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[luterを飲み込まんと黒い闇を侵攻させながら、もう片腕にしがみつくPCを不思議そうに見つめる]
お前はさっきから何をしている。たかが我の腕一本を拘束し続けてもそれ以上の価値は無い。だからと言ってそれ以上の行動を起こす様子も無い。一体何がしたいのだ。
悪いが今のところ貴様には興味は無い。
だが単に、我に飲み込まれたいのであればそれでも構わん。
[その紅い双眸が睨み付ける]
私は貴方の眷族(series)ではない。
──貴方の唇は焔で灼いてしまわなければならない!
私は── 【本当に?】
[かかる疑問と負荷を押し退け、
十字架を握り締める悪魔の手を切り裂かんとて。
待機態勢になっていたTwinsを発動。
罪を浄化せよ、]
『『Dies iræ,』』(ディエス・イッレ)
[否、──灰燼に帰せよ!]
[何故涙が溢れるのだろう。
倒れた自分がまだHarveyに手を伸ばして居る事に気付く。分からないまま首を振り、義足のバネで立ち上がると、紅い瞳をじっと見つめ、背中からHarveyを抱き締めた。]
──あなたはじゃあ、誰?
[掌はゲル状に、その形を保っているのかどうかという状態で少しずつlutherを飲み込もうとする。表面は黒いが透明で、まるでスライムのようだ]
邪魔はさせん。
[体から突然透明の障壁が放たれ、lutherの干渉を次々と帳消していく。対照的にそのスライムはじわじわとlutherを包んでいく]
[両腕をHaeveyの腰に回し、クリスタル化した両手を組む。フォトニックフラクタルが無意識の判断で両腕から発動し、その場に渦巻く力をGeneの内側に抱え込み混じり合おうとする。
その行動はHarveyを止めようとしているのか、逆にLutherからの防御であるのかは判然としない。ただ、Harveyを離す気は無い。Geneの身体からまた血がだらだらと流れた。]
あなたは、ハーヴェイではないの?
……答えてよ。
・・・・・・
[hervey。一体それは何の名前なのだろうか。
名前であるという事は認識している。だがそれはこのアバターの名前か。それとも現実から切り離されたこの人格の事か。ではなく今このアバターを掌握している混沌か。
混沌には名前など意味があるのだろうか。混沌は混沌でしかなく、ゆえに混沌には名前という概念など存在しない。だが今herveyという単語を名前と判断している。
では、一体何がherveyだというのだろうか]
冷たい死の味だ──。
何も生み出さない、虚無そのもの。
−死を想え。
私はNIGRED。
−内なる闇と対峙、話をし、再生へと譲り渡す、死。製作者から、つけられた名です。
−死は、生くる手段。
[透明の障壁を受けようと、幾度も幾度も。
スライムに包まれた手。
握られた十字を、ギリと押し込んだ]
[まるで瞳がチカチカと点滅するように、赤と白の光を交互に放つ。
闇を振り払えば死。受け入れれば混沌。最善の答えなど、このフィールドに最初に踏み入った時点で失ってしまっていたのかもしれない]
[硬い十字が胸にめり込む感触。
SP_Queen_Pallas──つまり装備された黒い球が、Geneの物では無い甲高い少女のもと思しき悲鳴をあげ、砕け散る。十字架の切っ先を巻き込んで。]
【Pallas Queen ぼくの彼女…あぁ、だけど。】
[Harveyの身体をぎゅっと抱き締めたままで、「少年」と言う声が聞こえた事への安堵なのか、意識を失い掛ける。]
ハーヴェイ、…嫌です。
[また涙が溢れる。]
[「memento mori」が冷たく侵食していく。
欠片のように遺された正常な自己など、
──Audreyが破壊されてしまったのなら、
「memento mori」と引き換えに喪ってもいいような愚かな判断が導き出されそうだ。──Like a Human。]
[十字がherveyに突き刺さると、四方向へと直角に太い針のように棒が伸びようとする。──解体するかのように。フォトニックフラクタルは、どれだけ受け止めれるのだろうか?]
[胸元を、首元まで這い寄るスライムに思考が]
僕が自我を失ったら、迷わず僕を消滅させてくれ。
と、あなたが言った。消滅しないで下さい。消滅しないで下さい。
[Geneの周囲でクリスタルが音を立てている。Lutherの「死は、生くる手段」と言う声が遠くで聞こえた。]
【死とは何ですか?】
・・・・・・
[闇という定義について、時々疑問に思う。光が届かない場所も闇と呼ぶし、虚空も闇と呼ぶ。似たような存在ではあるが異質なものである。
若い時分、これについて悩み眠れなかった日があった。そして朝になり、一つの答えを見出した。
闇とは、きっと自分にとって悲しい場所の総称なのではないかと]
もはや死んだようなものじゃないか。
既に、僕が生き残る術など残されていないじゃないか。
あがくだけ、苦しむだけじゃないか。
もう、考えるのは嫌だ。
[何も考えたくない。
悲しみたくない。
苦しみたくない。
死にたくない。
でもいつか死は訪れる。
それを回避するための研究を続けた。
でも僕は、それすら恐れた。
死という概念と、向き合う事を常に避けてきただけだった]
[そして、それを乗り越える強さすら持ち合わせていない。成長するような年齢でもない。
全てから逃げ、自覚しないうちに朽ちるのを望んだだけ]
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