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[ナサニエルの後に厨房につく形で棚を漁り始める。]
私も小腹がすいたな、と思ってね。
起きてから口にしたものは紅茶だけですもの。
[と言って何か作り始めたものの、本当に"おつまみ"程度のものしか作るつもりはないらしく、動作はゆっくりとしたもので。
上等そうなワインを見つけると、これでいいかと手にとって。]
……困ったなぁ。
[屋敷の廊下。
自らと菫の少女が使う部屋の扉に背をついて、溜息を吐く。此処に来た時は手ぶらだった。大事なものが手元に無い。今更になって、それが重大な問題だということに気づいた。]
どうしよう……
[そうぼやきを繰り返しても、意味はなくて。
ゆっくりと廊下を歩き出す。人の気配を自然と察したのか、広間の方向へと。
そしてその手前、廊下で見止めた人物に]
――あ!
[駆け寄った。
自身をこの屋敷へ連れてきた張本人。
アーヴァイン。そんな名前だった。]
ああ──そちらの方が納得出来るわ。
悪魔に魂を売り渡したようなものだもの。
同感ね。
偶像に奇跡なんて起こせない…ただの張りぼてだわ。
[クス、と笑いを零し]
あの、あの、わたしの荷物……
[おずおずと掛けた言葉に、彼は色のない表情で告げた。“ワスレモノは広間にある”と]
持ってきてくれたんですか?
嗚呼、良かった。ありがとうございます。
[ぺこりと頭を下げて広間に向かおうとした少女を、アーヴァインが引き止める。
――もしこの屋敷から――逃げ出すことは――警備兵――屋敷に留まれ――此処は自由]
……外は、危ないんですか?
……そうですか。わかりました。
[彼に一礼し、広間へ急いだ。]
[何年もかけて延々と傷を負わされていたであろう肌の真新しい傷跡は、少女の手に依って薬を塗られ癒されていくけれど、少女の言葉には矢張り不思議そうに瞬き、少女が修道女へと問いかけを投げるのすら訳が判らない様子で修道女へと一瞬視線を投げるも、少女が自身を気遣って呉れて居るのであろうと思い至れば一拍の間を空けて素直に頷き]
「判った」
[新たな気配が近付くのに其方へと視線を投げ、其処に同室の少女の姿を見止めれば、先日と同じく肌を晒した侭に嬉しそうにふわと微笑み]
「おはよう、シャーロット」
[広間には菫色の少女の姿が見止められ
何処か安堵の笑みを零す。
見知らぬ人も居た。どちらとも綺麗な翡翠石を彷彿とさせる女性だった]
こんばんは。
はじめ、まして。
[ぺこりと、初見の人々に頭を下げるも
落ち着かない様子で広間に視線を巡らせ
やがて隅の棚に置かれた自らの鞄を見つけ駆け寄る。
中身を確かめる。
大したものは入っていない。けれど目的は一つ。]
……あった。良かった……。
[100粒程の銀色のラベルの錠剤。]
[ちょうど簡単に作ったカナッペと厨房から拝借したワインを手に広間の入り口に立った所で青い髪の少女を認める。]
――はじめまして。ローズマリーよ。
[挨拶を簡素に済ませば、まだ厨房にいるナサニエルに振り返り、多めに作ったからつまむのならどうぞ、と言い残す。]
グラスは自分で持ってきてね?
[豪快な紅茶の飲み方を思い出してか、悪戯げな笑みを称えて付け加える。]
[少女の元で手を指を動かすネリー。 周囲にはステラやシャーロットがおり、それが少しネリーを安心させた。
ネリーは少女に問うてみた。]
ねえ…どうしてこんな傷をおったの?
[きゅ、と錠剤を握った侭
掛けられた声に、会釈する]
ローズマリーさん……
初めまして。
わたしはシャーロット・コールリッジです。
[彼女がカナッペやワインを持ってきた所を見ると、その先は厨房だろう。誰かいるようで少し気は引けたが、厨房の中へ向かう]
[修道女の少女に返す言葉も気にも留めぬ様子で、少女が問うのにじっと其の双眸を覗き、紫水晶の瞳はゆっくりと瞬き刹那――少女とは思えぬ背筋を凍らせる程に冷やかで凍る事すら無い程に甘く艶やかな笑みを浮かべ]
「壊して、しまった、から」
[瞬きの合間に何時も通りの表情に戻り]
「ネリーは、何故、慣れたの」
[首を傾げ青い髪の少女が安堵するのにふわと微笑み厨房へ向かう後姿を見送る]
[ソファまで辿り着けば、紅茶の時のように勧めるわけでもなく無造作に手にしたものを置いて。やや多めなあたり、自分ひとり用ではないということは知れた。]
さぁて、何をして過ごそうかしらね。
[カナッペとワインをつまみながら、与えられた「自由」をつまらなそうな表情で考えて。シャーロットの挨拶に口元に笑みを浮かべ、厨房へ消える様を見送った。]
[――悪魔に魂を。
同じようなものだろうか。
むしろ自身が悪魔のようなものに違いない。喉の奥で笑う。]
――では悪魔の所業ということにしておきましょうか。
[部屋の一つの扉を開けながら、ふと思い立ったように]
悪魔の所業ならこうして貴方の声が聞こえることは皆には
黙っておくべきでしょうね。
[そう呟くと、*部屋の中、闇の奥へ*]
[厨房にいるのは男性のようだ。
初めて見る人物。厨房の奥の食料庫でも覗いているか、彼とは少し距離があり、声は掛けずに。
水道の蛇口を勢いよく捻る。手近にあったグラスに、溜める、水泡沫、溢れて手が濡れた。
ぱちり。ぱちり。ぱちり。
錠剤を五つ。口に含み、水で流し込む。
作用はすぐに出るわけではないけれど
薬を飲んだだけでも気分的に安堵する。
水を止めて、濡れた指で唇をなぞった。]
>>57
[彼女は答えを探している時に笑みを見せたのは気のせいだろうか。]
あなたは――それがどのような形を成しているのかは判らないけど、失ったものが、失ったことがあるのね。
[ネリーは一瞬目だけを下に向け、続けた。]
暴れたから、と言えば答えは簡単だけど。
もっと言えば…自分の身は自分で守らなければならないから。
と言えば正しいのかしら。
[がさがさと厨房奥の食料庫を漁っている間に、ローズマリーの手で手際よく作られたカナッペに目を丸くする]
うまいもんだ。美味そうだし…
[結局自分の手による戦利品なしで彼女に続こうとしたところで、振り返りざまの悪戯げな笑みで一言、釘を刺されて]
…わかった。わかったよ。
何なら人数分サービスしてやる。
[多少は恥じらいを感じた様子でカチャカチャ上等のグラスを複数、かち合わせる音をさせながら盆の上に載せた。
ついでに蛇口を捻って自分のグラスと決めた中に水も入れている所に、見慣れぬ少女が入ってくる]
あんた……あんたが、シャーロットって人かな。
そりゃ薬か何かか。体でも悪いとか?
[錠剤を続けざまに五つ水で流し込んで、濡れた指で唇をなぞっているところに声をかける]
…神の花嫁ならぬ、悪魔の花嫁ね。
[ふとそんなことを思い。それまた一興と言うように笑みを浮かべ]
こんな力を下さった旦那様は誰なのかしら?
[どこか楽しげに呟く]
>>61
……え?
[きょとんと振り向く。
彼が自らの名を知っていることに驚き
ぱちりと不思議そうに瞬いて。]
はい、そうです。わたしが、シャーロット。
これは唯の精神安定剤。
病気、と言えば、病気なのかもしれませんけど……
[怪我よりまし。と菫色の少女を想い、微苦笑して。]
貴方のお名前も、聞いて、いいですか?
[少女の問いに小さく小さくそっと息を吐き首を振れば、続く答えに更に一拍は少女を見詰め瞬き、逡巡の後に口を開く]
「ネリーの、探し物、きっと、私、持って、無い」
[恐らくは自身の傷に興味を持たれている事も、其処に少女の受けた仕打ちが絡んでいる事も、なんとなく想い描いては居たのだろうけれど、申し訳無さそうにふるふると首を振り、浮かぶ微笑みは何処までも優しく儚く]
「もう、怖く、無いと、良いね」
[男に投げたのと同じ言葉を唇が紡ぐも、自身には何一つ期待をしていない様子で]
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