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[ベルトに固定したケースから、小瓶にいくらか中身を移し変え、
窓から差す薄暗い太陽に透かせてみる。]
死んだのは2人。
人狼も2人ということだけど、ルールを読んだ限りでは
一晩に2人もいなくなるのは変だわ。
それに……殺したくなる周期はどれくらいなのかしら。
[身勝手で傲慢な貴族の遊び。けれどそのルールは絶対で。
瓶をしまい、髪をかきあげてため息一つ。]
この間からどうも夢見が悪いけど、
いよいよ死神が迎えに来てくれたのかしらね?
[自嘲的な笑みを漏らせば、*バーカウンターのあった部屋へと*]
[結局殆ど眠ることはないままに。ベッドに座ったまま昨夜の惨状を思い出す。]
……シャーロットさんはどうやって殺されたんですかね。
ネリーさんのように人狼に……?
しかし氏の伝言じゃあ殺せるのは1人って話では……
[思い出す、ナイジェルについた夥しい血]
……。
触れたときについたんですかね……
[何時の間にか机に突っ伏して眠っていた様で、瞬きゆらりと身を起こせば、差し込む西日に照らされる男の寝顔に眼を細め、右手を伸ばし再び男の頭をそっと撫で首を傾げる]
「ナサニエルも、一人は、寂しいの、かな
でも――」
[音の無い小さな呟きは空気に解ける事も無く、傍らのベットで眠る青の少女を染めるあかすらも、差し込む温かな橙の光に和らぎ、ゆったりと時の流れる夕暮れは何処までも穏やかで、惨劇の幕は既に上がっていると言うのに相変わらず*何処か遠く*]
[スツールに一人座り、水割りを身体に流し込む。]
Gilbert……
[ぽつり、呟く名前は誰のものだろう。
物思いにふけるその背中は少し寂しそうにも見えて。]
[部屋を出て、広間へと向かう。]
……少し片付けるかね……
このままじゃ……なぁ。
[血の飛び散った現場に軽く頭を振り。
無駄だろうとは思いつつ血を拭いはじめて]
…ナイジェル。
[目覚めたナサニエルはその次の瞬間から、近くに居てくれたのだとわかる少女の寝顔を見つめ、そっと手を取る。
幸せな夢を見たように思った。
広いだけの暗い世界、光も暖かさも無くそれを求めて彷徨い――]
手を差しのべてくれた天使が、おまえの顔をしてた気がする。
[神聖なものに口付けるように少女の手へ触れるか触れないかのキスを落として、ベッドで眠るシャーロットと揃いの青いワンピースを身に纏っていることに小さく笑う]
そうしてると、まるで…姉妹みたいだ。
[夜の闇の中に色を失ったシャーロットの白い頬が浮かび上がる。
染めるあかを除けば、シーツにくるまるその姿は、待ち人から目覚めるための口付けを待つ姫のようですらある]
…おまえがキスしてやったら、今にも起きてきそうだなナイジェル。
[――瞬間のフラッシュバック。
彼女を永遠の眠りにつかせた少女は、揺れる瞳でナイフを胸に突き立て……
ナサニエル.はゆるり、首を振る。
まだ体温の残るブランケットで少女の体を包み]
水、飲んでくるね…
トマトケチャップじゃあ、なさそうだ。
[血を拭っているらしいルーサーに皮肉な調子で声をかけても、顔は色を失っていき、声が掠れる]
…他にも誰か、死んで――?
[心臓はごとごとと音をたててナサニエルを苛む。
壁に手をやり広間から顔を背けても、喉の渇きはより激しくなった]
[やはり夥しい量の血は拭き取れるものではなく。
さてどうしたものかと思案に暮れながら]
……トマトジュースでもありませんね。
ネリーさんが死にました。
恐らく人狼に……
[小さく首を振る。]
ネリーが……!
[湯気のたつ料理を抱えて広間へ入ってきた時の、彼女の姿がありありと浮かび上がる。
たくさんの者達に手伝われて楽しそうに笑っていたのは、ついこの間のことだったのに。
恐らく負っていたのであろう辛さや悲しみを洩らすことなく、ネリーを思い出す時浮かぶのは、彼女の人を気遣う微笑ばかり。
――だがそれが二度と還ってこないことを悲しく思うよりも、ナサニエルは今]
人狼がネリーを殺すところを、……誰か見たのか?
……いえ。
ほんの一瞬、目を逸らしていた間に。
殺されてましたよ。
あんな一瞬の間に人一人殺せる人なんて……
普通いないでしょうよ。
[ネリーの首を裂き、それを悟られずに居られる者など。]
そう、か…。
[ナサニエルは小さく息を吐く。
…少女が昨日シャーロットを手にかけたのが中に居るセシリアのせいではなく、人狼の薬のせいだったなら?
そう生まれた思いからか、人狼がネリーを殺すところを見た者がいないと聞き、がっかりしているのかほっとしているのかわからない]
ほんの一瞬目を逸らしていた間に。
確かにそれは、普通じゃない。
[いや、ほっとしているのかもしれない。
そんな人狼が屋敷に潜んでいるという恐怖よりも何よりも、尋常ならざる殺し方は、少女のそれと合致していない]
ネリーはどこか、別の場所に移したんだな。
…血を拭くの、手伝おうか。
[ベッドの中で身を縮めた状態でゆっくりと瞼を開く。眠れた感じがしない。目をつぶれば昨日のネリーの姿が浮かんできて。その度に涙を流して。今ではもう出ないのではないかと思うくらいに零し続けた。ゆらりと起き上がれば浴室へと向かい。鏡で己の顔を見れば眉を顰める]
…酷い顔。
[涙の痕を流し、泣きはらした眼を癒すかのようにシャワーを浴び、クローゼットから黒のワンピースと同じく黒のジャケットを取り出し着替える。それはまるで喪服のように見えるか]
[部屋を出れば皆の居そうな場所──広間へ足を向けるが、入り口手前でぴたりと足が止まる。昨日の事が甦り、足を進めることを拒む。一度深呼吸して気を落ち着け、どうにか一歩踏み出して]
…こん、ばんは。
[中に居たルーサーとナサニエルに挨拶する。その顔には強張った微笑が張り付いているのだが]
[目覚めると部屋は仄か月明かりに照らされ暗く、男の姿はソファに無く変わりにブランケットに包まれていて、移した視線の先で青の少女は目覚める筈も無く眠り続けて居て、ゆらりと立ち上がればクロークからレースのポシェットを取り出し、其処に入っている首輪を確認して硝子細工の聖母を入れ、肩から斜めにかけてベットへと歩み寄り、青の少女の頬をそっと撫ぜ]
「行って、来る」
[囁いて広間へと向かい其処に居る人達の声に入り口で立ち止まり、ゆっくりと瞬いて一拍の間を置きぺこりと一礼して、あかの残るソファへと視線を留めて微か眉根を寄せ瞑目]
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