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[トレーニングを終え、自室で着替えていると携帯端末がメールの着信を知らせた。
シャワーで濡れた髪を乾かしながら、至急とチェックの入った内容を確認する]
大事な話、ね。
[まだ濡れた髪を強引に結って、キャロルは部屋を出た。
食堂へ]
[無線端末は繋げたままポツリと]
……ナサニエル、そうしたいのは山々なのよ。
[気を取り直したように努めて明るく]
タルト!
それは楽しみだわ。
……さしずめ激励会ってところね。
【携帯端末】
その手の語彙が不足しているのはご存知でしょう?
ううん、気が重い。
せめてもう一人、口の達者な方を残しておいてくれれば。
[ぶつくさ言いつつも、覚悟は決めつつあるのだが。]
【携帯端末】
押し付けちゃってごめんなさい。
フォローしますから。
さて、私も食堂が近づいてきました。
[彼がまだ食堂に到着していないのならば、入り口で出会うだろうか]
――自室――
[ドアがノックされ、向こうから馴染んだ声が掛けられた。入るよ? という言葉とIDカードの認証音が連続して、私は押しとどめるタイミングを失った]
『大丈、ぶ……って。大丈夫じゃないみたいだね、ネリー?』
[声の主は隣室のメイだった。彼女はほんの小さく溜息をつくと、つかつかと私の方に歩み寄ってきた。少し怒ったような、心配したような表情とともに]
『……ひどい顔、してるよ?
もう、そんなん……と。
どうしたのかな。なにがあったんだろ?』
…………。
[足元に屈みこんで見上げてくる瞳には純粋ないたわりと心配の色。悟られたくなくて私は目を逸らした]
『話したくないなら、聞かないんだけどさ。でもね――』
[そう言ってメイはカーペットの床に座る。三角座りにした背を私の脚に持たせかけた様子はまるで私の意など介さないよう。けれど膝を抱えて壁を見つめた彼女から放散される感じ(フィール)は、紛れもなく私を気づかうものだった]
『――あたし、さ。
ここ、出ることになったみたい。
だから、あたしが話すよ。
聞いててね、お別れになるんだし』
[声も言葉もはっきりとしていた。疑問符の余地など入らないくらい。
そして、彼女は語り始めた。これまでの記憶や、思い出の数々を]
――自室――
『――最初にネリーと話したのって、10年以上前のことだよね。
遊戯室で。あの時居たのはステラ先生じゃなかったかな』
[頷いて、思い起こした――
「あなたたちに個人名は“与えられて”いるけれど、家族名は無い。けれど、だからこそ逆に、自分の好きなものを選んで付ければ良いのだ」――と。
初めて自分で手に入れたもの。それが名字だった]
『うん、そう。先生が言って。
あたしは花が好きだったから【Flower】の単語札を選んでさ。
他の子たちも思い思いに選んでたっけ』
『ネリーはずっと単語札、探してたよね。手伝ったの憶えてる?
ないないないー、って言って、ネリー、泣きそうになってた』
[そうだったろうか? と私は改めて記憶を辿る。
確かに、メイが手伝ってくれたのは記憶にあるけれど。
そんな憶えは無くて、む、とした視線で彼女の背を見つめた]
『……なってたんだよ。
怒ったようなふくれっ面でステラ先生のとこにいってたけど、
あたしには分かったんだ。
ああ、この子はもしかすると全部気づいてるのかもって。
だって、ね?』
[小さな身じろぎが私の脚に伝わる。頭を上げて振り返ったメイと、私の視線とが交錯した]
『だって、あの時、ネリーは――
【Hope】がない、って言ってたんだもの。』
[メイは小さく微笑した。どこか哀しげな、清澄な表情だった]
[気を引き締めつつ食堂へ向かうのだが、急ごうとすればするほど両足が重く感じられる]
もうみんな集まったかしらね?
[やがて見えてくる食堂の入り口。人気はあるようだ]
>>35
[う。と息をつまらせ]
>>36
あ、あはー…。
[3人の中から誰が一番女の中の女か!
それは残り2人に対して失礼なのではないかと思ったが、あえて言わなかった。そしてわからない事が3人全員に対して失礼だったのかと思い、うーんと頭をたれ。
行こうと促されれば素直に食堂へ向かう。]
[ベリーのタルトを持って、厨房から出てくる。
どうやら、昨日の作り置きを取りに行っていたようだが。]
全員集まったわけではないようですね。
もう少々お待ちください。
ああ、タルトも。まだ食べちゃだめですよ?
[タルトを食堂のテーブルに置き、上座に着席。]
[いつもの席に座り、食堂に訪れる人たちを横目で確認する。
ラッセル、ナサニエル、コーネリアス……残っているのはもうこれだけなのか。
その少なさに驚いた。
確かに収容者はどんどん減っていた。
けれど、いつの間にこんなに少なくなってしまったのだろう。
椅子にもたれて、人数には不似合いな大きさの食堂をぐるりと見回した]
失礼します。
[共に来た二人の様子も気にせず、扉の傍らで一礼。
ヒューバートが着席したのを見、自らも椅子に腰掛ける。
無駄な言葉は何一つとして発する事無く。其の時を待つ]
……っと、ああ。
取り皿とシルバーを持ってきていなかった。
ちょいと失礼。取りに戻ってきます。
[一時厨房に引っ込んでから、取り皿とシルバーを持って
戻ってくる。]
遅れて申し訳有りません。
[...も遅れて食堂に到着。既に着席しているヒューバートに一礼してから、全員の表情が見える位置に座る]
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