢は九重の二重目で、網は三重目で相殺され消滅]
まだ宿題は出るのか。
間違えてるらしい師匠を持つ弟子としては、
複雑な心境です。
[トビーが立ち去るのを見送り]
……このままじゃ、勝てないってことね。
── 現実世界<Mundane>/中央部・電波塔(柱の間) ──
…──部屋?
[ふせた睫毛をゆっくりと上下させる。
疑問の言葉に合わせ、鎖骨の下の肌が震えた。]
《──…》
[PASSを受け取る。]
何処へでも、行きましょう。
―現世/中央部・どこか―
[重なるように見える風景を見る。]
[いつでも動けるようにという状態は変えず。]
―― あ。
[見ている先で、コットが師匠の頭に蹴りをいれた。]
[見事なまでに入っていた。]
── 電脳世界<Utopia>/Closed・Morgan's ──
[その場所では、接続を行わなくても跳ぶ事が出来た──]
《...PASS:REINCARNATION》
[セシリアは瞳を閉じ、モーガンのClosedスペースへ]
[振り返る]
弟子は師匠を超えるのだろう?
超えてボクにその先を見せてくれ。
生と死を超越し遥かなる星幽界をもまた超えた更なる更なるその先を。
でなければ僕は実験を行うだけ。
種を芽吹かせるだけだ。
[善意溢れる笑顔を浮かべた]
[その背景には、無骨で無垢な白き巨体が静かに空から降りてくる。側面の一部に切れ目が走り、無数の小さな矩形ブロックとして内側へ折り畳まれてゆくように入り口が開く。指揮者はその中に*乗り込んでいった。*]
ゲームに興じるのを止めた――?
[オネイロス/破壊対象ではないのか?]
[疑念は、消えはしないが。]
[Kotの攻撃は、弟子による挑戦というものに分類/否、違和感。]
[手助けは出来るようにと体勢は整えている。]
――大丈夫ですよ、お嬢様。
[巻き込まれないようにという少女に、レベッカは微笑んだ。]
―電脳世界/Closed Morgan's Space―
[さざめかぬ空間。その中に老人は立っていた。]
さて…君は私に何を与えると言うのだね。
[無表情のまま。]
[When?]
[Dorisの光点は既にない。しかし――]
[Utopia/Closed.]
―― Utopia/魔窟 ――
[暗渠たる空間に仄かな光が差し込む。淡い燐光は、珍しく姿を現している補佐AI――蒼黒の布で包まれた巨体な何か――従えたまま歩き/移動し、銀色のタクトと88の鍵盤を鳴らす指揮者。]
[underの町並みはどこか無機質な印象を与え、ようやく見えた草の生える地面を見て、微笑む]
めずらしい。ちょっと弱いマシンだと処理に手間取りそうだけど。
牧場、かな。
[見渡せば、小さな牧場らしき敷地と、劇場があり]
何かのアトラクション?
―― Utopia/魔窟 ――
[周囲には白い蜘蛛糸のようなものが。会話を盗聴されないものなのか、何かを遮断する為なのかは分からない。]
やあ――Doris。
[鮮やかな笑みを浮かべる]
駄目だな。
手紙を失っては――僕からの折角の招待状だったのに。
[B/U(バックアップ)によって魔窟で再生されるであろう黒い女神。皮肉げにトビー=コンダクターは口元を笑みの形に歪める。]
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