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[常人なら発狂する深度で、現実世界と平行しながら電脳世界を視ている]
[――Morganへは晒笑。]
[Rebeccaへ向けて、稲妻の如く*疾るPGM*]
―― 現実世界/電波塔前 ――
[東部で起こった破壊の状況が流れ込む。視野右隅で更新されていく情報]
《――崩壊の中心点はカテドラル・Ω》
《――連鎖的に崩壊が継続中》
《――周辺十数ブロックが壊滅状態》
……"Death Maiden"。
アンタがやったのか。
[徐々に電波塔の柱が近づいてくる]
死の乙女が東部をやったなら、まずくない?
でも、"犯人"じゃなかったはず。
おーわっと!
[倒れている男を踏みそうになりながら、跳躍し、加速する]
もうすこーしまっすぐ滑れたらスピード上がるんだけどなー。
[ゴーグルに挟んだままのフィルムから光りの点滅が見える。消える、光点が一つ]
また、消えた。えっと04……。02がKotだった。……レベッカ?
[消去法で考え、一人の女性に辿り着く]
でも、誰が?
[考える間も、速度は緩めずに]
―― 現実世界/電波塔前 ――
止まれ。
[右手を静かに持ち上げる。
“死の乙女”の額に銃口を照準]
……この都市(まち)中に、あの破壊をもたらすつもりか?
【『ただしき死』――Euthanatos】
[かつて知った概念が記憶の中、甦る]
『……この世界からは“死”が喪われている。本当の死が無ければ本当の生も無い。貴方はそうは考えない?』
[いつか問われた言葉]
[いつか犯した罪]
[死の執行者]
── 現実世界<Mundane>/電波塔の外 ──
[銃口を向けられて、セシリアは静止する。
睫毛をばさりと動かし、瞬き。
セシリアはケネスの姿を上から下まで、淡々と観察した。
メガロポリス市民にしては、どこか薄汚れた──男だ。かと言って、セシリアが“奉仕”の時に見慣れている、下層のブルーワーカー等とは異なる。
教団の下層ゲートが下層の中でも最も貧しい地域──職業や技能を持たない者達の居住エリアに向かって開かれていたのは、電脳化、機械化がもっとも遅れた地域にこそ可能性がある、とMasterが常々口にしていた為だったが──。]
必要があれば。
何時でも、粛正を。
今は下層に粛正をもたらす方が、先であるべきかもしれませんけれど。
[下層域の話題を試すように出したのは、ケネスの外見が単なる下層民にしては違和感があった所為だ。]
貴方はみずからの死を望む者ですか?
それとも、メガロポリスを眠りをつかせた?
んもう、避けるのめんどくさい!
[そのスピードのまま一段強く地を蹴り、壁を伝って屋根へと飛び移る。コンクリートブロックの上を滑り、屋根から屋根へと飛び移っていく。多少の高さの違いは気にならなかった]
下より簡単かも。建物丈夫だし。
[ゴーグルを嵌めて、片方だけレンズを下ろし、視界を拡大する。柱前に。二人の姿が見えた]
ん、むさい方がおいちゃん。もう一人が、"死の乙女"? 白く、光ってない?
[銃口を固定したまま、娘の問いに口を開く]
まさか。俺が求めているのは【S級】への鍵だ。
粛正なんて望んじゃいない。
勿論、俺自身の死も。
―― 現実世界/電波塔前 ――
下層を先に、ね……。そんな事をしても、俺の目的には一致しないが。
EG7(Emulation Grade 7)のお嬢さん。
[対峙する間に電脳へ着信。対手は完全義体のAIだ、と識別結果が届いた。その情報に、男は小さく首を傾げる]
『ただしき死』を求めているのは、君の意志なのか?
── 現実世界<Mundane>/電波塔の外 ──
[髪が内側から発光するのは、主核となるPGMの稼働状況が外見にあらわれているのだろうか。──今は教団AIとしてのオーキッドパープルではなく、MasterのAIとしての色──coloerless 。
セシリアはケネスの言葉に、血潮の透ける真紅(ルビー)の瞳をおおきく見開いた。]
【S級】への鍵──
禁断の不可侵領域SSSを開くための鍵。
[セシリアの指がケネスに向かってのばされる。
攻撃の意志はなく──目の前の男が、セシリアに手紙を持った使者を寄越した者ではないのか、確認するように。]
では、貴方がAlchemist なのでしょうか?
もしそうであるならば、私はMasterの意志により──私は貴方に従う。貴方を第二のMasterとして。
私に意志はありますが、意志はありません──。
ただしき死をもたらすことは、教団AIとしての第一の私の基礎となるPGM。Masterの意志に従うことも、等価。第二の私を創る基礎PGM。
人格に基づく意志を最優先させる事が可能であれば、Masterが独りただ死んでいく事を知りながら、遠くで手をこまねいたまま、ただ待つ事が出来るでしょうか──
[伸ばされる“死の乙女”の指。
銃爪に掛かった男の指は動かない]
いや。
俺は"Alchemist"じゃない。
ただの"mortal"だ。
だが――不可侵領域への鍵は。
[一拍を置き、拳銃を下ろす]
[IR無線で呼び出し(コール)。金色の長い髪をした少女の姿が、タクシーの隣に現れる]
――彼女("Celia")の中にある。
[会話を理解していないような、きょとんとした表情。ただ無言のまま、少女は対峙する二人を見やった]
……『ただしき死』、か。
昔、俺にその概念を話した女が居た。
"back-up"によって歪められない、輪廻と変転を繰り返す生死のサイクルだ、と。
それを君がもたらすというのなら、聞いておきたい事がある。
── 現実世界<Mundane>/電波塔の外 ──
…私のMasterは、Alchemistの偉業を追う者。
嗚呼、貴方は、Alchemistでは無いのですね。
[何故かセシリアは安堵したように、瞳を閉じて息を吐く。
そして、狂気ではない淡い微笑を口元に浮かべた。
不可侵領域の鍵──その言葉に、再び瞳を開き──真紅をCeliaに向ける。]
[幾度も繰り返した自問。
【Inc.】に入りそして去る動機となった問いを、眼前の娘に向ける]
《――君にとって、死とは何だ?》
[肉声と信号で投げ掛ける。崩れ落ちた電波塔から、瓦礫の転がる音が*聞こえた*]
[真紅の眼差しを"Celia"は薄青の瞳で受け止める。穏やかな曲線を口元が描いた]
『――…………』
[ホロ映像の少女は無言のまま。微笑みを浮かべて、一度、*目ばたいた*]
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