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── 現世<Mundane> / 西部(車中) ──
この……地図上のドットの場所に誰かが居る、のか。
[車を走らせていても、廃墟と化したハイウェイは気味が悪いほどの静寂。ドリスから遠ざかるために、距離を稼ぎやすい大通りを選んで来た所為で、セシリアは、出発地点になった西部の空中庭園の近くに戻って来てしまっていた。
ふと見覚えのあるマークを大きく陥没した道路に見つけて、セシリアは急ブレーキをかけた。素早く、車外に降りたセシリアがそこに見つけたものは──]
≪分かった。
痕跡を残さずにそちらの仕事を請負うよ。≫
[軽くどのような状況なのかDataを求め、]
≪こちらも少し用件があってね。
10分程待って欲しいが……妙なCODEだって?
妙なCODEなら、……調べられないのかい?≫
[口にしない何か。]
少しUtopiaに潜る必要が出来てね。
潜りがてら、Irvineの様子も見ようと思ったけれど。
――…やっぱり、空中庭園に行くつもりかい。
[少し呆れたように。その機体は、周囲の展望を眺め易いように、乗客が乗れば真っ白い機体の表面はクリアになる仕様だった。]
[機体の体積が3分の1ほどに減少するほどはげしく変形し、赤黒く染まった白の大型ワゴン。空中庭園前のステーションで別れた、信者たちだった。]
生身の身体は、壊れやすいですから──ね。
[セシリアの声が掠れる。
白いボディスーツ姿のセシリアが道路断面の際に立つと、小さな瓦礫がパラパラと地上に落下した。]
[とりあえず気を取り直して服を着け、"Luth"を伴い店へ戻る]
["地図"を表示させ][表面をなぞっていた指が止まる]
お店の前?
どなたかしら。
[まるで警戒することもなく、店から裏通りへ]
─ 現世<<Mundane> / 南部学術区域 電脳街 ─
― 現実世界<Mundane>/西部区域:マーシュ邸 ―
[コンダクターの了承の声に、喜色満面で口笛を吹く。]
《あんがとトンビちゃん。大好きよ☆
俺っちもAIの開発に関わってるかんら、解析できなくもないんだけどサ――》
[このコードはやはり今の異変の主原因かもしれない――と基本構成を切り出し、検疫措置しながら隔離コピーした。
トビーにファームウェアの仕様を転送する。]
《十分ほどね。じゃあ、待ってるばい。》
[そうして、一旦彼の元から意識を戻した。]
ん。問題ある?
あたしも観光に来たわけじゃないし、できればここに来た目的を何とかしたいんだけど。
どーも、UpperもPublicも反応がないんだよね。
[ゴーグルのレンズに一瞬移るのは、白]
Underは行ってないからわかんないけど。
トビーがUtopiaに用があるなら、それ済ませてきたらどうかな。
その間に、後のこと考えとく。
【観光だけじゃなくて一帯を見渡せるのもあったんだけど。西部に映る点は……4つ。かな。二つはあたし達、一つは恐らくおじさんで、後一つが誰か。Irvineが消えたのはどこだったっけ】
─ 現世<Mundane> / 南部学術区域 電脳街 ─
[南部の光点を選んで接近した理由は、単に単独行動をしているようだったからだった。
現れた姿が、Utopia上で遭遇した少女のものだったので、少し驚いたような表情を作った。
それから、頭を下げた。]
──問うことをお許し下さるのなら、答えを下さい。あなたは、何故MAP上に表示されているのでしょう。
── 現世<Mundane> / 西部・廃墟ハイウェイ ──
[セシリアは迷いの無い動作で、クラッシュした教団のワゴンの元に飛び込んだ。
手元には、PGMを付与した透明な針。
生存者が居たならば──セシリアはその針でトドメを。
けれども、ワゴン車に乗っていた信者全員が、すでに数刻前に死亡していた事を確認すると、何時もの──完璧な微笑を口元に浮かべ、車に戻った。]
[セシリアが再び車にもどり、何気なく地図上を動くドットに目を向けた瞬間、1つの点が消えた────“ID:Irvine”*]
[男が向かった座標と、消えた光点の座標は一致した]
ヤハリ、ソウカ。
―――行クゾ。
[キマイラに跨り座標へと飛ぶ/男が門から移転するのと同時]
―― 電脳世界<Utopia>/Closed・Irvine space ――
ついていってもいいなら、ついて行こうかな。
考えるだけなら、Utopiaにいっても大丈夫だし。
Closed? 行こうとしてるの。
[ゴーグルを被り、フィルムをウエストポーチの中に仕舞って、Utopiaへとアクセスを開始する]
いや、ちょっと弟子を思い出して。
[肩を竦め、機体に乗り込む。]
じゃあ、後の事は宜しく頼むよ。
着いたら空中庭園まで歩きは出来るけれど…そうだなあ、芝生にでも寝転がっていようか。
[後半になるにつれ、呟くように。]
――っと、何だ。着いてくるのかい。
ああ。Closedに。
少し困った事態が起こっているようでね。
副業の力を貸して欲しいようなんだ。でも、邪魔はしないで欲しいし、他言は無用だよ。
[双眸を細めて目尻が吊り上がった様は、微笑が漂う。]
―― 電脳世界<Utopia>/Closed・"the Inquistion" ――
[アーヴァインの個人空間前、黒は魔獣の上から黒目を向ける]
[瞳孔がキュルリ開き、アナライズ]
"the Inquistion"/審問所ネ。
何ガ出テクルカナ。
[ドアに刻まれた暗号を分析し、口が薄く開く]
[漆赤の裂け目の奥で光がちらつく]
―――カカレ。
[中に誰がいようと関係ないと、攻撃(アタック)]
MAPってこれのことかしら。
あなた確かお爺様の所で会ったAI、よね?
["地図"をひらりと示し、ステラを見る]
[またしても無遠慮な視線。AIを見るAI製作者としての目]
どうして、って言えば"手紙"……地図ね。
これをもっているから、らしいわ。
だからわたしはここに示されている。
それじゃあ──
あなたはどうして、"地図"に表示されてるのかしら?
[ごく僅かな変容が口調に表れている][気づかない]
― 現実世界<Mundane>/西部区域:マーシュ邸 ―
[気晴らしに空中庭園の定点カメラ映像を覗くと、少し隔たった脇の道路をホットピンクの車が通り過ぎてゆくのが見えた。
目に鮮やかで印象に残りやすい車だ。]
(あの車は確か――)
[今は確認している時ではない。一旦、その画像データを保存しておき後で検証することにした。
トビーを待つ間の空白の時間に、様々なことが思い出される。
圧力団体の来訪。ヒューマノイドの窃盗事件――]
[人工子宮-artificial uterus-による分娩が、母体への安全性や出産の確実性、効率、時期のコントロール等々、様々な合理的観点から優位な手段であることは社会的合意となっていった。
多くの女性が妊娠と出産から解放される一方で、性行為不要論が現実的な議論として為されるようになった。
自然妊娠を信奉するフェミニスト団体の一派と、性行為不要論を唱える勢力。相反する政治的立場のグループが、性産業の規制に関しては立場を同じくしているのは皮肉なことだった。
その中でも、子供を管理したいという要求は合意を得やすいものだっただろう。
誕生してから十八年未満の“未成熟”な人格が性的接触を持つことに反対する立場から、児童に供与する義体に性機能をつけるべきではないという主張がなされた。そうでなければ、親の管理下に置くことができるよう“鍵”がかけられるべきだと。
大昔にアフリカで行われていた女性器割礼や、去勢を思い出させる話だった。]
[“未成熟”な人格を“保護”するためだったはずの要求は、やがて完全な人工物であるヒューマノイドへの規制をも求めるようになっていった。彼らは十八歳以下の外見に見えるヒューマノイドを“準児童”であると定義し、これらの性機能に対しても法的な規制が必要であるとした。
どのような定義をもって“十八歳以下に見える”とするのかは議論が絶えない問題だ。行政区域によっては条例によってセクサロイド所持が非合法化された地域もあるが、全面的な規制を巡っての議論には未だ決着がついていない。
とはいえ、激しくなる世論の風当たりを前に、業界団体も一定の自主規制を要するようになった。]
[Kotのひらめかした地図、また彼女の言葉に、頷く。]
──私が貴方の所持するMAPに示されているとすれば、現在断定できることは「活動を維持しているから」であると思います。
[ようやく、少女の視線が不躾であるという事に気付いたか、少し苛立った風に。]
MAPが共通因子であるということは、興味深い発見です。
大丈夫よ、邪魔なんかしないし、あたしだって言っていいことと悪いことの区別はついてるつもり。
[機体へと乗り込むトビーの後を追う]
ただ。若いゆえに好奇心旺盛なの。
[指をキーボードへと走らせる]
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