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[遠くまで探しにいって、ヒューバートが居なくなってしまっていたら本末転倒だ。一番近くにあった掃除用具のある部屋から綺麗なバケツを二つ選び、片方は被る。そして文化帚を一つと、チリトリを一つもって戻ってきた。]
[無言で、ナサニエルに帚とバケツを差し出した。]
>>56
[バケツを被った状態でその意見を聞き、ぱちぱちと瞬き。
うーんと首をかしげた。]
[そしたらこれじゃない方がいいかな?と掃除用具を見る]
[教官の噂話は好きだった。
よく、彼女や、昔はもっと沢山いた友達と、そんな話で盛り上がった。
自分の指定席だった窓際に目をやる。そこは当然空席だ]
……あの。
ロリコンはあんまりじゃありませんか?
[ひとしきりくすくす笑ってから、真剣な顔になり。]
何を言っているのです。
『希望』は、そこらに落ちているものではありません。
自らの手でもぎ取るものです。
違いますか?
[その「これから」が、どれだけあるのかはわからないが。
残された時間を大事にしたいと思う。
……政府の都合で、殺されてなどやるものか。]
私にとってあなたが生きているということは十分に意味があると言ったところで、当の本人に伝わらなきゃ意味がないのね……。
[...は、仮に自分が収容者で、落とされることが決まったとなら、どう感じるだろうかと改めて考えてみることにした]
You are all I long for
All I worship and adore
In other words, please be true
In other words, I love you
[キャロルのナイス口撃。
「あら、先生ってば結構ロリコンだったのね!」には物凄く同意する顔で高らかに笑いながら登場してヒューバートを指差し、やぁいとか何とか言ってやりたかった]
(が、我慢。我慢だ俺…)
[ぐっと握りこむ拳。
ここで騒いだらせっかくの好機が無駄になる。
そう思って窓にまわるべく駆け出すことにしたから、キャロルが真剣に未来の希望についてヒューバートに尋ねる言葉も耳にすることは無かった。
だけどもその窓への駆け出し第一歩目を転ばせかけたのは誰あろう、バケツ人間コーネリアス]
………。
[やばい、笑いそう。
だけどもここで笑ったらせっかくのコーネリアスのやる気に水を差す。引き攣った顔でバケツと箒を受け取る]
な…ナイスだコーネ。
次は食堂の中で会おうっ
[己もバケツ人間へと変身し、箒もしっかり両手で握って風のように迂回し、窓側にまわる。
ヒューバートが振り返りでもしない限り、キャロルからなら目撃されてもおかしくない位置へと到着している]
[プラバケツ兜とちりとり鉄扇モドキを装備した、食堂を覗く不審人物。バケツから覗く長い白い髪と一風変わった服装で、それが誰であるかはすぐにわかる。]
なにやってるの、コーネリアス。
そんな武器じゃブリッグス先生は倒せないわよ??
[けらけらと可笑しそうに笑いながら声をかけた]
[錯覚のような人影から視線を外し、真剣な表情のヒューバートを睨み返す]
あたしの希望は、外に出て、ギルバートや、セシリアや……あんたと同じように大切な人と生きることよ。短くても。
もぎ取れと言うのなら、ここから脱走しろと言うこと?
[彼らがキャロルを残したことには、彼らなりの理由があるのだろう。
しかし、それは明かされない。
願ったこと全てが叶うなんて思っていない。
ただ、叶わなくともせめて、願ったことに返答が欲しかった]
それもありですね。
[真顔で、さらりと言う。
彼女がもっと早くそれを実行していたら、その願いは叶ったのだろうか。]
もっとも。
その前に、荒事担当の僕を殴り倒さないといけませんが。
[のほほんと笑って、コップの水を飲む。]
>>64
ひゃっ
[ナサニエルが行ったのを見送り、ドキドキしながら待っている所での一声に、思わず声が上がり両手で口を押さえる。
しかし、ソフィーに見つかってしまっては意味が無い。
とりあえず振り返って、しーっと人差し指を唇に当てるが、すでに笑ってしまっているソフィーは静かにならないだろう。
うーんと少し考えて]
え、えいっ
[もし避けられなければ、軽いチリトリの平たい面がソフィーの頭に当たる、パコンという音がするだろうか。
軽く証拠隠滅するつもりらしい。]
[窓の人影が、ナサニエルであることを認め、一瞬意識がそちらに動く。
しかし、返された言葉には笑った]
そっちはありだけど、試験で手を抜いたり、出たいと訴えることは、自主性とはされないってことね?
出たけりゃ、アンタを倒さなきゃいけない、と……。
[笑顔を消し、考え込むように、視線を遠く、窓の外に這わした]
いたっ!
[笑っていたところをちりとりで叩かれたのだから、避けるどころか、手で防ぐことすらできるはずがない。
ちりとりは頭に見事に当たってしまう]
いった……。なにするのよ、コーネリアス。
あなたが倒さないといけないのはブリッグス先生!
[少し赤くなったおでこを抑えながら、かるくねめつける]
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